40代・50代に人気のがん保険は?それぞれをランキングで紹介!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

40代・50代で、はじめて「がん保険」へ加入を検討したり、加入していた保険を解約して新たに「がん保険」へ入り直したりした方々もいることでしょう。

40代・50代ともなれば、中高年以降に深刻化する【がん】に関しての備えを手厚く整えるべきでしょう。

そこで今回は、40代・50代ぞれぞれの年代で人気が高いがん保険をランキング形式で紹介します。

なぜ人気が高いのか、その理由と保険内容を解説しますので、中高年以降のがん発症リスクを考慮した保険選びの参考にして下さい。

この記事の要点
  • 40代・50代に人気のがん保険ランキングの紹介!
  • それぞれの人気の理由と商品内容と活用の仕方を紹介!
  • 保険選びの注意点の確認!
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

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40代・50代に人気のがん保険を紹介!

保険のドリル読者

私も40代になりましたが、今のところ大きな病気をしたことが無いです。

しかし同僚には、『そろそろがんへの備えをした方が良い』と言われました。

保険のドリル読者

がんは中高年以降にリスクが高まると言われていますが、40代・50代の方々はどんな「がん保険」へ加入しているのでしょうか?

こちらでは、40代・50代に人気のがん保険をランキング形式で発表します。

松葉 直隆

がん保険はがん治療のサポートを補完する商品?

がん治療は、その大部分が公的医療保険でサポートされます。

医師の検査や治療、投薬等は原則3割自己負担にとどまり、この負担が重ければ【高額療養費制度】で、自己負担限度額分を超えた医療費は返還されます。

ただし、保険診療対象外の医療サービスも存在し差額ベッド代(特別環境療養室利用料)、先進医療費(最先端医療の技術料)は【全額自己負担】です。

これらの費用は非常に多額となる場合があり、とりわけ差額ベッド代は医療機関側が自由に費用設定できるため、後々患者側と医療機関側がトラブルとなるおそれもあります。

がん保険は、公的医療保険を補完する役割のある保険商品であり、現物給付を行う保険診療とは異なり、かかる医療費を【現金給付】でサポートします。

初めてがんと診断確定されたなら【がん診断給付金】、がんで入院したなら【がん入院給付金】、がんで手術したなら【がん手術給付金】と言う形でお金を受け取れます。

このお金の使途は自由ですので、かかった医療費を賄うことはもちろん、生活費に利用しても構いません

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40代に人気のがん保険ランキング!

こちらでは40代に人気のがん保険1位~5位までを発表します。

順位 保険会社・保険商品
1位

チューリッヒ生命

「終身ガン治療保険プレミアムDX」

2位

アフラック生命

「生きるためのがん保険Days1」

3位

東京海上日動あんしん生命

「がん診断保険R」

4位

ライフネット生命

「がん保険ダブルエール」

5位

アクサダイレクト生命

「アクサダイレクトのがん終身」

いずれも終身がん保険がランキングしています。

5位になっているアクサダイレクト生命「アクサダイレクトのがん終身」は、ネット専用のがん保険となっており、ネット専用の特徴を生かして、月払保険料のリーズナブルさと、いつでも気軽にネット申込可能な点が人気となっています。

50代に人気のがん保険ランキング!

こちらでは50代に人気のがん保険1位~5位までを発表します。

順位 保険会社・保険商品
1位

チューリッヒ生命

「終身ガン治療保険プレミアムDX」

2位

アフラック生命

「生きるためのがん保険Days1」

3位

ライフネット生命

「がん保険ダブルエール」

4位

東京海上日動あんしん生命

「がん診断保険R」

5位

FWD富士生命

「新がんベスト・ゴールドα」

1位チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」、2位アフラック生命「生きるためのがん保険Days1」は、40代の順位と変わりません

また、3位ライフネット生命「がん保険ダブルエール」と4位東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」は、順位が入れ替わっています

5位になっているFWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」は、がんと診断されれば最高300万円が受け取れる、がん診断給付金のみを基本設定としたユニークな商品です。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」

保険のドリル読者

チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、40代・50代の双方から人気となっている商品ですね。

その人気の理由や商品の特徴などを是非教えて下さい。

こちらでは、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保険内容と活用法についてわかりやすく解説します。

松葉 直隆

チューリッヒ生命の保険は「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

40代・50代の双方に支持される理由は?

