ソニー生命には、三大疾病にも手厚い保障のある医療保険「メディカル・ベネフィット 総合医療保険」、支払った保険料が戻ってくる医療保険「メディカル・ベネフィットリターン」、長期入院にも対応できる医療保険「総合医療保険」、がん治療に備える「終身がん保険」、三大疾病に備える「三大疾病収入保障保険」の5つがラインアップされています。
それぞれに特徴も異なりますので、活用の仕方ももちろん異なります。
この記事では、ソニー生命の医療保険・特定疾病保険の特徴とメリット・デメリットを解説しますので、保険選びの参考にしてみて下さい。
- ソニー生命の医療保障をする保険商品の紹介
- おすすめの5つの医療保障の内容と保障シミュレーション
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ソニー生命の医療保険の種類と特徴
保険のドリル読者 そこで、ソニー生命の医療保険の特徴について教えて欲しいです。
松葉 直隆
そもそも医療保険とは?
生命保険会社が販売する医療保険は、公的医療保険(健康保険・国民健康保険)を補完するための任意保険です。
加入するかしないかはご自分次第です。
民間の医療保険は、公的医療保険の現物給付(医師の診察・治療・薬の処方等)と異なり現金給付となります。
入院すれば【入院給付金】が、手術をすれば【手術給付金】が受け取れます。
この金銭的サポートを利用し、公的医療保険の3割自己負担分や、公的医療保険の範囲外の医療サービス(差額ベッド代、先進医療費)を賄うことができます。
各保険会社はこの金銭的サポートを工夫し、取り扱う医療保険を他社と競って販売しています。
医療保障に関する商品は数多い!?
ソニー生命の医療保障では、医療保険をはじめ、がん保険・特定疾病保険まで13種類もの保険商品を取り扱っています。
医療保険:3種類
- 「メディカル・ベネフィット 総合医療保険(無解約返戻金型)」
- 「メディカル・ベネフィットリターン 健康還付給付金特則付総合医療保険(無解返戻金型)」
- 「総合医療保険」
特定疾病保険:7種類
- 「生前給付終身保険(生活保障型)」
- 「生前給付定期保険(生活保障型)」
- 「生前給付逓減定期保険(生活保障型)」
- 「生前給付保険(終身型)」
- 「生前給付保険(定期型)」
- 「三大疾病収入保障保険」
- 「米ドル建生前給付終身保険(生活保障型)」
がん保険:3種類
- 「がん保険」
- 「終身がん保険」
- 「がん入院保険」
そして、医療保障に関する商品の中には、掛け捨て型だけで無く、解約返戻金を受け取ることのできる商品(貯蓄型)も販売されている点が大きな特徴です。
医療保険・特定疾病保険5商品の概要
こちらでは、ソニー生命の取り扱う医療保障の中で、おすすめの5商品の概要を説明します。
「メディカル・ベネフィット 総合医療保険」
病気やケガの入院治療保障はもちろん、三大疾病治療にも手厚いサポートが期待できる終身医療保険(定期も選択可)です。
「メディカル・ベネフィットリターン 健康還付給付金特則付総合医療保険」
病気やケガの入院治療サポートはもちろん、一定の年齢になれば払い込んだ主契約分の保険料全部または一部が戻る終身医療保険です。
「総合医療保険」
特に病気やケガの入院治療に手厚く、1入院730日型も長期保障が受けられる終身医療保険です。
「終身がん保険」
がんで入院治療した場合、入院・手術保障はもちろん、まとまった一時金も受け取れる保険商品です。
「三大疾病収入保障保険」
がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合、有期年金または確定年金が受け取れる商品です。
次章以降では、上記のおすすめ保険5商品の保険内容や注目ポイント・注意点について解説していきます。
「メディカル・ベネフィット 総合医療保険」
保険のドリル読者
そこで「メディカル・ベネフィット」の特徴が知りたいです。
松葉 直隆
「メディカル・ベネフィット」の特徴は?
