アフラックの医療保険はどれも個性的な商品ばかりで、加入を検討している方々も多いでしょう。
その中でも「アフラックの健康応援医療保険」は、一定の条件に合致すれば、毎年保険料の一部が契約者へ返還されるユニークな仕組みの保険となっています。
この仕組みは、民間の医療保険へ入っても油断せずに、変わらず健康へ気を配る人にとって、お得な保険商品と言えるでしょう。
今回は、そんな「アフラックの健康応援医療保険」の仕組みと評判・注意点について解説をします。
- 「アフラックの健康応援医療保険」の特徴
- 「アクサダイレクトの終身医療」との比較
- 「アフラックの健康応援医療保険」の評判
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
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目次
アフラックの医療保険を紹介!
保険のドリル読者 商品選びの参考にしたいのですが、保険料が戻ってくる医療保険もあれば嬉しいのですね。
松葉 直隆
掛け捨て型の医療保険はやっぱり損?
医療保険やがん保険は、いわゆる【掛け捨て型】の商品が多いと言われています。
この掛け捨て型とは、払い込んだ保険料が保険満期や中途解約した場合に、1円も戻ってこない商品のことです。
医療に関する保険や定期保険(死亡保険)が、掛け捨て型商品の代表と言われています。
ただし、医療保険やがん保険が終身タイプである場合、保険料の払込方法を歳払済または年払済のような短期払で契約したなら、中途解約すれば解約返戻金が受け取れます。
一方、終身タイプに加入しても終身払を選んでしまうと、中途解約しても払い込んだ保険料は戻らないケースがほとんどです。
つまり、被保険者が医療保障を全く使わないまま亡くなってしまうことも十分あり得ます。
この様な場合、各生命保険会社では死亡給付金が受取人へ支払われるよう配慮している商品もあります。
とはいえ、被保険者本人にとっては全く保障の恩恵の無いまま契約終了となってしまいます。
個性豊かな医療保険が多い!?
アフラックの医療保険は、非常にユニークな商品が多いです。
「ちゃんと応える医療保険EVER」や「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は、日帰り入院から一律5日分の入院給付金が受け取れ、特約を契約後でも任意で追加できます。
また「ちゃんと応える医療保険介護EVER」は、50歳から加入でき、介護に関するまとまった一時金が受け取れる終身医療保険です。
その他「(病気になった人も入りやすい)ちゃんと応える医療保険EVER」は、告知内容が緩和され、過去に傷病歴のある方々や持病があって健康に自信のない方々でも加入しやすい終身医療保険です。
様々な医療保険が用意されているので、ご自分のニーズに合った医療保険が見つかることでしょう。
「健康応援医療保険」は風変わりな保険!?
そんな個性豊かなアフラックの医療保険の中で、とりわけ風変わりな商品も販売されています。
それが「アフラックの健康応援医療保険」です。
この「健康応援医療保険」は、被保険者の健康状態が所定の条件に毎年該当すれば、払い込んだ保険料の一部が戻ってくるという商品です。
つまり、健康管理に努め、実年齢よりも若々しい人にとってお得な医療保険です。
もちろん、保険継続中に病気やケガをして入院・治療をしても、実年齢より健康年齢が若いと判定されたら、問題なく保険料の一部が戻ってきます。
次章以降でこのユニークな「健康応援医療保険」の特徴とメリット・デメリットについて解説していきましょう。
「アフラックの健康応援医療保険」の特徴!
保険のドリル読者 そこで「アフラックの健康応援医療保険」の特徴を詳しく教えて下さい。
松葉 直隆
健康な人がお得な商品!