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、放射線治療、抗がん剤・ホルモン剤治療サポートを基本設定としたユニークながん保険です。

通常のがん保険ならば、入院給付金やがん診断給付金が基本設定と言えます。

しかし、この商品はがん治療に放射線治療、抗がん剤治療が多用されることへ着目しています。

そこで、放射線治療、抗がん剤・ホルモン剤治療を手厚くサポートし、特に抗がん剤・ホルモン剤治療では【自由診療】まで保障される点が人気となっています。

この自由診療とは、保険適用外の治療法・治療薬を利用した医療サービスのことです。

「終身ガン治療保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:満6歳~満80歳(インターネット申込:満20~満80歳)
  • 保険料払込期間:10年・55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済・75歳払済・80歳払済、終身払
  • 保険料払込方法(回数):月払・年払
  • 保険料払込方法(経路):口座振替・クレジットカード

「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保険内容を紹介!

こちらでは、「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保障内容を説明します(自由設計プラン)。

基本設定

主契約は放射線治療給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金となります。

なお、この主契約全ての給付金を通算して2,000万円までが保障上限となります。

(1)放射線治療給付金

がん(上皮内新生物)で放射線治療を受けた月毎に給付金が受け取れ、1回10万円~60万円(基準給付月額)まで設定できます。

(2)抗がん剤・ホルモン剤治療給付金

がん(上皮内新生物)で抗がん剤・ホルモン剤の処方・投与を受けた月毎に給付金が受け取れ、1回10万円~60万円(基準給付月額)まで設定できます。

(3)自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金

がん(上皮内新生物)で自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤の処方・投与を受けた月毎に給付金が受け取れ、「基準給付月額×2倍」で設定されます。

こちらの給付金の場合は、更に通算12ヶ月が限度とされるので注意しましょう。

特約

ご自分のニーズに応じて次の特約を付加できます。

  • 悪性新生物保険料払込免除特約:初めてがん(悪性新生物)と診断確定された時、以後の保険料を免除。
  • ガン先進医療特約:所定の先進医療による療養を受けたとき、給付金は通算2,000万円を限度、支援給付金は1回15万円が受け取れる。
  • ガン診断給付金:初めてがんと医師から診断確定または、診断確定日を含め2年経過した日の翌日以降、がんの治療を直接の目的として入院した場合に給付される。1回50万円〜100万円(10万円単位)まで設定可。
  • ガン通院特約:入院前後の一定期間にがんの治療を目的して通院した場合、給付される。1日につき5,000円〜3万円(1,000円単位)まで設定可。
  • ガン入院特約:がんの治療を直接の目的として入院したとき、日数無制限で給付される。1日につき5,000円〜3万円(1,000円単位)まで設定可。
  • ガン手術特約:がんの治療を直接の目的として手術したとき、日数無制限で給付される。1回につき10万円〜60万円(5万円単位)まで設定可。
  • ガン緩和療養特約:保険診療に該当する所定のがん性疼痛(痛み・不快感)緩和の治療を受けたとき給付される。通算12ヶ月限度として1回につき10万円〜60万円(5万円単位)まで設定可。
  • ガン診断後ストレス性疾病特約:ガンと診断確定された後5年以内、所定のストレス性疾病と診断されたとき、1回のみ5万円・10万円・20万円が受け取れる。
  • ガン長期入院時差額ベッド保障特約:がん治療を目的に8日以上入院、その入院期間に差額ベッド代の負担が発生したとき8日目以降無制限で、1日10,000円が受け取れる。

「終身ガン治療保険プレミアムDX」の活用法を紹介!

こちらでは、「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保険料例と活用法について解説します。

基本設定だけなら40歳でも毎月1,000円台!!

「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保険料例は次の通りです。

(例)男性が契約した場合

  • 保険料払込期間:終身払
  • 保障設定:放射線治療給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金
  • 基準給付月額:月額10万円

[40歳]月払保険料1,060円

[50歳]月払保険料1,560円

40歳・50歳で契約しても1,000円台からと破格の安さです。

医療保険と併用してもOK!