ソニー生命の「メディカル・ベネフィット」は、病気・ケガの入院治療の他、がん・心疾患・脳血管疾患(三大疾病)の治療サポートにも手厚い終身医療保険(定期も選択可)です。
また、被保険者が不幸にも亡くなった場合は死亡給付金を受け取れ、その倍率は最高で入院給付金日額の100倍まで設定できます。
「メディカル・ベネフィット」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢の範囲:3歳~85歳
- 保険期間:終身・定期
- 保険料払込期間:終身・短期
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料払込経路:口座振替・指定口座振込
- 入院給付金:日額3,000円〜20,000円
「メディカル・ベネフィット」の保険内容を紹介!
こちらでは「メディカル・ベネフィット」の保障内容と保険料例について説明します。
「メディカル・ベネフィット」の保障内容
三大疾病へ手厚いサポートが受けられます。
なお、がん治療保障の場合、契約後90日間の待ち期間(免責期間)があります。
(1)疾病・災害入院給付金
被保険者の病気やケガに備え入院給付日額3,000円~20,000円まで設定可能、1入院60日型・120日型・360日型が選べます。
病気・ケガそれぞれ通算1,000日まで保障上限です。
なお、基本設定として三大疾病が原因の入院ならば、支払限度は無制限で保障されます。
(2)手術給付金
被保険者が手術治療を受けた場合、受け取る金額は次の通りです(給付金1回ごと)。
- 三疾病入院手術(開頭術・開胸術・開腹術等)→入院給付金日額×40倍
- 三疾病入院手術(上記以外)→入院給付金日額×20倍
- 三疾病外来手術→入院給付金日額×10倍
- 通常の病気・ケガ入院手術(開頭術・開胸術・開腹術等)→入院給付金日額×20倍
- 通常の病気・ケガ入院手術(上記以外)→入院給付金日額×10倍
- 通常の病気・ケガ外来手術→入院給付金日額×5倍
(3)放射線治療給付金
放射線治療を受けた場合、施術の開始日から60日に1回、入院給付金日額×20倍が何回でも受け取れます。
(4)骨髄移植・骨髄ドナー給付金
骨髄移植に関する手術を行ったとき、入院給付金日額×20倍が受け取れます。
(5)死亡給付金
【入院給付金日額×0倍】【入院給付金日額×10倍】【入院給付金日額×100倍】のお金が受け取れます。
三大疾病保障を更に手厚くしたい場合
更に、がん・心疾患・脳血管疾患の治療サポートを備えたいなら、次の特約を付加してみましょう。
特約 | 内容 |
特定疾病診断給付特約 | 初めてがんと診断確定または急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態と診断された時、まとまった一時金を給付。 |
三疾病入院給付特約 | 三大疾病の場合、更に給付金額が上乗せ。 |
入院一時給付金特約 | 入院給付金が支払われる入院をした時、一時金を給付。三大疾病で入院した場合は通常の一時金×2倍。 |
抗がん剤治療特約 | がん治療を目的として抗がん剤を投与した場合、1ヶ月に1回・通算120ヶ月を限度として保障。 |
その他
女性の特定疾病で手術した時に給付金を上乗せする【女性特定手術給付特約】、先進医療を受けたら通算2,000万円まで保障される【先進医療特約】も付加できます。
保険料例
事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。
(例)契約者35歳・月払保険料の場合
- 入院給付金日額:5,000円
- 1入院:120日型
- 死亡給付金額:50万円
- 保険期間:終身
- 保険料払込期間:60歳
性別 | 月払保険料 |
男性 | 5,070円 |
女性 | 5,275円 |
注目ポイントと注意点!
「メディカル・ベネフィット」で、どれ位の保障金額が受け取れるか事例をあげてシミュレーションしてみましょう。
(例)契約年齢35歳男性・保険料払込期間60歳まで
- 入院給付金日額:5,000円
- 1入院:120日型
- 手術給付金額:1回2.5・5・10・20万円
→月払保険料5,070円
【事例】契約してから20年後、55歳のとき自宅で倒れ救急搬送、急性心筋梗塞と診断され、入院21日間、開胸手術1回を行った。
①次の給付金が受け取れます。
- 入院21日間→入院給付金10.5万円(入院給付金日額×21日)
- 開胸手術→手術給付金20万円(三疾病入院手術:入院給付金日額×40倍)
②合計すれば
入院給付金10.5万円+手術給付金20万円=30.5万円
総額30.5万円が受け取れます。
ただし「メディカル・ベネフィット」で注意すべきなのは、通院保障が特約でも設定されていない点です。
退院後、通院治療が長引くケースもあります。
医療機関への交通費の負担が気になる場合は、通院保障に手厚い他商品への加入を検討した方が良いでしょう。
「メディカル・ベネフィットリターン」
保険のドリル読者
そんな「メディカル・ベネフィットリターン」の特徴が知りたいです。
松葉 直隆
「メディカル・ベネフィットリターン」の特徴は?
