FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」の特徴と評判を解説!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

FWD富士生命では「新がんベスト・ゴールドα」と言う、がん保険が販売されています。

このがん保険は非常にユニークな内容で、基本保障は【入院給付金】ではなく【がん診断給付金】が設定されているのみです。

しかし「新がんベスト・ゴールドα」の【がん診断給付金】は、最高300万円まで一時金で受け取れる事が利用者に人気となっています。

そこで、今回は「新がんベスト・ゴールドα」の特徴や競合商品との比較だけではなく、メリット・デメリットや評判までを解説します。

この記事の要点
  • FWD富士生命のユニークながん保険の内容を紹介
  • 「新がんベスト・ゴールドα」の他社商品との比較とメリット・デメリット
  • 「新がんベスト・ゴールドα」の口コミを基にした評判を紹介
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

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FWD富士生命のがん保険はユニークな内容?

保険のドリル読者

わたしは【がん】の発症に備えて、がん保険への加入を検討しています。

そこで、FWD富士生命のがん保険がユニークな保障内容と聞いたので、特徴などを教えて欲しいです。

こちらでは新がんベスト・ゴールドα」の特徴と、がん診断給付金の有用性を解説します。

松葉 直隆

がん保険は各保険会社の主力商品!

がん保険は、がん入院および治療サポートへ特化した保険商品です。

「悪性新生物(悪性がん)」の死亡率は、日本人の死因の常にワースト1位(全体の27.4%)を占め、その深刻さが周知されています。

(出典:厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」)

そのため、がん保険は需要が高く、各生命保険会社の主力商品となっています。

ここ数年の、がん保険・がん特約への加入率は次の様に推移しています。

(出典:公益財団法人生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」」)

加入率の推移 全体 男性 女性
2010年 33.1% 33.2% 33.0%
2013年 37.3% 40.2% 35.0%
2016年 37.8% 38.7% 37.1%
2019年 42.6% 43.2% 42.2%

2019年で男女とも、がん保険・がん特約への加入率は4割を超え、その関心の高さがうかがえます。

また、保険会社ごとに保障内容が工夫され、他社との差別化を図っており、かなりユニークな仕組みの商品も販売されています。

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「新がんベスト・ゴールドα」の特徴は?

FWD富士生命の扱う「新がんベスト・ゴールドα」は、ユニークな仕組みの商品の一つであり、基本設定が【悪性新生物診断給付金】のみとなっています。

【手術保障】【がん先進医療保障】等は、特約として付加するかどうか任意に契約者が決めます。

ただし、【悪性新生物診断給付金】で最高300万円のまとまった一時金を、回数無制限で受け取れます(2年に1回を限度)ので、この診断給付金さえあれば、入院・通院・手術費用に困ることはまずないでしょう。

また「新がんベスト・ゴールドα」は、【終身がん保険】のため、中途解約するか被保険者が亡くなるまで、金銭的サポートを受け続けられます。

この多額の診断給付金が一生涯受け取れるのは、契約者側にとって安心できる仕組みと言えます。

がん診断給付金はそんなに大切?

がん診断給付金とは、ご自分が医師から【がんと診断確定された時】に受け取れる一時金です。

大概のがん保険には主契約または特約として用意されています。

概ね、がん診断給付金が初回に給付される条件としては、『責任開始期以後、初めて医師からがんと診断確定されること』があげられます。

つまり、前提条件として被保険者の入院・手術をしなくても、まとまった一時金が受け取れ、治療のかなり早い段階で保険会社に給付金請求が可能です。

そのため、まとまったお金を比較的早期に受け取ることができ、入院費・治療費等を受ける際の金銭的な不安も解消されます。

なお、がん診断給付金を2回目以降にも受け取れるとすれば、前回の支払事由該当日から一定年数(1年または2年が多い)経過後、責任開始期以後の保険期間中に診断確定されたがん治療を直接の目的とした入院(入院を継続中または通院時も含む商品もある)が該当します。