「アフラックの健康応援医療保険」は、オーソドックスな入院保障・手術保障が用意されている他、健康年齢が実年齢未満であるとき【健康還付金】がキャシュバックされる終身医療保険です。
健康還付金は1年につき1回、60歳まで受け取れます。
健康年齢はパソコンまたはスマートフォンでチェックでき、今年実年齢より高いと判定されても、また来年チャレンジできます。
健康診断結果(身長、体重、血圧および血糖値・肝機能に関する血液検査結果)を入力するだけで、簡単に健康還付金の請求のお手続きが可能です。
「アフラックの健康応援医療保険」の契約に関する内容は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満59歳
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込回数:月払
- 保険料払込経路:クレジットカード・口座振替
- 申込方法:ネット申込
「アフラックの健康応援医療保険」の保険内容を紹介!
「アフラックの健康応援医療保険」の保障内容は非常にシンプルです。
(1)入院給付金
入院給付日額10,000円が設定され入院支払限度日数は次の通りです。
- がん・心疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患・膵疾患(重大疾病)が原因の入院:1入院120日・通算1,095日保障上限
- 重大疾病以外の病気・ケガ:それぞれ1入院30日・通算1,095日が保障上限
(2)手術給付金
手術治療をしたら1回につき5万円が何回でも受け取れます。
一連の手術については14日間で1回が限度です。
(3)放射線治療給付金
施術の開始日から60日で1回を限度に、5万円が何回でも受け取り可能です。
(4)先進医療給付金
技術料が通算2,000万円まで給付されます。
健康年齢診断項目
アフラック独自の次の算定基準で、毎年、健康還付金を受け取れるかどうかがチェックできます。
所定の算定基準に該当するなら、入院給付金や手術給付金等を受け取っても健康還付金に影響はありません。
- 年齢
- 性別
- 身長
- 体重
- 血圧(収縮期血圧・拡張期血圧)
- 血糖値
- 肝機能(γ-GTP・GPT)
なお、健康年齢が実年齢より上と判定され、健康還付金を受け取れなくても、不健康と認定されたわけでは無いのでご安心ください。
来年また挑戦の機会があります。
健康応援医療保険のキャッシュバック例
こちらでは、契約日の満年齢ごとの月払保険料(総合先進医療給付金含む)と、健康還付金額(年1回)を見ていきましょう。
男性
契約日の満年齢 | 月払保険料 | 健康還付金額 |
20歳 | 1,889円(年間22,668円) | 1,600円 |
25歳 | 2,109円(年間25,308円) | 1,900円 |
30歳 | 2,379円(年間28,548円) | 2,300円 |
35歳 | 2,779円(年間33,348円) | 2,700円 |
40歳 | 3,309円(年間39,708円) | 3,400円 |
45歳 | 3,999円(年間47,988円) | 4,100円 |
50歳 | 4,849円(年間58,188円) | 4,400円 |
55歳 | 5,789円(年間69,468円) | 4,700円 |
59歳 | 6,689円(年間80,268円) | 5,200円 |
女性
契約日の満年齢 | 月払保険料 | 健康還付金額 |
20歳 | 1,979円(年間23,748円) | 900円 |
25歳 | 2,189円(年間26,268円) | 1,200円 |
30歳 | 2,369円(年間28,428円) | 1,500円 |
35歳 | 2,639円(年間31,668円) | 2,000円 |
40歳 | 2,969円(年間35,628円) | 2,300円 |
45歳 | 3,489円(年間41,868円) | 2,500円 |
50歳 | 4,169円(年間50,028円) | 2,900円 |
55歳 | 4,949円(年間59,388円) | 3,100円 |
59歳 | 5,729円(年間68,748円) | 3,300円 |
「アフラックの健康応援医療保険」を他社の商品と比較
保険のドリル読者
また、ネットで気軽に申し込めるのが良いですね。
しかし、似たようなネット専用医療保険として、アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身医療」がありますが、どの様な違いがあるのですか?
松葉 直隆
アクサダイレクト生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)
「アクサダイレクトの終身医療」とは?
