アフラック生命では、個性豊かな医療保険が揃っており、ご自分のニーズに合わせた商品選びが出来ることでしょう。
今回は、アフラック生命の主力となっている医療保険「ちゃんと応える医療保険EVER」・「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の特徴を解説します。
また、この記事では、「ちゃんと応える医療保険EVER」「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」を、他社の医療保険と比較もしますので、メリット・デメリットだけではなく、気を付けるべき点が良くおわかりとなるでしょう。
- アフラック生命の医療保険の特徴
- アフラックの医療保険と他社の商品を比較
- 保険選びの際の注意点を解説
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
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目次
アフラック生命の医療保険の特徴
保険のドリル読者 そんな、アフラック生命の医療保険の特徴を知りたいです。
松葉 直隆
アフラック生命の医療保険の特徴
アフラック生命の医療保険は短期入院サポートが充実していて、基本設定では短期入院から一律5日分の入院給付金が受け取れます。
任意で三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に関する保障、就労不能サポートや介護に関する一時金等、様々なサポートが付加できる商品です。
また、女性専用の医療保険も用意されており、異常分娩や女性特定疾病の治療サポートを手厚く設定することができます。
このように、単純に病気やケガのサポートをするのではなく、【バリバリ働く家庭の大黒柱が障害等で働けなくなるリスク】・【中高年以降の生活習慣病リスク・【老後の介護リスク】にも対応できます。
とはいえ、様々な保障を付加するだけ付加すれば、それだけ保険料も高額となってしまいます。
そのため、アフラック生命ではオプション(特約)に関して、ユニークな仕組みを採用しています。
こちらについては次項で解説します。
特約が追加できる?
アフラック生命の販売する医療保険はいずれも終身タイプです。
つまり、一度契約したらご自分が中途解約するまで、一生涯の医療保障が約束されます。
もちろん、契約が成立したら以後、原則として保険料は上がることはないので、とりわけ若い内に保険加入すれば、保険料は安く抑えられお得です。
ただし、契約時にあれもこれもと特約を付加していけば、保険料負担はかなり重くなる場合もあります。
そこで、アフラック生命では契約者のライフステージの変化に応じて、必要となるであろうオプション(特約)を、契約後でも追加できる仕組みを整えています。
例えば、20代・30代の頃は給与が高くないものの、取り立てて心配な病気もないならば基本保障のみで契約し、その後、40代後半となって生活習慣病リスクが気になり始めた時、【三大疾病一時金特約】等を追加することができます。
ただし、追加した特約分の保険料は、追加時の契約年齢で算定されます。
主契約時の年齢を基準に保険料が算定されるわけではないので気を付けましょう。
販売されている医療保険の概要
こちらでは、アフラック生命の取り扱う医療保険4商品の概要を説明します。
「ちゃんと応える医療保険EVER」
病気やケガの短期入院サポートが充実し、日帰り入院から一律5日分が受け取れる終身医療保険です。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」
女性専用の保険で短期入院サポートの他、異常分娩や女性特定疾病で入院した場合の上乗せ保障等が充実している終身医療保険です。
「ちゃんと応える医療保険介護EVER」
50歳から加入でき、介護に関するまとまった一時金が受け取れる終身医療保険です。
「(病気になった人も入りやすい)ちゃんと応える医療保険EVER」
告知内容が緩和され、過去に傷病歴のある方々、持病があって健康に自信のない方々でも加入しやすい終身医療保険です。
「アフラックの健康応援医療保険」
被保険者が契約後も健康なら、払い込んだ保険料の一部がキャッシュバックされる商品です。
次章以降では、この医療保険5商品の内、主力商品である「ちゃんと応える医療保険EVER」「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の保険内容を解説し、他社の医療保険とも特徴を比較していきます。
短期入院に手厚い「ちゃんと応える医療保険EVER」
保険のドリル読者
そこで「ちゃんと応える医療保険EVER」の特徴について教えて欲しいです。
松葉 直隆
「ちゃんと応える医療保険EVER」の特徴を紹介!