「新がんベスト・ゴールドα」の保険内容

保険のドリル読者

「新がんベスト・ゴールドα」は、非常にユニークな保障のがん保険ですね。

そこで、「新がんベスト・ゴールドα」の保障内容をより詳しく知りたいです。

こちらでは「新がんベスト・ゴールドα」の基本設定と特約の内容、そして保険料例についても解説します。

松葉 直隆

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「新がんベスト・ゴールドα」の基本設定

「新がんベスト・ゴールドα」の契約内容と基本保障を取り上げます。

「新がんベスト・ゴールドα」の契約内容

終身がん保険として一生涯のがん治療サポートが受けられます。

  • 契約年齢:0歳~80歳
  • 保険料払込期間:60歳満了、65歳満了、終身
  • 保険料払込回数:月払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 診断給付金:10万円~300万円

「新がんベスト・ゴールドα」の基本保障

基本保障は【悪性新生物診断給付金】が設定されているのみです。

【悪性新生物診断給付金】

医師から悪性新生物(悪性のがん)と診断確定された場合、10万円~300万円まで10万円単位で設定可能の一時金です。

この診断給付金は2年に1回を限度として何回でも受け取れます

給付条件は次の通りです。

  • 【初回】責任開始期以後、初めて医師から悪性新生物(悪性のがん)と診断確定された
  • 【2回目以降】前回の支払事由該当日から2年経過後、責任開始期以後の保険期間中、診断確定されたがん治療を直接の目的とした入院(入院継続中含む)または通院している場合

通院治療の場合も診断給付金の受け取り条件に該当するので、長期の通院治療の交通費や治療費の負担も十分に賄えます。

「新がんベスト・ゴールドα」の特約

契約者が必要と感じた場合、任意で主契約に付加する特約は次の通りです。

上皮内新生物診断給付金特約

上皮内新生物(初期のがん)と診断確定された場合に備え、10万円~100万円まで10万円単位で設定できます。

この診断給付金は年に1回を限度として何回でも受け取れます

がん治療給付金特約

次の2つの治療を受けた場合に給付金が受け取れます。

  • 抗がん剤治療給付金:がん(上皮内新生物・悪性新生物)により、保険診療の対象となる所定の抗がん剤治療・ホルモン剤治療(再発予防を目的の投与・処方を含む)のため、入院または通院をしたとき毎月1回受け取れます(回数無制限)。保障金額は5万円~30万円まで5万円単位で設定できます。
  • がん放射線治療給付金:がん(上皮内新生物・悪性新生物)により、保険診療の対象となる所定の放射線治療を受けたとき毎月1回受け取れます(回数無制限)。保障金額は5万円~30万円まで5万円単位で設定できます。

悪性新生物診断給付金割増給付特則

悪性新生物診断給付金(主契約)の2回目以降の受取時、更に上乗せして給付金を受け取れる特約です。

2年に1回を限度として何回でも受け取れますが、悪性新生物診断給付金額が200万円を超える場合は付加できません

悪性新生物初回診断一時金特約

悪性新生物診断給付金(主契約)の初回の受取時、更に上乗せして給付金を受け取れる特約です。

1回が給付限度です。

保障金額は50万円~290万円まで10万円単位で設定できます。

がん先進医療特約

給付金と一時金を付加できます。

  • がん先進医療給付金:診断確定されたがん(上皮内新生物・悪性新生物)の治療を直接の目的とした場合、通算2,000万円が受け取れます。
  • がん先進医療一時金:がん先進医療給付金の10%相当額が一時金として受け取れます。

がん疼痛ケア給付金特約

がんによる苦痛を軽減させる、がん(上皮内新生物・悪性新生物)性疼痛緩和を目的とした入院または通院に備え、5万円~30万円まで5万円単位で設定できます。

通算12回(毎月1回)に限定されています。

女性がんケア特約

女性のがんに関する2つの給付金が受け取れます。

  • 女性がん手術給付金:女性特有のがん(上皮内新生物・悪性新生物)の治療に備え、10万円~30万円まで10万円単位で設定できます。
  • 乳房再建術給付金:乳房再建術を受けたとき片側1乳房につき1回で、10万円~30万円まで(10万円単位で設定可)受け取れます。

