ライフネット生命では、がん保険「ダブルエール」を販売し、がん治療保障の充実ぶりが人気となっています。
この「ダブルエール」へ加入したい方々も多いことでしょう。
しかし、ライフネット生命では終身医療保険「じぶんへの保険3」「じぶんへの保険3レディース」でも、がん治療サポートが付加できる事から「ダブルエール」と、どちらを選ぶべきか悩む人がいるかもしれません。
この記事では、ライフネット生命のがん保険である「ダブルエール」の特徴を解説し、「じぶんへの保険3」「じぶんへの保険3レディース」との比較、そして他社商品とも比較をしますので、保険選びのヒントにしてみて下さい。
- ライフネット生命のがん保障の解説
- がん保険「ダブルエール」を細かく解説
- 医療保険との併用の有効性
- アクサダイレクト生命のがん保険との比較
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
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目次
ライフネット生命のがん治療へのサポート
保険のドリル読者
やはり、前もって医療保障を備えておきたいですね。
そこで、ライフネット生命のがん治療サポートはどうなっているのか知りたいです。
松葉 直隆
ライフネット生命の保険の特徴
ライフネット生命の販売する保険商品は、その全てがネットで気軽に申し込みができます。
代理店等へ来店し面倒な対面申込をしたり、郵送申し込みのようにわざわざ紙面へ必要事項を記載したりする手間も要りません。
ご自分の好きな時間に、自身のペースで申込手続きが可能です。
申込方法がネット専用となっているので、他社よりも人件費等の費用が抑えられ、その分保険料が割安になっています。
また、保障内容がシンプルでわかりやすい点も特徴です。
申し込みはマイペースで行いたい方々、保険料をなるべく抑えたい方々に最適の保険といえます。
ただし、自宅のパソコンまたはスマーフォンの画面を見ながら、入力手続きを進めることになります。
つまり、対面申込のように、不明点があれば保険担当者へすぐ質問できるわけではありません。
そのため、契約条件等をよく理解しないまま申込は行わず、一旦入力を中断しカスタマーセンターへ問い合わせ、不明点を確認することが大切です。
がん治療がサポートされる商品
ライフネット生命の販売する保険商品で、がん治療サポートが受けられる商品は次の3つです。
終身医療保険「じぶんへの保険3」
病気やケガの入院治療サポートはもちろん、がんの治療サポートを特に厚くできる終身医療保険です。
診断されたら受け取れる一時金である【がん治療給付金】は最高150万円まで設定可能、所定のがん・心疾患・脳血管疾患(3大生活習慣病)で入院した場合は入院無制限保障となります。
終身医療保険「じぶんへの保険3レディース」
女性専用となる終身医療保険で、女性特定疾病(異常分娩・がん等)で入院すれば、通常の入院給付金日額×2倍が受け取れます。
「じぶんへの保険3」と同様、3大生活習慣病で入院した場合は無制限保障、そしてがん治療給付金(最高150万円給付)が付加できます。
がん保険「ダブルエール」
がん診断一時金が特に充実(最高300万円)し、入院・通院にかかわらず、がんの三大治療も回数無制限で保障される商品です。
また、がんによる闘病生活で収入減少を軽減するためのサポートも設けられています。
がん保険は1商品のみ!?
ライフネット生命の販売するがん保険は、前述した「ダブルエール」の1商品のみです。
しかし「ダブルエール」では、最高300万円にも上るがん診断一時金の他、闘病生活での収入減少を抑える【がん収入サポート給付金】が受け取れ、特にご家庭の大黒柱となっている方へお勧めしたいがん保険です。
もちろん「ダブルエール」も、パソコン・スマートフォンから気軽に申込が可能となります。
次章以降では「ダブルエール」の詳細な保険内容と、「じぶんへの保険3」「じぶんへの保険3レディース」および、他社商品とも比較をしてメリット・デメリットを解説します。
がん保険「ダブルエール」はどんな商品?
保険のドリル読者
そこで「ダブルエール」の特徴を詳しく教えて下さい。
松葉 直隆
「ダブルエール」は終身がん保険!