ソニー生命の「メディカル・ベネフィットリターン」は、払い込んできた保険料(主契約分)が【健康還付給付金】として返還される貯蓄型終身医療保険です。
ただし、契約者(被保険者)が給付金等を利用した場合、その分を差し引いて給付されます。
また、「メディカル・ベネフィット」と同様に三大疾病の治療サポートにも充実した商品です。
こちらでも死亡給付金が用意されていて、健康還付給付金の責任準備金額の増加に比例して死亡給付金額も増加していきます。
「メディカル・ベネフィットリターン」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢の範囲:(男性)3歳~56歳、(女性)3歳~59歳
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料払込経路:口座振替・指定口座振込
- 入院給付金:日額3,000円〜20,000円
「メディカル・ベネフィットリターン」の保険内容を紹介!
こちらでは「メディカル・ベネフィットリターン」の保障内容と保険料例について説明します。
「メディカル・ベネフィットリターン」の保障内容
主契約の全部または一部の保険料が返還される他、三大疾病へ手厚いサポートが受けられます。
なお、がん治療保障の場合、契約後90日間の待ち期間(免責期間)があります。
(1)疾病・災害入院給付金
被保険者の病気やケガに備え入院給付日額3,000円~20,000円まで設定可能、1入院60日型・120日型・360日型が選べます。
病気・ケガそれぞれ通算1,000日まで保障上限です。
なお、基本設定として三大疾病が原因の入院ならば、支払限度は無制限で保障されます。
(2)手術給付金
被保険者が手術治療を受けた場合、受け取る金額は次の通りです(給付金1回ごと)。
- 三疾病入院手術(開頭術・開胸術・開腹術等)→入院給付金日額×40倍
- 三疾病入院手術(上記以外)→入院給付金日額×20倍
- 三疾病外来手術→入院給付金日額×10倍
- 通常の病気・ケガ入院手術(開頭術・開胸術・開腹術等)→入院給付金日額×20倍
- 通常の病気・ケガ入院手術(上記以外)→入院給付金日額×10倍
- 通常の病気・ケガ外来手術→入院給付金日額×5倍
(3)放射線治療給付金
放射線治療を受けた場合、施術の開始日から60日に1回、入院給付金日額×20倍が何回でも受け取れます。
(4)骨髄移植・骨髄ドナー給付金
骨髄移植に関する手術を行ったとき、入院給付金日額×20倍が受け取れます。
(5)死亡給付金
健康還付給付金の責任準備金額の増加に比例して死亡給付金額も増加します。
(6)健康還付給付金
被保険者が健康還付給付金支払日に生存していた時、主契約の全部または一部の保険料が給付金として返還されます。
この給付金の支払年齢は50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳まで選べます。
三大疾病保障を更に手厚くしたい場合
更に、がん・心疾患・脳血管疾患の治療サポートを備えたいなら、次の特約を付加してみましょう。
特約 | 内容 |
特定疾病診断給付特約 | 初めてがんと診断確定または急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態と診断された時、まとまった一時金を給付。 |
三疾病入院給付特約 | 三大疾病の場合、更に給付金額が上乗せ。 |
入院一時給付金特約 | 入院給付金が支払われる入院をした時、一時金を給付。三大疾病で入院した場合は通常の一時金×2倍。 |
抗がん剤治療特約 | がん治療を目的として抗がん剤を投与した場合、1ヶ月に1回・通算120ヶ月を限度として保障。 |
その他
女性の特定疾病で手術した時に給付金を上乗せする【女性特定手術給付特約】、先進医療を受けたら通算2,000万円まで保障される【先進医療特約】も付加できます。
保険料例
事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。
(例)契約者35歳・月払保険料の場合
- 入院給付金日額:5,000円
- 1入院:120日型
- 保険期間・保険料払込期間:終身
-
健康還付給付金支払年齢:65歳
性別 | 月払保険料 |
男性 | 4,610円 |
女性 | 4,340円 |
注目ポイントと注意点!