アフラック生命の「ちゃんと応える医療保険EVER」は、日帰り入院から一律5日分の入院保障が受けられる商品です。
また、契約後も必要に応じて特約が追加できる便利な仕組みとなっています。
そのため、わざわざ加入した保険を解約し、新たな自分のニーズに合う保険商品を探す手間も省けます。
ご自分が年齢を重ねたり、ライフステージの変化(結婚、転職や退職等)があったりした場合に、必要性を感じた特約を自在にカスタマイズできます。
「ちゃんと応える医療保険EVER」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:0歳~満85歳
- 保険料払込期間:定額タイプ(終身払)、60歳半額タイプ(終身払)、60歳・65歳払済タイプ、2年払済・5年払済・10年払済タイプ
- 保険料払込回数:月払、半年払、年払
- 保険料決済方法:口座振替
「ちゃんと応える医療保険EVER」の保険内容の紹介!
こちらでは「ちゃんと応える医療保険EVER」の保障内容と保険料例について説明します。
保障内容
通院ありプラン・なしプランが選べる基本保障となっています。
(1)疾病・災害入院給付金(基本設定)
日額コースは5,000円コース・10,000円コースが選択できます。
日帰り入院~入院5日未満で入院した場合、一律5日分の入院給付金が受け取れます。
1入院60日(または120日)・通算1,095日が保障上限です。
【入院一時金】
疾病・災害入院給付金が受け取れるとき、一時金が回数無制限で受け取れる特約を任意で付加できます。
(2)手術給付金(基本設定)
手術を受けたら回数無制限で、次のコース別に1回分の給付金額が決定されています。
手術・治療 | 5,000円コース | 10,000円コース |
重大 | 20万円 | 40万円 |
入院・放射線治療 | 5万円 | 10万円 |
外来 | 2.5万円 | 5万円 |
(3)疾病・災害通院給付金(通院ありプランのみ基本設定)
入院前(60日)または退院後(120日)の間、最高30日まで通院保障が受け取れます。
通院日額は入院給付金日額と同額です。
三大疾病に手厚く備えたいなら
がん・急性心筋梗塞・脳卒中が不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 三大疾病一時金特約:がんと診断確定または入院した場合、急性心筋梗塞・脳卒中で20日以上入院または手術を受けたとき一時金が受け取れる。
- 三大疾病無制限型長期入院特約:病気・ケガの入院は365日、三大疾病による入院なら日数無制限で保障される。
- 三大疾病保険料払込免除特約:三大疾病で所定の状態となった時、以後の保険料が免除される。
働けなくなるリスクへ備えたいなら
就労不能状態となるのが不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 就労所得保障一時金特約:30万円~200万円(10万円単位)まで設定可能。所定の就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
- 精神疾患保障一時金特約:30万円~200万円(10万円単位)まで設定可能。所定の精神疾患で就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
介護リスクへ備えたいなら
要介護状態となるのが不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 介護一時金特約:30万円~500万円(10万円単位)まで設定可能。公的介護保険制度にもとづく要介護2以上の状態等が給付条件。
- 認知症介護一時金特約:30万円~500万円(10万円単位)まで設定可能。所定の精神疾患で就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
その他
任意で【通院治療支援特約】・【先進医療特約】等が付加できます。
保険料例
事例をあげて保障内容と掛かる保険料についてみてみましょう。
(例)
- 入院給付金日額:5,000円
- 手術給付金:重大手術20万円・入院手術5万円・外来手術2.5万円
- 三大疾病保険料払込免除特約:付加
- 総合先進医療特約:付加
- 保険料払込期間:定額タイプ(終身)
①男性
契約年齢/プラン | 通院あり | 通院なし |
20歳 | 1,732円 | 1,337円 |
30歳 | 2,193円 | 1,693円 |
40歳 | 2,971円 | 2,296円 |
50歳 | 4,723円 | 3,598円 |
②女性
契約年齢/プラン | 通院あり | 通院なし |
20歳 | 1,917円 | 1,472円 |
30歳 | 2,256円 | 1,726円 |
40歳 | 2,736円 | 2,101円 |
50歳 | 4,049円 | 3,079円 |
受け取れる給付金をシミュレーション!