病気やがんの幅広い治療サポートとして「医療保険」も販売されています。

この医療保険では、がん治療サポートが充実している商品もあります。

例えば、がんをはじめとした生活習慣病を発症して入院した場合、入院給付金が無制限になる商品がん保険と同じがん診断給付金が受け取れる商品とバラエティに富んでいます。

そのため、このような医療保険の他、抗がん剤・ホルモン剤治療に手厚い「終身ガン治療保険プレミアムDX」を併用すれば、万全の備えが期待できます。

前述したように「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、主契約だけなら40代・50代でも毎月1,000円台で保障継続できます。

リーズナブルな保険料で、お得に活用できるメリットがあります。

アフラック生命「生きるためのがん保険Days1」

保険のドリル読者

アフラック生命の「生きるためのがん保険Days1」も、40代・50代の双方から人気が高い商品ですね。

「生きるためのがん保険Days1」に関しても、人気の理由や特徴を知りたいです。

こちらでは、アフラック生命「生きるためのがん保険Days1」の保険内容と活用法についてわかりやすく解説します。

松葉 直隆

アフラック生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

保障が後から追加できる!?

アフラック生命の「生きるためのがん保険Days1」は、【ベースプラン】【スタンダードプラン】2種類から選べる終身がん保険です。

この商品の特徴は幅広いがん治療サポートもあるのですが、契約後に必要と感じた保障を追加できる点が人気となっています。

そのため、ご自分のニーズの変化で、当初は診断給付金や入院給付金程度で十分と感じたが、後から先進医療給付金も必要に思った場合には、保障を追加する事が可能なのです。

「生きるためのがん保険Days1」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:0歳~満85歳(定額タイプ)
  • 保険料払込期間:終身払(定額・60/65歳半額タイプ)、10年払
  • 保険料払込方法(回数):月払・半年払・年払
  • 保険料払込方法(経路):振込・口座振替・クレジットカード

「生きるためのがん保険Days1」の保険内容を紹介!

こちらでは、「生きるためのがん保険Days1」の保障内容を説明します。

(1)入院給付金

がんで入院した場合、入院給付金日額5,000円(ベースプラン)または入院給付金日額10,000円(スタンダードプラン)が受け取れます。

支払日数は無制限です。

(2)診断給付金

1回限定で、ベースプラン(入院給付金日額5,000円)の場合は25万円(上皮内新生物2.5万円)、スタンダードプラン(入院給付金日額10,000円)の場合は50万円(上皮内新生物5万円)まで設定できます。

(3)特定診断給付金

がん(上皮内新生物対象外)で入院や通院が所定の条件に該当した時に、1回限定で、ベースプラン(入院給付金日額5,000円)の場合は25万円、スタンダードプラン(入院給付金日額10,000円)の場合は50万円まで設定できます。

(4)通院給付金

がんで通院した場合、入院給付金日額と同額が受け取れます。

支払日数は無制限です。

(5)手術・放射線治療給付金

がん手術・放射線治療1回10万円(ベースプラン)または20万円(スタンダードプラン)が受け取れます。

(6)抗がん剤・ホルモン剤治療給付金

がん(上皮内新生物対象外)で抗がん剤・ホルモン剤の処方・投与を受けた月毎に2.5万円または5万円(ベースプラン)、5万円または10万円(スタンダードプラン)が受け取れます。

(7)がん先進医療給付金・一時金

給付金は通算2,000万円を限度、一時金は1回15万円が受け取れます。

(8)複数回診断給付金

がん診断確定から2年以上経過後、所定の治療を受けたとき1回50万円(上皮内新生物5万円)が受け取れます。

(9)特定保険料払込免除(スタンダードプランのみ)

がん(上皮内新生物対象外)と診断確定された時、以後の保険料が免除されます。

当然これらの給付金を全てを設定する必要はありません

ただし、各プランで一通り保障を選んだ方が無難です。

もしも、後から必要になった保障を見つけてた場合、追加契約は可能です。

ただし、【複数回診断給付金】【特定保険料払込免除】を特約として中途付加する取扱いはありません

「生きるためのがん保険Days1」の活用法を紹介!

こちらでは、「生きるためのがん保険Days1」の保険料例と活用法について解説します。

ベースプランなら40歳でも毎月2,000円台!?

