SOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」を解説!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

SOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」を知っていますか?

収入保障保険は合理的な死亡保障として、近年少しずつ注目を集めてきている保険商品です。

その中から、今回はSOMPOひまわり生命の収入保障保険「じぶんと家族のお守り」をピックアップして紹介します。

この保険の特徴からメリット・デメリットはもちろん、他社商品との比較や評判までも徹底的に解説しますので、保険選びのヒントにしてみて下さい!

この記事の要点
  • 「じぶんと家族のお守り」の商品解説
  • 「じぶんと家族のお守り」と「収入保障保険プレミアムDX」の比較
  • 収入保障保険と医療保険の組み合わせの必要性
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

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「じぶんと家族のお守り」の特徴

保険のドリル読者

収入保障保険はいろいろありますが、友人からSOMPOひまわり生命の商品をすすめられました。

SOMPOひまわり生命の収入保障保険の特徴について教えて下さい。

こちらでは、SOMPOひまわり生命「収入保障保険 じぶんと家族のお守り」の保険金額・保険料のシミュレーションと、特徴や注意点の解説をしましょう。

松葉 直隆

保険金額・保険料をシミュレーション!

「じぶんと家族のお守り」の保険金額をシミュレーションすると次のようになります。

こちらでは具体例を挙げて、受取人(遺族)が、どのくらいの保険金をもらえるのか見てみましょう。

例:契約者(被保険者)35歳・男性

  • 基準年金月額:20万円
  • 保険期間・保険料払込期間:60歳まで
  • 最低保証期間:2年

①ケース1(契約後に間もなく被保険者36歳で死亡)

20万円×12ヶ月×24年間=5,760万円

②ケース2(被保険者45歳で死亡)

20万円×12ヶ月×15年間=3,600万円

③ケース3(被保険者55歳で死亡)

20万円×12ヶ月×5年間=1,200万円

表にすれば次の通りです。

契約者(被保険者)死亡 受取保険金額総額 受取回数
36歳 5,760万円 288回(36歳から60歳まで24年間)
45歳 3,600万円 180回(45歳から60歳まで15年間)
55歳 1,200万円 60回(55歳から60歳まで5年間)

このように契約開始から短期間で保険金の支払事由が発生すれば、その分多額の保険金が受取人(遺族)へ下りることになります。

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保険料をシミュレーション!

「じぶんと家族のお守り」では、保険料の払込方式が選択できます。

こちらでは、選べる【平準払込方式】【逓減払込方式】の保険料の推移をみてみましょう。

平準払込方式

保険料払込期間を通じて一定金額を払い込む方式です。

前述した例で、保険期間までに保険金の支払事由が発生しなければ、次のように保険料がかかります。

平準払込方式 金額 状況
月払保険料 5,440円 推移:一定
払込保険料累計 1,632,000円 5,440円×12ヶ月×25年間=1,632,000円

逓減払込方式

保険料払込期間を通じて5年ごとに加入時の保険料の5%相当額が徐々に減少していく払込方式です。

前述した例で、保険期間までに保険金の支払事由が発生しなければ、次のように保険料がかかります。

逓減払込方式 金額 状況
35歳~40歳 6,080円
40歳~45歳 5,780円 -約4.9%
45歳~50歳 5,480円 -約9.8%
50歳~55歳 5,160円 -約15.1%
55歳~60歳 3,040円 -約50.0%
払込保険料累計 1,532,400円

契約開始から15年程度は月払保険料が平準払込方式より多くなります

しかし、表をみれば50歳から平準払込方式の保険料を下回り、結果的に平準払込方式より10万円分安くなります

「じぶんと家族のお守り」の特徴と注意点

「じぶんと家族のお守り」の特徴と申し込む際の注意点は次の通りです。

「じぶんと家族のお守り」の特徴

「じぶんと家族のお守り」の特徴は主に3つがあげられます。

(1)保険料の払込方式が選べる

前述した通り平準払込方式】【逓減払込方式】の2種類が選べます。

もしも、保険満期となる前に保険見直しを行う可能性があるなら平準払込方式を、保険満期までずっと加入継続するつもりなら逓減払込方式がお得です。

ご自分にとって都合が良い払込方式を、契約時に十分検討して設定しましょう。

(2)健康体料率で保険料が更にお得!