「アクサダイレクトの終身医療」は、「アフラックの健康応援医療保険」と同様に、ネット専用保険として人気の終身医療保険です。
「アクサダイレクトの終身医療保険」は、入院給付金だけから契約できます。
保障内容がシンプルなので保険初心者にもわかりやすく、ネットで申し込むのでご自分の都合の良い時間帯に合わせ、手続きが進められます。
契約条件は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満69歳
- 保険料払込期間:(60歳満了)満20歳~満50歳、(65歳満了)満20歳~満55歳、(終身)満20歳~満69歳
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 入院給付金日額:(20歳~60歳)5,000円~15,000円、(61歳~69歳):5,000円~10,000円
「健康応援医療保険」と「アクサダイレクトの終身医療」を比較
こちらでは「アフラックの健康応援医療保険」と「アクサダイレクトの終身医療」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「健康応援医療保険」 | 「アクサダイレクトの終身医療」 |
入院給付金日額 | 10,000円 | 5,000円~15,000円 |
入院給付金保障上限 |
重大疾病:1入院120日 それ以外:1入院30日 通算:1,095日 |
1入院60日・通算1,095日 |
手術給付金 | 5万円 | 2.5万円~15万円 |
先進医療給付金 | 基本設定 | 特約付加 |
健康還付金 | あり | なし |
なお、30歳(男性)で契約し入院給付金日額1万円の場合、月払保険料は次の通りです(共に終身払)。
比較 | 「健康応援医療保険」 | 「アクサダイレクトの終身医療」 |
月払保険料 | 2,379円 | 2,560円 |
備考 |
・手術給付金:5万円 ・先進医療給付金:基本設定 |
・手術給付金:5万円または10万円 ・先進医療給付金:特約追加 |
「アフラックの健康応援医療保険」のメリット・デメリット
「アクサダイレクトの終身医療」と比較すれば、次のような「アフラックの健康応援医療保険」のメリット・デメリットがわかります。
メリット
「アフラックの健康応援医療保険」は、深刻な生活習慣病で入院した場合に1入院120日まで保障されるので、生活習慣病の長期入院へ備えるには最適な商品です。
また、保険初心者ではどんな保障を設定して良いか迷う場合もありますが、「アフラックの健康応援医療保険」では、基本設定で必要な保障が設定されているので安心です。
何より、健康に気を付け実年齢より若いと判定されれば、1年に1回、払い込んだ保険料が戻ってきます。
デメリット
「アフラックの健康応援医療保険」の場合、自由に付加できる特約が全くありません。
そのため、保障内容をカスタマイズすることはできないので注意が必要です。
また、所定の生活習慣病以外の病気やケガは1入院30日が保障限度なので、生活習慣病以外の長期入院を余儀なくされる場合は不利と言えます。
一方「アクサダイレクトの終身医療」では、1入院60日までが保障限度となります。
また、長期入院時一時金が特約で用意されています。
この特約を付加すれば一時金としてまとまったお金が受け取れ、長期入院へ備えることが可能です。
最近の医療の現状では短期入院の傾向が目立つようになりました。
とは言え「アフラックの健康応援医療保険」では、所定の生活習慣病以外の病気やケガの長期入院へ十分対応できない点を把握しておきましょう。
「アフラックの健康応援医療保険」の評判
保険のドリル読者 では「アフラックの健康応援医療保険」へ加入した方々が、どんな感想を持っているのかとても気になります。
松葉 直隆
「アフラックの健康応援医療保険」を評価する口コミ
「アフラックの健康応援医療保険」は、保障内容がシンプルでわかりやすい他、健康ならば保険料の一部も戻って来る点が評価されています。
一部を紹介します。
35歳男性(満足度100点/100点中)
自分の健康年齢が実年齢より低いと、保険料の一部が戻って来る点は最大のメリットですね。
これまでの医療保険ならば、病気やケガをした際の金銭的サポートが中心でした。