ベースプラン・スタンダードプランの保険料例は次の通りです。

①ベースプラン(がん先進医療特約+診断給付金複数回支払特約)

契約年齢/性別 男性 女性
20歳 1,348円 1,343円
30歳 1,803円 1,818円
40歳 2,593円 2,543円
50歳 4,003円 3,308円

②ベースプラン(がん先進医療特約+診断給付金複数回支払特約+特定保険料払込免除特約)

契約年齢/性別 男性 女性
20歳 2,534円 2,534円
30歳 3,394円 3,485円
40歳 5,025円 5,159円
50歳 8,128円 8,128円

40代・50代でも、ベースプランなら毎月2,000円~4,000円台の負担で保障継続ができます。

特約は後から追加してOK

もちろん、生きるためのがん保険Days1を若い時、例えば30代で契約後に40代で特約を付加したい場合があるでしょう。

その場合、最初の契約当時の保険料分は終身医療保険なので変わりません(ただし10年更新の保障に注意)。

その後、追加で付加した特約保険料は追加契約時の保険料となります。

特約を追加したいなら、ご自分の家計の状況もよく見ながら柔軟に検討することが大切です。

東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」

保険のドリル読者

東京海上日動あんしん生命の「がん診断保険R」は40代に人気のようですね。

何か40代が注目する工夫をしているのでしょうか

こちらでは、東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」の保険内容と活用法についてわかりやすく解説します。

松葉 直隆

東京海上日動あんしん生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

保険料が返還される仕組みが40代に人気!?

東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」は、がん保険の中でも非常に珍しい商品であり、給付金を受け取らなければ、一定の年齢になったとき保険料全額(主契約分)が返還される【貯蓄型】終身がん保険です。

がん治療には備えたいものの、払い込んだ保険料がもったいないと思っている方々に最適の商品です。

40代のように、まだがんの発症リスクが深刻ではなく、利用するかどうかわからないがん保険で、保険料が無駄となることを不安視する人達に人気となっています。

「がん診断保険R」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:0歳~50歳
  • 保険料払込期間:終身払
  • 保険料払込方法(回数):月払
  • 保険料払込方法(経路):口座振替・クレジットカード

「がん診断保険R」の保険内容を紹介!

こちらでは、「がん診断保険R」の保障内容を説明します。

この保険商品には、診断給付金が100万円のタイプと200万円のタイプがあります。

基本設定

主契約は診断給付金そして健康還付給付金のみです。

(1)診断給付金

初めてがん(上皮内新生物を含む)と診断確定されたとき、がんが再発・転移したときに受け取れます。

診断給付金が100万円タイプ200万円タイプの2種類から選べます。

上皮内新生物に対する診断給付金は保険期間を通じて1回のみで限定されます。

(2)健康還付給付金

被保険者が健康還付給付金支払日(被保険者が70歳に到達する年単位の契約応当日)に生存している場合、払い込んだ保険料(主契約分)の全額または一部が戻ってきます

診断給付金(主契約分)のみの保険料を対象に算定されます。

特約

ご自分のニーズに応じて次の特約を付加できます。

ただし、これらの特約保険料は健康還付給付金の対象外です。

  • 悪性新生物初回診断特約:初めてがん(悪性新生物)と診断確定された時、1回のみ100万円が受け取れる。
  • がん先進医療特約:所定の先進医療による療養を受けたとき、通算2,000万円を限度として受け取れる。
  • がん入院特約:がんの治療を直接の目的として入院したとき、日数無制限で給付される。1日につき1万円または2万円が設定可。
  • がん通院特約:入院前後の一定期間にがんの治療を目的して通院した場合、1回の入院で45日・通算730日限度給付される。1日につき入院給付金の50%が受取可。
  • がん手術特約:がんの治療を直接の目的として手術したとき、日数無制限で給付される。1回につき20万円または40万円が設定可。
  • 抗がん剤治療特約:がん(上皮内新生物を含む)で抗がん剤治療を受けたとき給付される。通算60ヶ月限度として1回10万円が受取可。

「がん診断保険R」の活用法を紹介!