ライフネット生命の「ダブルエール」は、一生涯にわたりがん治療サポートが受けられる終身がん保険です。
この保険商品は、がん診断一時金のみが基本設定で最高300万円まで契約できます。
「ダブルエール」には、がん診断一時金のみが保障される【シンプルタイプ】、治療サポート給付金も付帯された【ベーシックタイプ】、そして治療サポート・給付金がん収入サポート給付金が設定された【プレミアムタイプ】の3つのタイプが用意されています。
なお、がん先進医療給付金は【ベーシックタイプ】【プレミアムタイプ】に付加することができます。
「ダブルエール」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込方法(回数):月払
- 保険料払込方法(経路):口座振替・クレジットカード
「ダブルエール」の保険内容を紹介!
こちらでは「ダブルエール」の、一時金・給付金等の保障内容と保険料例について説明します。
「ダブルエール」の保障内容
「ダブルエール」の保障内容を説明します。
(1)がん診断一時金(シンプル・ベーシック・プレミアム)
がんと医師から診断確定されたとき、1回限定で100万円・150万円・200万円・250万円・300万円の5種類いずれかが設定できます。
ただし、悪性新生物の場合のみ保障対象です。
(2)上皮内新生物診断一時金(シンプル・ベーシック・プレミアム)
上皮内新生物と医師から診断確定されたとき、1回限定で【がん診断一時金×50%】分が受け取れます。
つまり最高150万円まで給付可能となります。
(3)治療サポート給付金(ベーシック・プレミアム)
がん(上皮内新生物を含む)で所定の入院治療・通院治療をしたとき、毎月1回10万円が回数無制限で受け取れます。
(4)がん収入サポート給付金(プレミアム)
がんと医師から診断確定された翌年から、たとえがん治療をしなくても、被保険者の生存を条件に【がん診断一時金×50%】分が受け取れます。
つまり年間最高150万円まで給付可能となります。
年1回、計5回までが保障上限です。
(5)がん先進医療給付金(ベーシック・プレミアム)
所定の先進医療による療養を受けたとき、通算2,000万円を限度として受け取れます。
任意で付加するかを選べます。
(6)保険料払込免除(ベーシック・プレミアム)
がん(上皮内新生物対象外)と診断確定された時、以後の保険料が免除されます。
保険料例
事例をあげて「ダブルエール」で、どのくらいの保険料となるか見てみましょう(月払保険料)。
①シンプルタイプの場合
- がん診断一時金:300万円
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 2,685円 | 3,312円 |
30歳 | 3,627円 | 4,311円 |
40歳 | 5,205円 | 5,394円 |
50歳 | 7,983円 | 6,330円 |
②ベーシックタイプの場合
- がん診断一時金:300万円
- 治療サポート給付金:10万円
- がん先進医療給付金:付加
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 3,549円 | 4,346円 |
30歳 | 4,759円 | 5,667円 |
40歳 | 6,777円 | 7,119円 |
50歳 | 10,328円 | 8,342円 |
③プレミアムタイプの場合
- がん診断一時金:300万円
- 治療サポート給付金:10万円
- がん収入サポート給付金:150万円
- がん先進医療給付金:付加
契約年齢/性別 | 男性 | 女性 |
20歳 | 6,204円 | 8,216円 |
30歳 | 8,674円 | 11,277円 |
40歳 | 12,747円 | 14,769円 |
50歳 | 19,943円 | 17,342円 |
給付金をシミュレーション!
こちらでは事例をあげて「ダブルエール」で、どのくらいの一時金・給付金が受け取れるかシミュレーションしてみましょう。
(例)プレミアムタイプ
- 契約者(被保険者):30歳男性
- がん診断一時金:300万円
- 治療サポート給付金:10万円
- がん収入サポート給付金:150万円
- がん先進医療給付金:付加
- その他:保険料払込免除
→月払保険料4,759円(年間57,108円)
【事例】
保険契約して15年後、初めて胃がんと診断され他の臓器へ転移も発見、20日間入院し手術を受けた。
退院後は放射線療法を2ヶ月に1回(2年間で計12回)受け、あわせて化学療法(内服)を3ヶ月に1回通院(90日分の処方)し5年間受けた。また、5年間は6ヶ月に1回定期検査のため通院し経過観察をした。
- がん診断一時金:300万円
- 治療サポート給付金:610万円(10万円×61ヶ月)
- がん収入サポート給付金:750万円(150万円×5年)
がん診断一時金300万円+治療サポート給付金610万円+がん収入サポート給付金750万円=1,660万円
5年間で総額1,660万円もの一時金・給付金が受け取れます。
なお、所定のがんを発症したため、以後の保険料も払込が免除されます。
「ダブルエール」と「じぶんへの保険3」
保険のドリル読者 そこで「ダブルエール」と「じぶんへの保険3」の、がん治療サポートの特徴を比べてみたいです。
松葉 直隆
「じぶんへの保険3」があれば充分!?