がん手術特約

診断確定されたがん(上皮内新生物・悪性新生物)の治療を直接の目的として、所定の手術を受けた時に備え、10万円~30万円まで10万円単位で設定できます(回数無制限)。

特約を付加すれば悪性新生物のみならず、上皮内新生物も保障範囲となるので、初期段階のがん治療でも効果的なサポートが期待できます。

「新がんベスト・ゴールドα」の保険料例

こちらでは事例を挙げて「新がんベスト・ゴールドα」の保険料例について説明します。

(例)保障内容

  • 主契約:悪性新生物診断給付金(300万円)
  • 特約その1:上皮内新生物診断給付金特約(100万円)
  • 特約その2:がん先進医療特約

男性

契約年齢/保障 悪性新生物診断給付金 上皮内新生物診断給付金特約 がん先進医療特約 合計
20歳 2,509円 141円 101円 2751円
30歳 3,756円 201円 106円 4,063円
40歳 5,823円 298円 132円 6,253円
50歳 9,210円 455円 140円 9,805円

女性

契約年齢/保障 悪性新生物診断給付金 上皮内新生物診断給付金特約 がん先進医療特約 合計
20歳 2,457円 251円 101円 2,809円
30歳 3,549円 300円 126円 3,975円
40歳 4,723円 313円 130円 5,166円
50歳 6,032円 320円 134円 6,486円

主契約は悪性新生物のみしか保障されないので、上皮内新生物に関する特約はもちろん、保険料負担の安いがん先進医療特約も付加しておいた方が無難です。

「新がんベスト・ゴールドα」と他社商品を比較

保険のドリル読者

チューリッヒ生命もFWD富士生命に負けず劣らず、個性的ながん保険を販売しているようですね。

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」と「新がんベスト・ゴールドα」の違いを知りたいです。

こちらでは、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」の特徴「新がんベスト・ゴールドα」との比較もしてみましょう。

松葉 直隆

チューリッヒ生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、FWD富士生命の「新がんベスト・ゴールドα」と異なり、放射線、抗がん剤治療サポートがメインの終身がん保険です。

抗がん剤・ホルモン剤の治療の場合は、公的医療保険では保障対象外となる自由診療の処方・投与でも給付金が受け取れます。

基本保障は次の通りです。

放射線治療給付金

がん(上皮内新生物)で放射線治療を受けた月毎に給付され、1回10万円~60万円(基準給付月額)まで設定可能です。

抗がん剤・ホルモン剤治療給付金

がん(上皮内新生物)で抗がん剤・ホルモン剤の処方・投与を受けた月毎に給付され、1回10万円~60万円(基準給付月額)まで設定可能です。

自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金

がん(上皮内新生物)で自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤の処方・投与を受けた月毎に給付金が受け取れ、【基準給付月額×2倍】で設定可能です。

こちらの給付金の場合は、更に通算12ヶ月が限度とされます。

「終身ガン治療保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:満6歳~満80歳(インターネット申込:満20~満80歳)
  • 保険料払込期間:10年・55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済・75歳払済・80歳払済、終身払
  • 保険料払込方法(回数):月払・年払
  • 保険料払込方法(経路):口座振替・クレジットカード

「終身ガン治療保険プレミアムDX」との比較

こちらでは新がんベスト・ゴールドα」と「終身ガン治療保険プレミアムDX」の特徴を比較してみましょう。

比較 「ベスト・ゴールドα」 「終身ガン治療保険プレミアムDX」
主契約 悪性新生物診断給付金

・放射線治療給付金

・抗がん剤・ホルモン剤治療給付金

・自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金

保障条件 悪性新生物と診断 悪性新生物はもちろん上皮内新生物に該当し、公的医療保険・所定の自由診療に該当した場合
保障金額 1回最高300万円 1回最高60万円
給付期間 2年に1回を限度に回数無制限

治療を受けた月ごとに通算して2,000万円限度

※自由診療の場合は2,000万円限度に加え、通算12ヶ月限度

「新がんベスト・ゴールドα」では、前述した【がん治療給付金特約】で放射線治療・抗がん剤治療がサポートされます。

しかし自由診療は保障外となります。

とはいえ「新がんベスト・ゴールドα」の【悪性新生物診断給付金】は使途は自由なので、自由診療費に活用しても問題ありません

どんな目的でがん保険を選ぶ?