こちらでは、「がん診断保険R」の保険料・健康還付給付金額例と活用法について解説します。

事例を挙げて健康還付給付金額をシミュレーション

保険料の推移と健康還付給付金額をみてみましょう。

(例)給付金を一切受け取らなかった場合

  • 契約年齢:40歳男性
  • タイプ:診断給付金200万円タイプ
  • 保険料払込期間:終身払
  • 悪性新生物初回診断特約:付加
  • 月払保険料:10,440円(主契約分9,090円)
年齢(経過年数) 保険料累計額 健康還付給付金額
41歳 125,280円
50歳 1,252,800円
60歳 2,505,600円
70歳 3,758,400円 3,272,400円
80歳 5,011,200円

70歳で健康還付給付金を受け取ることになります。

表のように健康還付給付金額3,272,400円より、保険料累計額3,758,400円が多くなるのは、486,000円分の悪性新生物初回診断特約保険料が上乗せされているからです。

健康還付給付金をどう活用するか?

表を見てもわかりますが、まとまった健康還付給付金を受け取ったとはいえ、保険料払込期間が終了したわけではありません

「がん診断保険R」は終身払しか選べないので、保障を継続する場合は再び保険料を払い込む必要があります。

ただし、70歳ともなれば、【高齢受給者証】が保険者から交付され保険料負担は原則2割に、75歳になれば【後期高齢者医療被保険者証】が市町村から交付され保険料負担は原則1割に軽減されます。

保険診療負担が軽くなった分、がん保険の必要性は薄まるので、健康還付給付金の受け取り後に保険を解約し、そのお金を差額ベッド代用に貯金しておくのも良い方法です。

このような方法なら、以後の保険料も不要で入院費等を賄う備えができます。

ライフネット生命「がん保険ダブルエール」

保険のドリル読者

私としてはがん治療を行うことにより、いままでの収入が減ってしまうことが不安です。

少しでも治療や生活費を賄える保障もあれば良いのですが。

こちらでは、ライフネット生命「がん保険ダブルエール」の保険内容と活用法についてわかりやすく解説します。

松葉 直隆

ライフネット生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

長引く治療に手厚い保障が50代に人気!?

ライフネット生命の「がん保険ダブルエール」は、がん診断一時金が受け取った翌年から、1年ごとに最大5回まで【がん収入サポート給付金】が給付されます。

この、がん収入サポート給付金は、がんと医師から診断確定された翌年から、たとえがん治療をしなくても被保険者の生存を条件に受け取れる点が人気となっています。

「がん保険ダブルエール」では、がん診断一時金のみが保障される【シンプルタイプ】と、治療サポート給付金も付帯された【ベーシックタイプ】と、そしてがん収入サポート給付金も設定された【プレミアムタイプ】の3つのタイプが用意されています。

「がん保険ダブルエール」の契約内容は次の通りです。

  • 契約年齢:20歳~70歳
  • 保険料払込期間:終身払
  • 保険料払込方法(回数):月払
  • 保険料払込方法(経路):口座振替・クレジットカード

「がん保険ダブルエール」の保険内容を紹介!

こちらでは、「がん保険ダブルエール」の保障内容を説明します(プレミアムタイプ)

(1)がん診断一時金

がんと医師から診断確定されたとき、1回限定での給付

保障金額は、100万円・150万円・200万円・250万円・300万円の5種類いずれかから設定できます。

ただし、悪性新生物の場合のみ保障対象です。

(2)上皮内新生物診断一時金

上皮内新生物と医師から診断確定されたとき、1回限定で「がん診断一時金×50%」分が受け取れます。

(3)治療サポート給付金

がん(上皮内新生物を含む)で所定の入院治療・通院治療をしたとき、毎月1回10万円が回数無制限で受け取れます。

(4)がん収入サポート給付金

がんと医師から診断確定された翌年から、たとえがん治療をしなくても、被保険者の生存を条件に「がん診断一時金×50%」分が受け取れます。

年に1回、計5階までが保障上限となります。

(5)がん先進医療給付金

所定の先進医療による療養を受けたとき、通算2,000万円を限度として受け取れます。

(6)保険料払込免除

がん(上皮内新生物対象外)と診断確定された時、以後の保険料が免除されます。

「がん保険ダブルエール」の活用法を紹介!