こちらでは事例をあげて「ちゃんと応える医療保険EVER」の給付金が、どれくらい受け取れるかシミュレーションしてみましょう。
(例)契約年齢30歳男性の場合
- タイプ:通院なし
- 入院給付金日額:5,000円
- 手術給付金:重大手術20万円・入院手術5万円・外来手術2.5万円
- 三大疾病保険料払込免除特約:付加
- 総合先進医療特約:付加
- 保険料払込期間:定額タイプ(終身)
→月払保険料1,693円(年間20,316円)
【事例】
契約して20年後に白内障を患い、日帰り入院・入院手術1回を行った。
➀受け取れる給付金は次の通りです。
- 入院給付金:25,000円(一律5日分給付なので5,000円×5日)
- 手術給付金:50,000円(入院手術)
②上記の給付金を合算すれば次の通りです。
入院給付金25,000円+手術給付金50,000円=75,000円
総額75,000円の給付金が受け取れます。
なお、日帰り入院とは入院日と退院日が同じ日であるものの【入院基本料】の支払がある入院を指します。
通院との違いはこの入院基本料が発生するかどうかです。
日帰り入院であるか確認したい場合は診療費の領収書等をみてみましょう。
「ちゃんと応える医療保険EVER」と「フレキシィS」を比較
保険のドリル読者
どうやら、メットライフ生命の医療保険も短期入院サポートで人気のようです。
そこで「ちゃんと応える医療保険EVER」と「終身医療保険 フレキシィS」の特徴の違いが知りたいです。
松葉 直隆
メットライフ生命「終身医療保険フレキシィS」
メットライフ生命の「終身医療保険フレキシィS」も、「ちゃんと応える医療保険EVER」と同様に短期入院がとても充実していて、日帰り入院でも10日分の入院給付金が受け取れます。
その他、七疾病と呼ばれる生活習慣病の入院が長期になることを想定するなら、【七疾病入院延長特則】を付加すれば、支払日数限度無制限で入院保障が受け取れます。
「フレキシィS」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。
- 契約年齢:満20歳~満80歳
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 申込方法:ネット・郵送・対面
「ちゃんと応える医療保険EVER」と「終身医療保険フレキシィS」を比較
こちらでは「ちゃんと応える医療保険EVER」と「終身医療保険フレキシィS」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「EVER」 | 「フレキシィS」 |
短期入院サポート |
日帰り入院~:一律5日 ※入院一時金特約あり |
日帰り入院~:一律10日 |
手術保障 | 入院日額×40倍まで | 入院日額×20倍まで |
通院保障 | 入院前・退院後 | 退院後のみ |
三大疾病治療保障 | 〇 | 〇 |
介護治療保障 | 〇 | 〇 |
就労不能保障 | 〇 | × |
「終身医療保険フレキシィS」では、短期入院サポートとして日帰り入院から一律10日分の入院保障が受けられます。
一方「ちゃんと応える医療保険EVER」では、日帰り入院から一律5日分の入院保障が受けられます。
短期入院のサポート内容をみれば、「フレキシィS」の方が5日分も多く入院保障を受けられ有利です。
どちらを選ぶべき?
「ちゃんと応える医療保険EVER」の場合、日帰り入院から一律5日入院保障なので、「終身医療保険フレキシィS」の日帰り入院から一律10日入院保障よりも短期入院サポートは不利と言えます。
しかし「ちゃんと応える医療保険EVER」では、前述した入院一時金特約を付加できるので、より短期入院サポートを厚くすることができます。
また「終身医療保険フレキシィS」は、就労不能保障が用意されておらず、通院保障は退院後のみ保障されます。
一方「ちゃんと応える医療保険EVER」は、就労所得保障一時金特約・精神疾患保障一時金特約が付加でき、通院保障は入院前も適用されます。
就労不能となるリスクが気になる人や、入院前も通院治療サポートを受けたい人は、「ちゃんと応える医療保険EVER」を選んだ方が良いでしょう。
女性向けの医療保険「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」
保険のドリル読者
そこで「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の特徴などを教えて下さい。
松葉 直隆
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の特徴を紹介!