被保険者の喫煙状況や健康状態によって、所定の基準に適合する場合、【標準体保険料率】【喫煙者健康体保険料率】【非喫煙者標準体保険料率】【非喫煙者健康体保険料率】の4つに区分されます。

保険料は標準体保険料率が最も高く非喫煙者健康体保険料率が最も安くなります。

しかし、契約当初は標準体保険料率だったものの、本人の努力で期間内に喫煙状況または健康状態などが改善され、非喫煙者健康体保険料率に変更されることもあります

この仕組みは【健康チャレンジ祝金制度】と呼ばれ、被保険者の健康状態等が改善されたら、契約日にさかのぼって計算した保険料差額相当額を健康チャレンジ祝金として受け取ることができます

(3)七大疾病・就労不能も保障される

七大疾病は中高年以降に懸念される深刻な【生活習慣病】を指します。

被保険者が、悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全、糖尿病、高血圧性疾患を発症した場合、所定の条件で生活サポート年金・保険料免除が約束されます

一方、統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害、気分(感情)障害のような、メンタル疾患の就労不能でも年金や保険料が免除されます

「じぶんと家族のお守り」の注意点

七大疾病・就労不能に関する保障は特約(オプション)として付加できます。

そのため、主契約に付け加えるかどうかは契約者本人次第です。

とはいえ、特約を何でも付加すれば無難と考え、特約全部を加えて保険申込を行うと、毎月の保険料は非常に重くなります

保険料の過剰な負担で継続できなくなると、収入保障保険は解約返戻金が戻らない仕組みなので本当にもったいないです。

そのため、自分にとって最も心配なリスクは何かをよく考え、特約で付加したい保障を選ぶことが大切です。

「じぶんと家族のお守り」の口コミを紹介!

保険のドリル読者

「じぶんと家族のお守り」は、ユニークな保障内容も多く興味が湧いてきました。

それでは「じぶんと家族のお守り」を利用する方は、どんな感想を持っているのでしょうか?

こちらでは「じぶんと家族のお守り」を利用する方の口コミを紹介していきましょう。

松葉 直隆

じぶんと家族のお守りの相談なら「ほけんのぜんぶ」(無料)

「じぶんと家族のお守り」を評価する口コミ

「じぶんと家族のお守り」の利用者が、本商品を評価する口コミについては次の通りです。

33歳男性(満足度100点/100点)

健康体料率で保険料がお得になるのはうれしいです。

私は喫煙もしないし、健康体であるとSOMPOひまわり生命から判定され、非喫煙者健康体保険料率に該当したので、毎月の保険料が軽減されてありがたいです。

でも、残念ながら契約当初に保険料が割引とならなくても、契約中に【健康チャレンジ祝金制度】が利用できるのでリベンジは可能です。

健康チャレンジ祝金がGETできるよう、自分が健康に気を付けていれば保険料率は良い方向に変更できるはずです。

私も契約継続中は油断せず、健康管理に気を配りたいですね。

45歳男性(満足度100点/100点)

50代以降になって心配な七大疾病はもちろん、統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害、気分(感情)障害、摂食障害のようなメンタル疾患の就労不能も保障されるのは心強い

日本は仕事場も地域も人間関係のストレスでギクシャクしている社会なので、七大疾病や就労不能となった場合、生活サポート年金や保険料免除が受けられるのは魅力的だ。

とはいえ、じぶんと家族のお守りへ加入しても、ストレスの発散や生活習慣を乱さないように注意しなければいけないな。

「じぶんと家族のお守り」に不満のある口コミ

「じぶんと家族のお守り」の利用者が、本商品を不満に思う口コミはほとんどありませんでした

「じぶんと家族のお守り」が、いかに各利用者のニーズと合致し、納得の上で加入を継続しているかがわかります。

不満に思う口コミはわずかながら次のようなものがありました。

42歳男性(満足度60点/100点)

健康体料率特約で保険料が安くなるので、「じぶんと家族のお守り」に加入しました。

1年以上たばこを吸っていなかったので、非喫煙者健康体保険料率になると期待しましたが、血圧値でひっかかってしまいましたね。

非喫煙者標準体保険料率で契約することになりましたが、誰でも保険料が一定の他社ネット専用収入保障保険と同じくらいの金額にとどまりました

でも【健康チャレンジ祝金制度】があるので、次回こそ非喫煙者健康体保険料率となるよう健康へ注意したいです。

「じぶんと家族のお守り」の口コミを解説!