こちらでは、事例を挙げてダブルエールの保険料・給付金額について解説します。

(例)

  • 契約年齢:50歳男性
  • 保険料払込期間:終身払
  • がん診断一時金:300万円
  • 治療サポート給付金:10万円
  • がん収入サポート給付金:150万円
  • その他:保険料免除

月払保険料:19,850円

①毎年支払い保険料の累計額は次の通りです。

月払保険料19,850円×12ヶ月=238,200円

②がんを発症し、その年には毎月、手術1回、放射線治療を6回、抗がん剤治療5回のいずれかの治療を受け、翌年には被保険者が生存し、経過観察を行っている場合は次の給付金が受け取れます。

  • がん診断一時金:300万円
  • 治療サポート給付金:120万円(10万円×12ヶ月)
  • がん収入サポート給付金:150万円

これらの給付金を受け取ると、

がん診断一時金300万円+治療サポート給付金120万円+がん収入サポート給付金150万円=570万円

総額570万円の給付金が受け取れます。

更に被保険者が生存し続ければ、がん収入サポート給付金が600万円(150万円×4年間)も受け取れます

さらに、がんと診断されているので保険料払込免除が適用され、以後の保険料負担は不要です。

がんと医師から診断確定されたら、速やかにがん診断一時金請求を行いましょう。

入院前から請求できるので、受取時期も早くお金に余裕を持った状態で治療に専念できます

40代・50代のがん保険選びの注意点は?

保険のドリル読者

ここまで紹介された商品をみてくると、どれも個性的ながん保険ばかりでした。

それでは、40代・50代の方々が保険選びをする際に気を付けるべき点があれば教えて下さい。

こちらでは、40代・50代の方々が保険選びをする時の注意点について解説します。

松葉 直隆

保険選びの相談は「ほけんのぜんぶ」(無料)

ご自分のニーズに合った商品選びを!

同世代の方々に支持された人気商品だからといって、保障内容をよく見ずに申し込むことは避けましょう。

人気ランキングは、あくまで「がん保険」選びの目安として参考にするべきであり、人気の高い商品の保障内容をみて、ご自分に合わないならば加入は見送った方が良いです。

保険選びの際は、複数の商品を比較しながら、理想に近い商品を選んでいきましょう。

ケースによっては全くランキング圏外だった商品が、ご自分のニーズに合った商品ということもあります。

時間に余裕があるなら、人気ランキングに顔を出している商品以外もチェックした方が無難です。

その他の生活習慣病にも注意を!

中高年に怖い病気は【がん】だけでと言えません

心疾患・脳血管疾患のように、がんと共に【三大疾病】と称される深刻な病気が存在します。

また、糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患・すい疾患という、症状を放置すれば最悪死亡するに至る生活習慣病もあります。

これらの治療サポートも検討するなら、前述したようにこれらの生活習慣病を保障対象とする医療保険の他、「終身ガン治療保険プレミアムDX」のような、抗がん剤・ホルモン剤治療が基本設定となっている商品も併用して備えておくと良いでしょう。

このように保険商品を組み合わせて備えることで、がんだけではない深刻な生活習慣病へも幅広く対応できます。

自由診療も検討してみよう

またこれまで度々話題に上った、【自由診療】の治療サポートを扱う商品も検討してみましょう。

自由診療と保険診療外の医療サービスのことです。

保険診療外で最先端のがん治療法、治療薬が利用できるので、保険診療よりも高い効果が期待できます。

似たような医療サービスに先進医療がありますが、こちらは先進医療費(技術料)は全額自己負担になるものの、保険診療に該当する費用の部分は公的医療保険が適用されます。

一方、自由診療は、こちらの医療サービスを活用すると、保険診療に該当するサービスまで全額自己負担となります。

最近のがん保険では、自由診療をサポートする商品も続々と登場しています。

がん治療に自由診療を取り入れたい方々は、参考にチェックしておいた方が良いでしょう。

まとめ

40代・50代に人気の「がん保険」について紹介してきましたが、それぞれの特徴の有る保険商品だったと思います。

40代・50代に方々は、若い世代とは違った目線で「がん保険」を選ばなければいけないこともあります。

人気のがん保険は、それだけ数多くの保険利用者から支持された商品ですが、保障内容がご自分に合うかどうかは別の話です。

まず自分のニーズをしっかりと把握して、そのニーズと保険の内容が合っているか確認することが大切です。

保険選びで迷うことも有ると思いますが、そういう時は保険の専門家の意見も聞いてみるのも良いでしょう。

様々な商品を比較して、専門家の意見も聞いて、自分に合った「がん保険」を選ぶようにしましょう。