アフラック生命の「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は、異常分娩や女性特定疾病の入院・治療が手厚くサポートされた女性専用保険です。
また、特約を付加することで【乳房観血切除術(乳腺腫瘍摘出術を含む)】・【子宮全摘出術】・【卵巣全摘出術】を行った場合、1回20万円が受け取れます。
その他、乳房再建術のように切除した乳房の見栄えをよくする手術で給付金が受け取れる等、女性の心のケアにも配慮したサポートが用意されています。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の契約条件は次の通りです。
- 契約年齢:0歳~満85歳
- 保険料払込期間:定額・60/65歳半額タイプ・終身払・2年払済・5年払済・10年払済タイプ
- 保険料払込回数:月払、半年払、年払
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の保険内容の紹介!
こちらでは「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の保障内容と保険料例について説明します。
保障内容
通院ありプラン・なしプランが選べる基本保障となっています。
(1)疾病・災害入院給付金(基本設定)
日額コースは5,000円コース・10,000円コースが選択できます。
日帰り入院~入院5日未満で入院した場合、一律5日分の入院給付金が受け取れます。
1入院60日(または120日)・通算1,095日が保障上限です。
【女性疾病入院給付金】
基本設定され、異常分娩や女性特有の病気・がんになった時、更に給付金が上乗せされます。
【入院一時金】
疾病・災害入院給付金が受け取れるとき、一時金が回数無制限で受け取れる特約を任意で付加できます。
(2)手術給付金(基本設定)
手術を受けたら回数無制限で、次のコース別に1回分の給付金額が決定されています。
手術・治療 | 5,000円コース | 10,000円コース |
重大 | 20万円 | 40万円 |
入院・放射線治療 | 5万円 | 10万円 |
外来 | 2.5万円 | 5万円 |
(3)疾病・災害通院給付金(通院ありプランのみ基本設定)
入院前(60日)または退院後(120日)の間、最高30日まで通院保障が受け取れます。
通院日額は入院給付金日額と同額です。
女性の特定疾病に手厚いサポートを受けたい
更に手厚い治療サポートを受けたいなら【女性特定手術特約】を検討してみましょう。
- 女性特定手術給付金:乳房観血切除術(乳腺腫瘍摘出術を含む)、子宮全摘出術、卵巣全摘出術を行った場合、1回20万円が受け取れる。
- 乳房再建給付金:乳房観血切除術を受けた後、乳房再建術を受けた場合は1回50万円が受け取れる。
三大疾病に手厚く備えたいなら
がん・急性心筋梗塞・脳卒中が不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 三大疾病一時金特約:がんと診断確定または入院した場合、急性心筋梗塞・脳卒中で20日以上入院または手術を受けたとき一時金が受け取れる。
- 三大疾病無制限型長期入院特約:病気・ケガの入院は365日、三大疾病による入院なら日数無制限で保障される。
- 三大疾病保険料払込免除特約:三大疾病で所定の状態となった時、以後の保険料が免除される。
働けなくなるリスクへ備えたいなら
就労不能状態となるのが不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 就労所得保障一時金特約:30万円~200万円(10万円単位)まで設定可能。所定の就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
- 精神疾患保障一時金特約:30万円~200万円(10万円単位)まで設定可能。所定の精神疾患で就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
介護リスクへ備えたいなら
要介護状態となるのが不安な方々は次の特約を検討してみましょう。
- 介護一時金特約:30万円~500万円(10万円単位)まで設定可能。公的介護保険制度にもとづく要介護2以上の状態等が給付条件。
- 認知症介護一時金特約:30万円~500万円(10万円単位)まで設定可能。所定の精神疾患で就労困難状態が60日間継続した、と医師に診断されることが給付条件。
その他
任意で【通院治療支援特約】・【先進医療特約】等が付加できます。
保険料例
事例をあげて保障内容と掛かる保険料についてみてみましょう。
(例)
- 入院給付金日額:5,000円
- 女性疾病入院給付金日額:5,000円
- 手術給付金:重大手術20万円・入院手術5万円・外来手術2.5万円
- 三大疾病保険料払込免除特約:付加
- 総合先進医療特約:付加
- 保険料払込期間:定額タイプ(終身)
契約年齢/プラン | 通院あり | 通院なし |
20歳 | 2,167円 | 1,722円 |
30歳 | 2,576円 | 2,046円 |
40歳 | 3,111円 | 2,476円 |
50歳 | 4,414円 | 3,444円 |
受け取れる給付金をシミュレーション!