「じぶんと家族のお守り」は、健康体料率特約で保険料の安くなる可能性があり七大疾病やメンタル疾患の就労不能も保障される点が高評価を得ていました。

七大疾病は中高年にかけて脅威となっていく生活習慣病であり、メンタル疾患は年齢を問わず誰でも発症する可能性がある『心の病』です。

それらの療養そして生活費として、生活サポート年金が受け取れるのは心強いです。

一方、健康体料率特約で保険料率が有利とならなかった点へ不満を持つ人もわずかにいました。

契約当初に残念ながら最も保険料が軽減される非喫煙者健康体保険料率に該当しなくても、不健康と言うわけではありません。

また、再度、保険期間中に健康チャレンジ祝金制度が活用できるので、再チャレンジして保険料の軽減、何よりご自分の健康状態の改善を図りましょう。

「じぶんと家族のお守り」の保険内容を解説!

保険のドリル読者

「じぶんと家族のお守り」の保険利用者の中に不満を持つ方々が圧倒的に少ないのは驚きです。

この収入保障保険へ加入したいと思いますので保障内容についてわかりやすく教えて下さい

こちらではじぶんと家族のお守り」の保障内容健康体料率が判定される基準を解説します。

松葉 直隆

SOMPOひまわり生命の商品なら「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「じぶんと家族のお守り」の保障内容

保障内容は次の通りとなっています。

遺族・高度障害年金

被保険者の死亡または高度障害状態に備え、保障月額5万円から(1万円単位)で設定ができます。(年金現価保険金額3億円まで契約可能)

最低保証期間は2年または5年が設定できます。

保険料の払込方式との組み合わせとしては、

  • 最低保証期間2年→逓減払込方式or平準払込方式
  • 最低保証期間5年→平準払込方式

があります。

七大疾病・就労不能保険料免除特約

七大疾病により所定の事由、障害等級1級または2級等、所定の就労不能状態のいずれかに該当した場合、以後の保険料は免除されます。

メンタル疾患保障付七大疾病保障特約

特約年金支払期間(2年間または5年間)満了まで、生活サポート年金が受け取れます

給付条件は次の通りです。

  • 七大疾病により所定の事由へ該当した
  • 所定のメンタル疾患(統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害、気分[感情]障害、摂食障害等)により60日以上継続して入院

就労不能保障特約

特約の保険満期まで就労不能年金が受け取れます

給付条件は次の通りです。

  • 障害等級1級または2級状態に該当していると認定され、障害基礎年金の受給権が生じた
  • 所定の就労不能状態に該当

リビング・ニーズ特約

被保険者が余命6ヵ月以内と判断されたとき、年金の一時支払額の全部または一部を生前に受け取ることができる保障です。

「じぶんと家族のお守り」の契約年齢と保険期間

「じぶんと家族のお守り」の保険内容は次の通りです。

  • 契約年齢:20歳~70歳
  • 保障月額:5万円〜3億円(年金受取総額の最高額)
  • 保険期間:45~80歳
  • 保険料払込期間:45~80歳
  • 払込回数:月払・半年払・年払
  • 払込方法:口座振替またはクレジットカード払、郵送振込

健康体料率特約の判定基準は次の通りです。

喫煙歴は過去1年以内にタバコを吸わず、唾液検査(コチニン検査)で陰性の場合に非喫煙者と判断されます。

①BMI値

BMI=体重kg/(身長m)2

18.0<BMI< 27.0 (男女・年齢問わず)

身長に応じた理想の体重は次の通りです。

身長(cm) 体重(kg)
150 41~60
160 46~68
170 52~77
180 58~87
190 65~97

②血圧値

血圧値 数値
最低血圧値 90mmHg未満
最高血圧値 140mmHg未満

「じぶんと家族のお守り」の健康体料率例

被保険者の健康状態・喫煙状況等に該当する保険料率の区分を例に『毎月の保険料がどの位異なるのか』解説します。

事例をあげて各保険料率をみてみましょう。

(例)