こちらでは「メディカル・ベネフィットリターン」の、健康還付給付金額・解約返戻金額・死亡給付金額の推移をシミュレーションしてみます。
(例)健康還付給付金の支払いまで、5年に1回ずつ10万円の給付があった場合
- 契約年齢:35歳男性
- 入院給付金日額:5,000円
- 1入院:120日型
- 健康還付給付金支払年齢:65歳
- 保険料払込期間:終身
- 月払保険料:4,610円
経過年数(年齢) |
払込保険料累計額 |
解約返戻金額 |
死亡給付金額 |
健康還付給付金額 |
1年(36歳) | 55,320円 | 9,115円 | 30,445円 | – |
5年(40歳) | 276,600円 | 68,895円 | 80,745円 | – |
10年(45歳) | 553,200円 | 166,550円 | 166,550円 | – |
20年(55歳) | 1,106,400円 | 373,390円 | 373,390円 | – |
30年(65歳) | 1,659,600円 | 683,385円 | 683,385円 | 1,059,600円 |
31年(66歳) | 1,714,920円 | 0円 | 0円 | – |
事例で言えば65歳時に100万円を超える健康還付給付金が、一気に受け取れます。
もちろん、給付金請求を一切しなければ、主契約分の保険料全額1,659,600円が受け取れます。
ただし「メディカル・ベネフィットリターン」では、保険料払込期間を終身払しか選べないことに注意しましょう。
一定の年齢で健康還付給付金を受け取った場合、保障継続を希望するなら再び保険料は払い込まなければいけません。
また、特約保険料分は健康還付給付金として返還されないことも確認しておきましょう。
「総合医療保険」
保険のドリル読者
「総合医療保険」の、1入院730日まで保障されるのは魅力的です。
そこで「総合医療保険」について教えて欲しいです。
松葉 直隆
「総合医療保険」の特徴は?
ソニー生命の「総合医療保険」は、1入院60日型・120日型・360日型・730日型が選べ、病気・ケガの長期入院にも対応できる商品です。
また、解約返戻金制度が設定されており、中途解約すればある程度のお金が戻ってきます。
ただし、付加する特約の中で解約返戻金が受け取れないものもあるので注意が必要です。
「総合医療保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢の範囲:3歳~85歳
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料払込経路:口座振替・指定口座振込
- 入院給付金:日額3,000円〜20,000円
「総合医療保険」の保険内容を紹介!
こちらでは「総合医療保険」の保障内容と保険料例について説明します。
総合医療保険の保障内容
長期入院が充実しています。
(1)疾病・災害入院給付金
入院給付日額3,000円~20,000円まで設定でき、1入院60日型・120日型・360日型・730日型が選べます。
病気・ケガそれぞれ通算1,000日まで保障上限です。
(2)手術給付金
被保険者が手術治療を受けた場合、給付金1回につき受け取る金額は次の通りです。
手術の種類により、5・10・20万円のいずれかが受け取れます。
(3)骨髄移植給付金
骨髄移植に関する手術を行ったとき、入院給付金日額×20倍が受け取れます。
(4)死亡給付金
被保険者が死亡で、受取人に最大入院給付金日額×100倍のお金が受け取れます。
ただし、解約返戻金が死亡給付金額を超えている場合、解約返戻金額分が受け取れます。
三大疾病保障を更に手厚くしたい場合
更に、がん・心疾患・脳血管疾患の治療サポートを備えたいなら、次の特約を付加してみましょう。
特約 | 内容 |
特定疾病診断給付特約 | 初めてがんと診断確定または急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態と診断された時、まとまった一時金を給付。 |
保険料払込免除特約 | 三大疾病で所定の状態となった場合、以後の保険料は不要。 |
抗がん剤治療特約 | がん治療を目的として抗がん剤を投与した場合、1ヶ月に1回・通算120ヶ月を限度として保障。 |
その他
保障を厚くしたい場合は、【入院初期給付特約】【先進医療特約】等も付加できます。
保険料例
事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。
(例)契約者35歳・月払保険料の場合
- 入院給付金日額:5,000円
- 入院限度日数:120型
- 死亡給付金額:50万円
- 保険料払込期間:60歳まで
性別 | 月払保険料 |
男性 | 5,610円 |
女性 | 5,580円 |
注目ポイントと注意点!