こちらでは事例をあげて「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の給付金が、どれくらい受け取れるかシミュレーションしてみましょう。
(例)契約年齢30歳女性の場合
- タイプ:通院なし
- 入院給付金日額:5,000円
- 女性疾病入院給付金日額:5,000円
- 手術給付金:重大手術20万円・入院手術5万円・外来手術2.5万円
- 女性特定手術特約:女性特定手術給付金1回20万円・乳房再建給付金1回50万円
- 三大疾病保険料払込免除特約:付加
- 総合先進医療特約:付加
- 保険料払込期間:定額タイプ(終身)
→月払保険料2,299円(年間27,588円)
【事例】
契約して5年後に乳がんを患い、10日間入院・入院手術1回・乳房再建術1回を行った。
➀受け取れる給付金は次の通りです。
- 入院給付金:50,000円(入院給付金5,000円×10日)
- 手術給付金:200,000円(重大手術)
- 女性特定手術給付金:200,000円(女性特定手術特約)
- 乳房再建給付金:500,000円(女性特定手術特約)
②上記の給付金を合算すれば次の通りです。
入院給付金25,000円+手術給付金200,000円+女性特定手術給付金200,000円+乳房再建給付金500,000円=925,000円
総額925,000円の給付金が受け取れます。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」と「メディカルKit NEO女性プラン」を比較
保険のドリル読者
ちなみに、東京海上日動あんしん生命の女性専用保険も人気のようですね。
そこで「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」と「メディカルKit NEO女性プラン」の特徴の違いが知りたいです。
松葉 直隆
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit NEO 女性プラン」
東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit NEO 女性プラン」は、被保険者の入院・手術治療サポートの他、乳房再建手術に関する治療サポートが人気となっている保険商品です。
乳がん手術後の見ばえを良くする乳房再建の手術が行われた場合、女性疾病保障特約で【入院給付金日額×200倍】が受け取れます。
特約として「メディカルKit NEO 女性プラン」へ乳房再建給付金を設定しているなら、高額となり得る乳房再建手術の治療費へ十分なサポートが受けられます。
「メディカルKit NEO 女性プラン」の契約に関する内容は次の通りです。
- 契約年齢:6歳~75歳
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込回数:月払
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」と「メディカルKit NEO 女性プラン」を比較
こちらでは「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」と「メディカルKit NEO 女性プラン」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「レディースEVER」 | 「メディカルKit NEO 女性プラン」 |
短期入院サポート |
日帰り入院~:一律5日 ※入院一時金特約あり |
入院1日目から保障 |
女性入院給付金 | 〇 | 〇 |
手術保障 | 入院日額×40倍まで | 入院日額×10倍まで |
通院保障 | 入院前・退院後 | 入院前・退院後 |
乳房再建給付金 |
50万円 ※女性特定手術給付金20万円あり |
100万円 ※入院給付金日額5,000円の場合 |
三大疾病治療保障 | 〇 | △保険料免除のみ |
介護治療保障 | 〇 | × |
就労不能保障 | 〇 | × |
表の通り「メディカルKit NEO 女性プラン」では、乳房再建給付金として1回100万円が一気に受け取れます(入院給付金日額5,000円の場合)。
一方、「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」では、乳房再建給付金50万円+女性特定手術給付金20万円で1回70万円が受け取れます。
乳房再建術に関するサポートでは、「メディカルKit NEO 女性プラン」が「レディースEVER」よりも30万円もお得となります。
どちらを選ぶべき?