がんの治療技術は近年、非常に進歩しており続々と革新的な治療法が登場しています。

外科手術のようにがんの病巣を取り除く治療ではなく、目まぐるしい進歩を遂げた、放射線治療・抗がん剤・ホルモン剤治療サポートを重視したいなら、自由診療も保障範囲の「終身ガン治療保険プレミアムDX」を選んだ方が良いでしょう。

一方、治療法は問わず、入院・通院に幅広く金銭的サポートを活用したいなら、一度にまとまったお金の受け取れる「新がんベスト・ゴールドα」を選ぶ方がお得です。

ご自分が、どんな形でのサポートを期待するかで選ぶ商品も異なってきます。

「新がんベスト・ゴールドα」のメリットとデメリット

保険のドリル読者

「新がんベスト・ゴールドα」は、個性的な仕組みなので良くメリット・デメリットをチェックしたいものです。

そこで、申込前に把握しておくべき点があれば是非教えて下さい。

こちらでは新がんベスト・ゴールドα」のメリット・デメリットについて解説します。

松葉 直隆

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がん治療の初期段階で手厚い保障!

がんに限らず病気やケガで支払われる給付金は、入院や手術のたび保険会社側へ請求することになります。

もちろん、請求の際は保険会社に問い合わせ給付金請求書を受け取り、請求書へ必要事項を記載、医師の診断書等も添付して送り返す必要があります。

【入院給付金】や【手術給付金】など、請求する給付金の種類が多ければ、それだけ手続きに手間が掛かってしまいます

しかし「新がんベスト・ゴールドα」の主契約である【悪性新生物診断給付金】では、給付条件に該当したなら多額の一時金を1回の請求だけで受け取ることができます

請求手続き回数を抑えられる分、被保険者本人はがん治療に専念でき、家族は看護に注力できます。

この【悪性新生物診断給付金】は多額のお金を受け取り、入院・治療費に困らないだけでなく、煩わしい手続きの手間も省ける点が大きなメリットです。

診断給付金だけで十分か?

がん保険の「新がんベスト・ゴールドα」では、最高300万円という高額な診断給付金(一時金)が基本設定できます。

更に2年経過する度、がんで入院または通院しているなら何回でも保険会社へ請求できます

この基本保障(診断給付金300万円)だけを設定しているなら、毎年150万円分が賄える計算です。

一見、十分な保障金額と思われることでしょう。

ただし、一度退院しても再入院、通院治療等を色々含めれば、必ずしも2年間で300万円の範囲内に費用が収まるとは限りません

がんは再入院や長期の通院が必要となケースが多い厄介な病気です。

一時金として多額のお金が受け取れて安心できるものの、長期の治療等も考慮して手術・治療に関する特約を付加しておいた方が無難です。

特約も十分検討を!!

主契約である悪性新生物診断給付金】は上皮内新生物が保障範囲外なので、初期のがん治療のサポートも受けたいなら【上皮内新生物診断給付金特約】を付加しましょう。

また、手術の場合もしっかり給付金を受け取りたいなら【がん手術特約】の付加が有効です。

申込希望者の中には、『特約全部を付加した方がハズレはない』と思われる人はいるかもしれません。

しかし、今度は特約を含めた保険料負担が重くのしかかることになるでしょう。

重い保険料で保険が継続できなくなるのでは、保険へ加入した意味がありません。

ご自分にとって【がん治療を行う際どんな保障が無いと不安になるか】良く検討して選択する必要があります。

「新がんベスト・ゴールドα」の口コミによる評判

保険のドリル読者

「新がんベスト・ゴールドα」は、ユニークながん保険ですが、気を付けるべき点もありますね。

それでは「新がんベスト・ゴールドα」へ加入した方々は、どんな感想を持っているのか知りたいです。

こちらでは「新がんベスト・ゴールドα」の、口コミを基にした評判を紹介していきましょう。

松葉 直隆

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評価する口コミの紹介!