しかし「アフラックの健康応援医療保険」は、キャシュバックをインセンティブに、健康へ気を使うことにつながる点が良いですね。
専用のアプリから健康管理だけではなく、保険金の請求も可能なのは嬉しいです。
ネット専用保険なので気軽に色々な手続きができる点も魅力です。
もちろん、自分が不運な病気やケガを負った場合は、給付金請求を行って医療費を賄いたいです。
給付金請求をしてもキャシュバックの妨げにはならないので安心ですね。
25歳男性(満足度100点/100点中)
正直、私は保険初心者です。
内容盛りだくさんの医療保険を最初選ぼうとしましたが、保障内容がまるでチンプンカンプンで、とてもわかり難かったです。
でも「アフラックの健康応援医療保険」は、オーソドックな保障は基本設定されているので、まずはこの保険へ入ろうと決めました。
それに自分としては、さして心配な病気は無いので、健康管理へ気を付けそのご褒美にキャシュバックも受けられたら、ラッキーと思いました。
また、自分が中高年になって、生活習慣病が気になり出しても、1入院120日分が保障されるのでとても安心です。
40歳男性(満足度100点/100点中)
キャシュバックが受けられる珍しい商品と聞いて「アフラックの健康応援医療保険」へ加入しました。
民間の医療保険へ加入してしまうと途端に油断して、不健康になる人もいると聞いたので、自分の健康へのモチベーションを維持するためにも有用なサービスと考えました。
また、保障内容がシンプルで申込時に勘違いをしたまま手続きを完了することもなかったので、その点も評価できます。
キャシュバックは毎年チャンスが巡って来るので、確実に受け取れるよう健康管理へ気を付けたいです。
「アフラックの健康応援医療保険」を批判する口コミ
「アフラックの健康応援医療保険」への批判的な口コミは非常にわずかでした。
ほとんどの保険加入者が保障内容に納得し契約したものと解されますが、次のような指摘がありました。
39歳男性(満足度50点/100点中)
所定の健康状態に該当すれば、保険料の一部がキャシュバックされるのは嬉しい。
でも60歳までと制限付きですね。
保障もわかりやすいので安心しましたが、やはり契約者が任意で付加できる特約も2・3あるといっそうよかったです。
とはいえ、ネット専用保険なので代理店等での面倒な申込手続きもなく、パソコンやスマホさえあれば、自分のペースで好きな時間に手続きができるので便利です。
当分の間は「アフラックの健康応援医療保険」の契約を継続していきたいですね。
口コミを総括すると
「アフラックの健康応援医療保険」は、保障内容がシンプルで保険初心者でもわかりやすい点、健康ならば保険料の一部が戻って来る点、そしてネット専用保険なので手続きは手軽で便利と言う点が評価されています。
しかし、キャシュバック制度が60歳までに制約され、特約が用意されておらずカスタマイズできない点に不満もみられました。
一定の年齢になればご自分のニーズも変わる?
「アフラックの健康応援医療保険」は、どちらかと言えば保険の知識のあまりない方々でも無難にオーソドックスな保障が備えられ、取り立てて心配な病気の無い人向けの商品と言えます。
もちろん、保険料が掛け捨てだともったいないと感じる方々へもおすすめな商品でもあります。
しかし「アフラックの健康応援医療保険」へ申し込み、年月が経つうちに心配な病気が出てきたり、保障をより厚くしたいと感じたりするケースも出てくることでしょう。
定期に見直しを
「アフラックの健康応援医療保険」は、終身医療保険なので、一度契約すれば一生涯の医療サポートが受けられます。
ただし、キャシュバック制度が60歳までに制約されるので、この年齢を一つの区切りとしても良いでしょう。
例えば、高齢となれば介護リスクも次第に増していきます。
もしも、ご自分が要介護状態になるのが不安となってきたら「アフラックの健康応援医療保険」では対応ができないので、保険見直しをした方が良いでしょう。
アフラックでは、50歳から加入でき介護保障・医療保障をセットで備えられる「ちゃんと応える医療保険介護EVER」が販売されています。
当然、60歳になっても無理なく加入可能なので、ご自分のニーズの変化に合わせ見直しを行うのも良い方法です。
キャッシュバックについて解説!