総合医療保険は、やはり1入院730日の長期保障を備えられるのが魅力です。
180日ルールはクセモノ?
もしも医療保険で1入院60日が保障限度ならば、【甲】という病気で入院した場合、入院日数60日まで入院給付金が受け取れます。
また、退院後すぐにまた入院した場合でも、【甲】という病気とは全く関係の無い【丙】という病気が原因ならば、問題なく入院日数60日まで入院給付金が受け取れます。
一方、【甲】という病気で再入院した場合でも、退院後の翌日から180日を経過していれば、【丙】の場合と同じく別入院とみなされます。
これが【180日ルール】と呼ばれる条件です。
しかし、病気は被保険者の都合を待ってくれません。
やはり入院保障は長期がお得?
入院給付金が1入院60日が限度の場合、もしも被保険者が55日間入院すれば55日分が保障されます。
しかし、退院後の翌日から180日を経過せず再入院した場合、入院の原因が同じ病気と診断されたら5日分の保障しか受けられません。
同じ病気で短期間に入退院を繰り返すと、十分な入院保障が期待できないケースもあるのです。
このような再入院のリスクが気になるなら「総合医療保険」の長期保障は非常に有効な備えと言えます。
通院保障が無い点に注意!
「総合医療保険」の場合、通院保障は特約でも設定されていない点に注意が必要です。
入院は割と短期間で済んだものの、通院治療が長引くケースもあります。
その後の通院治療費が気になるときは、通院保障に手厚い他商品への加入を検討した方が良いでしょう。
「終身がん保険」
保険のドリル読者
私が悪性のがんを発症したら、早い段階で保障を受け取りたいですね。
そこで、ソニー生命の「終身がん保険」について教えて下さい。
松葉 直隆
「終身がん保険」の特徴は?
ソニー生命の「終身がん保険」は、がんで入院・手術をした場合のサポートの他、がんと医師から初めて診断確定された時にまとまった一時金が受け取れる商品です。
こちらの「終身がん保険」も解約返戻金が受け取れます。
中途解約すれば払い込んだ保険料の一部が戻ってきます。
低解約返戻金特則を付加すれば、保険料払込期間中の解約返戻金は無くなりますが、その分保険料は割安になります。
「終身がん保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:0歳~75歳
- 保険料払込期間:短期払
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料払込経路:口座振替・指定口座振込
- 入院給付金:日額5,000円〜60,000円
「終身がん保険」の保険内容を紹介!
こちらでは「終身がん保険」の保障内容と保険料例について説明します。
「終身がん保険」の保障内容
がんに関する給付保障に関しては、終身がん保険の主契約・特約いずれも、契約後90日間の待ち期間(免責期間)があります。
(1)がん診断給付金
がんと初めて診断確定された時、一時金として50万円~600万円(入院給付金日額×100倍)が1回限定で受け取れます。
なお、保障を外すことで、その分保険料を安くすることも可能です。
(2)がん入院給付金
がんを直接の目的として入院した場合に備え、日額5,000円〜60,000円が設定できます。
支払限度は無制限で保障されます。
(3)がん手術給付金
被保険者が手術治療を受けた場合、給付金1回につき受け取る金額は次の通りとなります。
- 悪性新生物根治手術→入院給付金日額×40倍
- 悪性新生物温熱療法(60日に1回限度)→入院給付金日額×10倍
- その他の悪性新生物手術→入院給付金日額×20倍
- 悪性新生物根治放射線照射(60日に1回限度)→入院給付金日額×10倍
(4)退院後療養給付金
療養のために退院した時、設定した【入院給付金日額×30倍】が一時金として受け取れます。
(5)がん死亡保険金
がんに関する給付保障が開始された時、がんを原因として被保険者が死亡した時、入院給付金日額×100倍が受け取れます。
(6)死亡給付金
がん以外の理由で死亡した場合、【入院給付金日額×10倍】が受け取れます。
更に保障を手厚くしたいなら
治療サポートを厚くしたいなら、次の特約を検討してみましょう。
特約 | 内容 |
特定疾病診断給付特約 | 初めてがんと診断確定または急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態と診断された時、まとまった一時金を給付。 |
保険料払込免除特約 | 三大疾病で所定の状態となった場合、以後の保険料は不要。 |
抗がん剤治療特約 | がん治療を目的として抗がん剤を投与した場合、1ヶ月に1回・通算120ヶ月を限度として保障。 |
先進医療特約 | 先進医療を受けたら通算2,000万円まで保障。 |
保険料例
事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。
(例)契約者35歳・月払保険料の場合
- 入院給付金日額:10,000円
- 保険料払込期間:60歳まで
- 低解約返戻金特則:無し
低解約返戻金特則 | 男性 | 女性 |
無し | 9,580円 | 7,530円 |
あり | 6,880円 | 5,590円 |
注目ポイントと注意点!