  • 契約者:35歳男性
  • 収入保障年金額:月額20万円
  • 保険期間:60歳満了
  • 最低保証期間:2年
  • 払込方法:平準払込方式

(1)保険料率ケース1

血圧値・BMI値・喫煙歴が所定の基準を満たさない。

標準体保険料率:月払保険料5,440円

(2)保険料率ケース2

血圧値・BMI値が所定の基準を満たすものの、非喫煙者に該当しない(検査で陽性)。

喫煙者健康体保険料率:月払保険料5,240円

(3)保険料率ケース3

血圧値・BMI値が所定の基準を満たさないが、過去1年以内喫煙せず非喫煙者に該当する(検査で陰性)。

非喫煙者標準体保険料率:月払保険料4,880円

(4)保険料率ケース4

血圧値・BMI値が所定の基準を満たし、過去1年以内喫煙せず非喫煙者に該当する(検査で陰性)。

非喫煙者健康体保険料率:月払保険料3,640円

なお、残念ながら非喫煙者健康体保険料率に該当しなくても、前述した通り契約中に【健康チャレンジ祝金制度】が設けられていますので、保険料率の変更は数回チャンス(最大3回)が巡ってきます

当然、保険料率の変更のとき健康診断書は必要ですが、ご自分の契約期間に応じ、保険会社の指示に従いながら再チャレンジしてみましょう。

「じぶんと家族のお守り」を競合商品と比較!

保険のドリル読者

「じぶんと家族のお守り」と似たような収入保障保険として、チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」がありますね。

じぶんと家族のお守り」と「収入保障保険プレミアムDX」の違いを教えて下さい。

こちらではじぶんと家族のお守り」と「収入保障保険プレミアムDX」の特徴を比較してみます。

松葉 直隆

保険を比較するなら「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」の特徴

チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアムDX」は、「じぶんと家族のお守り」と同様に、特約を付加することで精神疾患にかかわる就業不能へも備えられる商品です。

【就業不能保障特約】を設定すれば、ストレス性疾病の他、5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で、所定の条件に該当した場合に就業不能年金が給付されます

「収入保障保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:満20歳~満70歳
  • 保障月額:5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)
  • 保険期間:55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了・80歳満了・85歳満了・90歳満了
  • 保険料払込期間:55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済、全期払
  • 払込回数:月払・年払
  • 払込方法:口座振替またはクレジットカード払

「収入保障保険プレミアムDX」の保険内容を紹介!

「収入保障保険プレミアムDX」の保障内容は次の通りです。

こちらもストレス性の疾病保障に手厚い保障内容となっています。

収入保障・高度障害年金

保障月額5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)まで選ぶことができ、年金支払保証期間の1年・2年・5年・10年が設定できます。

ストレス性疾病保障付就業不能保障特約

所定のストレス性疾病、不慮の事故、悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変および慢性腎不全の発症に備え、月額5万円~総額で最高1億円まで就業不能年金が受け取れます。

就業不能状態保険料払込免除特約

被保険者がストレス性疾病保障付就業不能保障特約と同じ条件に該当したら、以後の保険料も免除されます。

リビング・ニーズ特約

被保険者が余命6ヵ月以内と判断されたとき、収入保障年金の一時支払額の全部または一部を生前に受け取ることができます

「じぶんと家族のお守り」と「プレミアムDX」を比較!

こちらでは、双方の商品の特徴を比較してみましょう。

下表をご覧ください。

比較 「じぶんと家族のお守り」 「プレミアムDX」
契約年齢 20歳~70歳 20歳~70歳
保障月額 5万円〜3億円(最高額) 5万円〜1億円(最高額)
年金保証期間 2年または5年 1年・2年・5年・10年
ストレス性疾病保障
生活習慣病

7大疾病を保障

・悪性新生物

・急性心筋梗塞

・脳卒中

・肝硬変

・慢性腎不全

・糖尿病

・高血圧性疾患

5大疾病を保障

・悪性新生物

・急性心筋梗塞

・脳卒中

・肝硬変

・慢性腎不全

 

 

健康体料率特約

4つに区分

・標準体保険料率

・喫煙者健康体保険料率

・非喫煙者標準体保険料率

・非喫煙者健康体保険料率

2つに区分

・標準体保険料率

・非喫煙者優良体保険料率

 