「新がんベスト・ゴールドα」を評価する口コミは、やはり診断給付金が充実している点へ集中しています。

口コミの一部を紹介しましょう!

42歳男性(満足度100点/100点中)

がん診断給付金が最高300万円と高額に設定できるので、「新がんベスト・ゴールドα」へ加入しました。

もちろん、がんと診断されないことが理想と言えます。

しかし、万が一のことを考えたら、この一時金保障はとても安心できます。

入院中や通院でも再び診断給付金がもらえるというのは魅力ですね。

我が子のことを考えると、まだまだ貯蓄しないといけません。

「新がんベスト・ゴールドα」のように、一時金が高いと多額の出費も抑える事が出来ますね

50歳男性(満足度100点/100点中)

万一にと思って「新がんベスト・ゴールドα」へ加入しました。

残念ながら加入後しばらく経って肺がんと診断されてしまい、一時金を請求したものの、正直、途方に暮れておりました。

ですが、家内から素早く一時金である300万円が口座に振り込まれていたと聞き、医療費に関しての不安は無くなりました

早期発見が幸いし治療は順調に進んでいます。

現在は通院へ移行し、通院治療には受け取ったこの一時金で賄っています。

批判する口コミも紹介!

「新がんベスト・ゴールドα」を批判する口コミは、意外にも保障内容ではなく保険会社側の対応に不満が出ています。

口コミの一部を紹介しましょう!

46代男性(満足度0点/100点中)

一時金が充実していたので、他社から乗り換えて「新がんベスト・ゴールドα」に加入しました。

加入して2年後に悪性がんで入院治療をする事になり、当然診断給付金ですので、早めに支払われるだろうと思っていました。

でも、請求してから数ヶ月経っても審査中と言われました

これでは、診断給付金の利点がまったく生かされません

ガッカリです。

52代男性(満足度0点/100点中)

「新がんベスト・ゴールドα」に加入して2年くらいで【がん】のため入院した。

しかし、申請してから半年過ぎても未だに給付金が払われていない

どうやら不正が無いか調査をしているようだ。

定期健康診断はいつ受けたかと聞かれ、仕事が忙しくて何年も受けてないと話したら、勤務先に確認すると言っていた。

しかし、やはり一時金は支払われず放置されている気がする

口コミを総括すると

「新がんベスト・ゴールドα」は、診断給付金が充実し、一度受け取ったら治療に専念できる十分な余裕ができる点を高評価されています。

しかし、診断給付金の請求でトラブルになっているケースも目立ちます。

たいがい加入後2年程度で請求をした方々が、保険会社とトラブルとなっているようです。

とはいえ、前述したように素早く一時金である300万円が口座へ振り込まれた人もおり、保険会社側が単に給付金の支払いを渋って審査を遅延させているようには思えません。

加入者が申し込みの際に行った告知内容へ何らかの疑義が生じ、調査が慎重になっていることも考えられます。

診断給付金等は、全ての加入者の払い込んだ保険料を財源に支払われます。

健康に気を使い、がんにならないよう心掛けている加入者からみて、不公平とならないよう配慮していると思われます。

診断給付金等がなかなか受け取れず、焦る気持ちはわかりますが、まずはがん治療で回復に努めるのが最優先です。

もしも、診断給付金等が支払われない場合は、保険契約者・保険会社との紛争を解決する機関である【生命保険協会】生命保険相談所に苦情・相談を申し出てみましょう。

相談者の疑問や悩みを整理し、解決に向けたアドバイスが期待できます。

がん保険を選ぶ際の注意点は?

保険のドリル読者

がんは誰でも発症するリスクのある生活習慣病ですね。

やはり、がん保険には加入した方がもしもの場合も冷静に対応できそうです。

がん保険を選ぶ際に何か気を付けるべき点はあるのでしょうか?