ソニー生命の「終身がん保険」の場合、何と言っても最大で600万円のがん診断給付金が一時金として受け取れる点は魅力です。
このようにまとまった金額を治療の早い段階で受け取れれば、お金の心配をすることなく治療に専念できるはずです。
また、この診断給付金だけで入院・治療・通院の費用が賄えることでしょう。
もちろん、がん診断給付金の他に入院給付金や手術給付金等を請求しても構いません。
ただし、一時金給付は1回のみに限定されている点へ注意が必要です。
他社のがん保険では一時金の給付額が制約(例:最大150万円~200万円程度)されているものの、複数回受け取れる商品が多いです。
『1回で多額の一時金を受け取り将来の再発等へ備える』か、『やや少額の一時金でも複数回受け取れる商品を選ぶ』か、よく検討しましょう。
「三大疾病収入保障保険」
保険のドリル読者 そこで「三大疾病収入保障保険」について教えて下さい。
松葉 直隆
「三大疾病収入保障保険」の特徴は?
被保険者が、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合、有期年金または確定年金が受け取れる商品です。
この年金保障で闘病による収入減少のリスクを軽減し、ご家庭の生活費を賄うことが期待できます。
「三大疾病収入保障保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢の範囲:20歳~65歳
- 保険料払込回数:月払・半年払・年払
- 保険料払込経路:口座振替・指定口座振込
- 保険料払込期間:(年満了)15年・20年・25年・30年・35年・40年、(歳満了)55歳・60歳・65歳・70歳
「三大疾病収入保障保険」の保険内容を紹介!
こちらでは「三大疾病収入保障保険」の保障内容と保険料例について説明します。
「三大疾病収入保障保険」の保障内容
年金支払い方法は次の2つのタイプから選べます。
なお、被保険者が高度障害状態・身体障害状態になった場合、以後の保険料は不要です。
(1)Ⅰ型:有期年金
被保険者が、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合、生存している限り保険期間満了まで年金が受け取れます。
(2)Ⅱ型:確定年金
被保険者の生死にかかわらず、年金支払事由に該当した日から5年間にわたり年金が受け取れます。
保険料例
事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。
(例1)有期年金の場合
- 契約者:35歳男性
- 年金額:120万円
- 死亡給付金:120万円
- 保険期間・保険料払込期間:25年
→月払保険料:4,920円
(例2)確定年金の場合
- 契約者:35歳男性
- 年金額:120万円
- 死亡給付金:120万円
- 保険期間・保険料払込期間:25年
→月払保険料:3,828円
注目ポイントと注意点!
被保険者が三大疾病になった場合へ備え、有期年金または確定年金という特徴が異なるタイプの年金を設定できます。
例えば、ご自分の生存期間中の年金保障を重視するなら有期年金が良いでしょう。
また、亡くなった場合でも『年金支払事由に該当した日から5年間は遺族へ年金が下りるようにしたい』と思うなら確定年金を選ぶべきです。
ただし、ご自分が三大疾病を発症しなければ、この年金保障は受け取れません。
ご自分の将来や老後の資金を確実に受け取りたいと望むなら、「個人年金保険」「終身保険」へ加入した方が良いでしょう。
まとめ
ソニー生命には、13種類の医療保障がありますが、その中から5つをピックアップして紹介をしました。
三大疾病に手厚い医療保険から、保険料が戻ってくる医療保険や長期入院にも備えられる医療保険など、ユニークな特徴を持った保険商品ばかりです。
どの保険商品を選べば良いのか迷った場合には、専門家の意見も聞きながら自分のニーズをしっかりと把握して保険を選ぶようにしましょう。