 

 

保障月額は双方とも最低5万円からですが、「じぶんと家族のお守り」は受取総額の最高額3億円まで、「プレミアムDX」は最高額1億円まで設定可能です。

保険金受取額をより充実させたい場合は、「じぶんと家族のお守り」を選んだ方が良いでしょう。

一方、年金保証期間は「じぶんと家族のお守り」は2年または5年のみですが、「プレミアムDX」は1年・2年・5年・10年まで選べます。

保障満期間近でご自分が亡くなることが心配なら、「プレミアムDX」の年金保証期間10年を選ぶ方が無難でしょう。

生活習慣病保障は、「じぶんと家族のお守り」の場合が7大疾病「プレミアムDX」の場合は5大疾病が保障されます。

生活習慣病を幅広く保障でカバーしたいなら、「じぶんと家族のお守り」を選ぶ方が安心できます。

「じぶんと家族のお守り」は医療保障と組み合わせるべき?

保険のドリル読者

「じぶんと家族のお守り」では、七大生活習慣病で療養しても年金が受け取れるのは魅力です。

これなら「じぶんと家族のお守り」と公的医療保険で、治療や生活費のサポートは十分でしょうか?

こちらでは、

七大生活習慣病とはどんな病気か?

民間医療保険等へ加入する必要性

の2つについて解説します。

松葉 直隆

生命保険の事なら「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

病気やケガは公的医療保険にお任せ?

病気やケガで入院や治療を受けた場合、ご自分の加入する国民健康保険または健康保険で公的給付が受けられます。

国民健康保険や健康保険は公的医療保険と呼ばれ、原則として7割が公的給付となり3割分を自己負担します。

公的医療保険が適用される医療サービスは【保険診療】に該当し、入院費(「大部屋」と呼ばれる病室の利用費)、手術、投薬、検査等が対象となります。

また、たとえ3割自己負担分が多額となる場合も、【高額療養費制度】を活用すれば、自己負担限度額の超えた医療費分は申請により返還されます

この様に日本の医療制度は世界でも類を見ないほど充実した仕組みとなっています。

七大生活習慣病とは?

七大生活習慣病を発症しても公的医療保険制度はもちろん活用でき、「じぶんと家族のお守り」に加入していれば、被保険者本人・家族の生活費はある程度賄われます

しかしながら、七大生活習慣病は次のように深刻な病気ばかりです。

  • 悪性新生物:悪性がんとも呼ばれ、人体を構成する細胞が何らかの異常で変異し、変異した細胞が正常な組織を次々と破壊しつつ、増殖する病気。
  • 心筋梗塞:心臓の血管が詰まり激痛が発生、最悪は死亡する心疾患。
  • 脳卒中:脳へ血液が流れなくなり、脳が壊死または壊死に近い状態へ悪化、最悪死に至る脳血管疾患。
  • 糖尿病:血液中を流れるブドウ糖が急増、心臓病や失明等の事態に悪化する病気。
  • 高血圧性疾患:高血圧で心不全のリスクが増す病気。
  • 肝硬変:慢性肝障害の長期化で、肝がん等の深刻な病気を発症するリスクがある。
  • 慢性腎不全:腎臓の機能が低下、動脈硬化等の危険が高まる病気。

特に悪性新生物・急性心筋梗塞(心疾患)・脳卒中(脳血管疾患)は【三大疾病】呼ばれ、三大疾病だけで日本人の死因の50.6%を占めます(出典:厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」結果の概要)。

このように、深刻な生活習慣病の入院・治療では【保険診療+α】の備えが必要になることでしょう。

七大生活習慣病のサポートは医療保険等も検討を!