保険のドリル読者 このようなサービスは他の医療保険であまり見受けられませんが、何故キャシュバック制度を導入する必要があったのでしょうか? 松葉 直隆
そもそも何故そんなサービスが?
「アフラックの健康応援医療保険」のキャシュバック制度は、もちろん『保険料が掛け捨てではもったいない』という利用者のニーズに応じて導入されました。
しかし、アフラック生命側でもキャシュバック制度を導入することにメリットがあったのです。
加入したのは良いけれど
掛け捨て型の医療保険やがん保険は前述したように、払い込んだ保険料は戻りません。
もちろん年払や半年払という形でまとめて払い込んだ場合、未経過分の保険料は戻されます。
とはいえ月払の場合、まず保険料が戻ることはありません。
そのため、契約者(被保険者)の中には『どうせ保険料は戻らないんだから、たとえ病気やケガをしても給付金を受け取れば良い』と、すっかり不摂生になってしまう人もいるのです。
このような油断をしては健康管理や、安全への注意も怠るようになり、重い病気やケガを負うリスクも高まります。
モラルハザートを何とか抑止したい
このように保険へ加入することで、余計に保険事故(給付金支払)のリスクが高まることを【モラルハザード】と呼びます。
このモラルハザードは、自分が病気を発症していると知りながら保険へ加入することも該当します。
持病や過去の病歴が無いと偽るような契約者は、保険会社のその後の調査で事実が発覚し、契約解除や給付金不支給の措置がとられます。
しかし、告知でも偽り無く加入した契約者に関して、明確な故意・過失が認められない限り、契約後、不摂生となる場合にまでこのような措置をとることは難しいのです。
モラルハザートと財源
アフラック生命のみならず各生命保険会社が、契約者(被保険者)のモラルハザードへ過敏になるのは、それなりの理由があります。
保険は❝相互扶助❞の精神
医療保険に限らず死亡保険やがん保険であっても、生命保険に加入する場合、保険料を契約者(被保険者)から集め、それを一つの財源として、給付金請求した契約者(被保険者)へお金を支払います。
このように、互いに助け合うシステムで成り立っているのが、医療保険をはじめとした生命保険なのです。
つまり、皆さんが払い込んだ保険料は、何もご自分のためだけに管理されるわけではないのです。
公平公正のために
告知を偽って契約した人はもちろん論外ですが、同じ財源で給付金を支払う以上、保険会社は公正・公平な態度で臨む必要があります。
『保険へ加入したことで油断し病気やケガで治療することになった人』と『保険へ加入後も健康管理や安全に配慮した生活を送る人』の双方を全く平等に扱うのはやはり妥当と言えません。
そのため、アフラック生命は健康管理や安全に配慮した生活を送る人に、インセンティブを与える機会も設けて、契約者(被保険者)ができるだけ健康を維持できるよう配慮する工夫をとったのです。
健康な人にご褒美を!
「アフラックの健康応援医療保険」は、キャシュバック制度を設けたことで、所定の条件で保険料の一部が返還されます。
契約者(被保険者)側は戻るお金がインセンティブとなり健康の維持や増進に努め、アフラック生命側は実年齢より若いと判定された方々に保険料の一部をキャシュバックしますが多額の給付金を支払うリスクが抑えられます。
このようなWin-Winの関係を築くことが、キャシュバック制度を設けた目的と言えるでしょう。
キャシュバック制度があることで、被保険者に病気やケガをすること自体が、【損】というイメージを持たせ、悪い習慣に陥らない予防効果が期待できます。
保険料が戻る医療保険について解説!
保険のドリル読者 それでは「アフラックの健康応援医療保険」のように、保険料が返還される仕組みを持つ商品は他にあるのでしょうか?