乳がんで乳房を切除してしまったときの、乳房再建術に関するサポートは「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の場合、前述したように「メディカルKit NEO 女性プラン」と比較すれば不利です。
そのため、乳がんに関する手厚いサポートをとりわけ充実させたいなら「メディカルKit NEO 女性プラン」を選んだ方が良いでしょう。
しかし「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は、短期入院が日帰り入院から一律5日分の入院保障を受け取れ、手術保障に手厚く、介護治療や就労不能保障も付加または追加できます。
このことから、女性特定疾病に限らず幅広いリスクに対応したい場合は「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」が最適です。
アフラック生命の医療保険へ申込む前に
保険のドリル読者
そこで、アフラック生命の医療保険へ申込を進める際に気を付けるべき点はあるのでしょうか。
松葉 直隆
保障を付帯しすぎると内容が複雑に
アフラック生命の医療保険は三大疾病・介護保障・就労不能保障まで幅広く用意されています。
非常に便利な保障内容ですが、当然それらの金銭的サポートの条件は異なります。
例えば、がんは深刻な病気だけに、がんとはじめて診断確定された時点または、がんで入院した時点で保障(一時金)が受けられるものの、急性心筋梗塞・脳卒中は20日以上入院または手術を受けた場合と、給付金の支払条件がやや異なります。
介護保障でも身体機能の低下による保障条件と、認知症で介護状態が必要となった場合の条件は違ってくるので気を付けましょう。
まずは、申込のための参考として請求したパンフレット・資料等をよく確認してください。
高齢になるほど民間の医療保険は不要?
「ちゃんと応える医療保険EVER」・「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」ともに、満85歳まで加入可能なので、ある程度高齢になってからでも十分加入は可能です。
しかし、公的医療保険制度は被保険者が高齢になるほど、自己負担が軽減されていきます。
健康保険加入者が70歳を迎えると、住所地の市区町村または健康組合から高齢受給者証が交付されます。
この受給者証があれば原則として2割自己負担となります。
それから75歳になると、後期高齢者医療被保険者証が市町村から送付されます。
この被保険者証を受け取れば、原則1割自己負担まで軽減されます。
このように負担軽減は実施されていくので、高齢で保険加入を希望する場合は、本当に新たな保険料負担が生じても民間の保険へ入る必要があるのかよく考えてから申込をしましょう。
新型感染症は保障される?
こちらでは現在、世界中で深刻な事態となっている新型感染症に関して、医療保障が受けられるかどうかについてアフラックの対応を紹介します。
アフラックでは、入院の他やむなく医師の指示で在宅療養を行っている場合には【入院給付金】の対象となります。
そして、入院に伴い通院保障期間内の通院は【通院給付金】の対象となります。
もちろん、給付金の請求には医師の診断書があれば理想的です。
しかし、手元に入院の領収証が無いケースでも、個別に事情を伺い、柔軟に対応することを公表しています。
不運にも感染が確認されたら、まずはアフラック・コールセンターへ問い合わせ、その指示に従いましょう。
まとめ
アフラック生命の医療保険である、「ちゃんと応える医療保険EVRE」と「ちゃんと応える医療保険レディースEVRE」の保障内容や特徴について解説をしてきました。
短期入院への保障の手厚さや、保険期間中に特約を追加できるなど、ユニークな仕組みなどから人気の商品でもあります。
メットライフ生命や、東京海上日動あんしん生命の商品との比較もしましたが、違う保険商品と比較をすることで「ちゃんと応える医療保険EVRE」のメリット・デメリットもわかりやすかったのではないでしょうか。
アフラック生命の医療保険の保障内容は魅力的ですが、まずは契約条件・給付条件をしっかり確認してから申込に進むようにしましょう。