七大生活習慣病のみならず病気やケガで入院する場合は、入院環境を充実するため【特別環境療養室】の利用を希望する患者さんもいるはずです。

一方、保険診療の対象である病室(大部屋)の空きが無く、医療機関から勧められ特別環境療養室を利用することもあるでしょう。

この特別環境療養室を利用した場合、【差額ベッド代】が発生し、その全額を自己負担しなければいけません。

また、七大生活習慣病の一つの悪性新生物(がん)治療に関しては、その死亡率の高さから様々な最先端医療技術が開発され、【先進医療】または【自由診療】と言う形で保険診療より効果の高い治療が受けられます。

しかし、先進医療はその技術分が全額自己負担自由診療は本来保険診療にあたる部分まで全額自己負担となります。

そのため、保険診療外となる医療サービスを受けると、医療費は高額化する傾向があります。

これでは、収入保障保険で家族の生活費が賄われるよう備えても、高額な医療費負担で結局家計は圧迫されるおそれがあります。

このようなことの無いように、差額ベッド代や先進医療が保障される医療保険やがん保険へ加入(なお、自由診療のサポートはがん保険に増加中)しておくことも検討しましょう。

医療保険や、がん保険に入っているならば、全額自己負担になる医療サービスにも【入院給付金】【先進医療給付金】【一時金】と言う形で金銭的サポートが受けられます

収入保障保険の特徴と注意点

保険のドリル読者

「じぶんと家族のお守り」に加入しても油断せず、医療に関する保険商品を検討するべきですね。

それでは、申込前に収入保障保険の特徴についておさらいしたいです。

こちらでは、収入保障保険の特徴とその活用法を解説します。

松葉 直隆

保険の見直しも「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

死亡保障だけではない商品

収入保障保険は前述したように、ご自分が死亡または高度障害状態となった際、残された家族へ当面の生活費が年金形式でサポートされる商品です。

そのため、収入保障保険は定期保険の1種と言われています。

収入保障保険では、このような死亡保障だけでなく、様々な被保険者のリスクを賄う商品が販売されています

例えば「じぶんと家族のお守り」のように、生活習慣病・ストレス性疾病による就業不能へ手厚い商品や、被保険者が要介護認定となった場合に介護年金が受け取れる商品と様々です。

各保険会社では、収入保障保険を主力商品と位置づけ、競って他社との差別化を図っています。

販売されている各商品を慎重にチェックすれば、必ずご自分のニーズに合った商品が見つかることでしょう。

収入保障保険と定期保険を比較

こちらでは、収入保障保険と定期保険とを比較してみましょう。

比較 収入保障保険 定期保険
保険期間 限定されている 限定されている
解約返戻金
保険金額 満期に近づくほど逓減 満期まで一定

収入保障保険は定期保険の1種なので、保険期間が限定され、解約返戻金もないのは共通しています

しかし、最大の違いは収入保障保険の場合、保険金額が保険満期に近づくたび徐々に減っていく点です。

その分、保険料払込期間を60歳・65歳までと言うような【歳満期】で設定した定期保険より保険料は軽減されることになります。

家族の生活費や子供の教育費、住宅のローン等に毎月の給与を充ててしまい、もしもの保障にお金を回せない人へ最適の商品といえます。

終身保険と併用すべきか?

収入保障保険は定期保険の1種である以上、保険満期となれば保障は受けられなくなります

保険が満期となる頃には、ご自分も高齢となっていることが多く、以後、新規に死亡保険へ加入することは難しくなる恐れがあります。

ただし、収入保障保険が満期となった時期には子供が独立して、まとまった金額の死亡保障はあまり必要とならないはずです。

そのため契約年齢が若いうちに、死亡保険金を200万円~300万円程度で設定した『終身保険』への加入も検討してみましょう。

この200万円~300万円の保険金は、いわゆるご自分の【葬儀費用】に充てるための備えです。

なぜなら、日本消費者協会「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書(2017年)」によれば、日本全国の葬儀費用平均額は約196万円と言われているからです。

終身保険は一生涯保障される死亡保険ですが、保険金額の設定によって保険料は高額化します。

しかし、200万円~300万円で設定金額を抑えておけば、家計の負担も軽減されます。

子供がまだ小さい等、死亡保障を手厚くしたい時期に収入保障保険・終身保険を併用して加入し、子供が独立した後はご自分の葬儀費用へ充てる終身保険のみが存続するという形になります。

まとめ

「じぶんと家族のお守り」は、生活習慣病やストレス社会に対応した収入保障保険として人気が高い商品です。

まずは保障内容・契約条件をチェックして、ご自分のニーズに合った商品なのかを判断しましょう。

また、『収入保障保険だけで良いのか?』『医療保険などは必要ないのか?』という所まで、しっかりと考えられればベストと言えるでしょう。