こちらでは、がん保険の免責期間口コミ等の注意点について解説します。

松葉 直隆

保険の相談は「ほけんのぜんぶ」で(無料)

がん特約で足りる?

医療保険は病気やケガの幅広い入院・治療を保障する保険商品ですので、がんに関する治療サポートも用意されています。

医療保険の中には、がんをはじめとした深刻な病気になった場合(例:三大疾病・七大疾病等)、入院給付金支払限度日数の無制限となる特約(特則)が用意されている商品もあります。

また、がんを発症した場合の一時金まで付加できる特約も用意されている商品があります。

ただし「新がんベスト・ゴールドα」ほどの高額な診断給付金は設定できず(例:100万円または多くても200万円程度)、受け取れる回数も1回のみや5回程度と制限のある場合が多いです。

やはり、十分にがん治療のサポートを受けたいならば、個別のがん保険へ加入することが大切です。

がん保険の免責期間とは?

ほぼすべてのがん保険商品には、加入してから約90日間の【免責期間】という独特の免責条項が存在します。

つまり、保険契約が有効に成立しても【加入後、約90日間は保障が適用されない】ということになります。

そのため、平穏に期間が経過しようやく91日目で保障内容の効力が発生することになります。

なぜ免責期間が設定されている?

そもそもがんは自覚症状の無いケースが多く、契約者(被保険者)本人が気づいていない場合もあります。

『がんが発覚した頃には、がんの進行が深刻な事態にまで悪化していた』という場合も数多くあります。

そのため、保険会社としては契約後いきなり保障を適用せず、契約者(被保険者)が、がんに罹患していないかどうかしばらく様子をみたいので、この免責期間を設けているのです。

契約者(被保険者)間の公平性のため

免責期間は、保険へ加入した方々全体の【公平性】を維持するために必要な措置とも言えます。

前述したように、がん保険は多数の契約者が、保険料を出し合い給付金の財源を維持しています。

もしも、がん保険に入ってすぐがんを発症、その保障が適用されてしまうと健康の維持に努め、がんを発症しないように努力している人からみれば、やはり不公平と言えます。

免責期間には、この様な不公平を防止する意味もあるのです。

免責期間が設けられていないがん保険もある

免責期間が設けられず保険契約の成立により、すぐに保障の有効となるがん保険もわずかですが販売されています

免責期間がない商品ならば、大きな制約を受けずに給付金を受けることができそうです。

しかし、がん保険の大きな特長である【がん診断給付金】が特約でも付加できず、がんを発症した時に十分な保障を期待できるか不安が残るかもしれません。

口コミは信用し過ぎない!

口コミとは保険利用者・申込希望者が、インターネットの掲示板へ投稿した感想の数々を言います。

実際の利用者の本音がわかるので、保険選びの参考にするツールの一つとも言えます。

口コミは個人・業者が運用する掲示板の他、保険会社でも掲示板を設け、自社の製品の改良や、保険担当者の対応改善の参考としている場合もあります。

ただし、口コミ投稿者の中に冷静な保険商品の感想ではなく、感情論のような口コミを投稿している人もいます

何らかの事情で保険会社とトラブルが生じ、その苛立ちを掲示板に勢いで書き殴る投稿者も見受けられます。

このような口コミは、真偽不明なケースも目立ちます。

そのため、過剰に口コミを信用してしまうと、口コミで不満を示している投稿が気になり、保険選びが全く進まない事態になってしまうかもしれません。

あくまで口コミは、保険選びの参考の一つ手段として位置付けておいた方が無難です。

まとめ

FWD富士生命が販売する「新がんベスト・ゴールドα」は、手厚い診断給付金が最大の特徴です。

しかし、ご自分のニーズ(入院保障・通院保障は無制限に受けたい等)と照らし合わせ、新がんベスト・ゴールドα」の保障内容で十分対応できるかどうか良く考慮してみることが必要です。

診断給付金最高300万円は、たしかに大きなインパクトがあります。

とはいえ、まず冷静にご自分が安心できるような保障内容かをチェックしましょう。