松葉 直隆
キャッシュバック型とリターン型
払い込んだ保険料が返還される仕組みを持つ商品は【貯蓄型(積立型)医療保険】と呼ばれています。
この貯蓄型(積立型)医療保険には次の2つがあります。
キャッシュバック型
毎年または一定の期間(数年おき等)で、所定の条件を満たせば保険料の一部が戻るタイプの商品です。
「アフラックの健康応援医療保険」は、こちらのタイプとなります。
保険料の戻る割合は少ないものの、頻繁にキャシュバックの機会があります。
リターン型
こちらは主に、一定の年齢時に払い込んだ保険料分が返還されるように契約する商品です。
一度に戻る保険料は大きく、払い込んだ保険料全額または利息分まで上乗せされて返還される商品もあります。
返還される保険料は【健康還付給付金】と呼ばれていることが多いです。
なお、貯蓄型(積立型)医療保険の中には、キャッシュバック型・リターン型を併用した商品もわずかに販売されています。
リターン型保険の注意点!
前述したリターン型は、保険料全額または利息分まで上乗せされ返還される商品もあり、お得と言えます。
しかし、次のような制約には注意しましょう。
給付金を受け取れば返還金額は減る
健康還付給付金として保険料が返還される期間までに、病気やケガをして給付金を受け取れば、その分だけ戻るお金から差し引かれます。
そのため、保険料全額の返還を望むなら、なるべく給付金請求をしないことが望まれます。
特約は健康還付給付金対象外
健康還付給付金として保険料が返還されるのは、主契約分の保険料のみとなり特約分は戻ってきません。
『特約を付加すればそれだけ多くのお金が戻る』と考え、いろいろオプションを付けても対象外となるので気を付けましょう。
結局は戻ったお金を再び払い込む?
リターン型の貯蓄型(積立型)医療保険は、そのほとんどが短期払を選べず、終身払のみで契約しなければならない商品となります。
そのため、せっかく健康還付給付金を受け取っても、保障をこのまま継続したいならば保険料は払い込み続ける必要があります。
その場合は戻ったお金を、また保険料として払い込むことになるでしょう。
病気やケガをしたら無理せず給付金請求を!
「アフラックの健康応援医療保険」の場合は、たとえ給付金請求をしても、健康年齢が実年齢より若いと判定されれば、問題なく保険料の一部がキャシュバックされます。
しかし、リターン型は給付金支払の度に差し引かれ、ある程度請求・受取を繰り返せば、返還される保険料は0円となります。
そのため、日ごろから病気をしないよう健康管理に気を付け、安全な行動へ配慮しケガのリスクも軽減する必要があります。
とはいえ、病気やケガは時と場所を選びません。
もしも、病気やケガで入院・治療する必要が出てきたら、躊躇せずに給付金請求を行いましょう。
もちろん、公的医療保険と自分の負担だけで医療費が間に合うなら、給付金請求は不要ですが、多額の医療費が発生したなら、無理な自己負担は家計を圧迫することにつながります。
この場合には、民間の医療保険の十分な金銭的サポートを受けるべきでしょう。
まとめ
最後に現在、日本をはじめ世界中で猛威を振るう新型感染症に対するアフラックの対応について解説します。
新型感染症の現状
2020年に大流行となった新型感染症による死者は全世界で100万人を突破しました。
その内、アメリカの死者数は既に20万人を突破、歯止めがかからない事態となっています。
日本においても、特に東京で毎日100人~200人規模の新規感染者を出し、予断を許さない事態となっています。
この状況下で、既にアフラックの医療保険へ加入中の方々、申し込みを検討している方々が心配なのは、新型感染症へ感染した場合には医療保障が受けられるかどうかということでしょう。
健康応援医療保険でも保障対象
アフラックでは、入院の他やむなく医師の指示で在宅療養を行っている場合には【入院給付金】の対象となります。
そして、入院に伴い通院保障期間内の通院は【通院給付金】の対象となります。
「アフラックの健康応援医療保険」ならば入院給付金が保障対象です。
もちろん、給付金の請求の際は医師の診断書があれば理想的です。
しかし、手元に入院の領収証が無いケースでも、個別に事情を伺い、柔軟に対応することを公表しています。
不運にも感染が確認されたら、まずはアフラック・コールセンターへ問い合わせ、その指示に従いましょう。