ライフネット生命の「じぶんへの保険3」は、病気やケガの日帰り入院から長期の入院の治療まで、手厚くサポートされる終身医療保険です。
日帰り入院でも一律5日分の入院給付金が受け取れ、所定のがん・心疾患・脳血管疾患で入院すれば入院日数は無制限で保障されます(おすすめコース)。
また、がんと診断確定されたら【がん治療給付金】は入院給付金日額×100倍が受け取れます。
この給付金は、入院・通院問わず1年に1回、計5回まで給付されます。
この終身医療保険だけで、がん(悪性新生物)に関する治療サポートを充実させることが出来ると言えるでしょう。
「じぶんへの保険3」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険料払込期間:終身、60歳まで、65歳まで
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 入院給付金日額:5,000円、8,000円、10,000円、12,000円、15,000円
「ダブルエール」と「じぶんへの保険3」を比較
こちらでは「ダブルエール」と「じぶんへの保険3」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「ダブルエール」 | 「じぶんへの保険3」 |
がん診断一時金 |
〇最高300万円 ※1回のみ |
〇最高150万円 ※がん治療給付金:計5回 |
上皮内新生物診断一時金 |
〇最高150万円 ※1回のみ |
× |
入院給付金 | × |
〇日額15,000円まで ※悪性新生物は無制限保障 |
手術・治療給付金 |
〇10万円 治療サポート給付金として毎月1回 |
〇 入院給付金日額の5倍or10倍 |
収入サポート |
〇最高150万円 ※がん収入サポート給付金:計5回 |
× |
「ダブルエール」・「じぶんへの保険3」のいずれも、保障対象または保障対象外の一時金・給付金があります。
どちらを選ぶべき?
「じぶんへの保険3」は、病気やケガの治療の他にがん治療サポートも充実し、がん(悪性新生物)の場合はがん治療給付金(計5回)が受け取れて入院は無制限保障となります。
もっぱら、通常の病気・ケガの他、進行してしまったがん(悪性新生物)へ備えたいならば、「じぶんへの保険3」を選ぶ方が良いでしょう。
しかし、初期のがん(上皮内新生物)の段階で、早期に手厚い治療を受けたいなら、上皮内新生物診断一時金が最高150万円も受け取れる「ダブルエール」がおすすめです。
また、がんで闘病生活を送う場合、収入に不安を覚えるなら、がん収入サポート給付金が用意されている「ダブルエール」を選ぶべきでしょう。
ただし「じぶんへの保険3」・「ダブルエール」双方を併用しても、もちろん構いません。
その際「ダブルエール」の【がん先進医療給付金】は付加できませんが、「じぶんへの保険3」のおすすめコースと「ダブルエール」のシンプルタイプの併用は制約されません。
「じぶんへの保険3」で、通常の病気・ケガ、がんの入院治療を手厚くし、高額な一時金が受け取れるダブルエールで、治療の早い段階でまとまった金銭的サポートを備える方法も有効です。
「ダブルエール」と「じぶんへの保険3レディース」
保険のドリル読者
特に卵巣がんや子宮がんは女性のみに発症するがんですので。
そこで「ダブルエール」と「じぶんへの保険3レディース」の、がん治療サポートの特徴を比べてみたいです。
松葉 直隆
女性は「じぶんへの保険3レディース」が良い!?
ライフネット生命の「じぶんへの保険3レディース」も、日帰り入院でも一律5日分の入院給付金が受け取れ、所定のがん・心疾患・脳血管疾患で入院すれば入院日数は無制限で保障されます。
それに加え、女性特定疾病で入院した場合、入院給付金と同額の【女性入院給付金】が受け取れます。
つまり、卵巣がん・子宮がん等をはじめとした女性特定疾病が原因の入院では【入院給付金+女性入院給付金】が受け取れます(ただし1回の入院で60日まで)。
「じぶんへの保険3レディース」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保険料払込期間:終身、60歳まで、65歳まで
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 入院給付金日額:5,000円、8,000円、10,000円、12,000円、15,000円
「ダブルエール」と「じぶんへの保険3レディース」を比較
こちらでは「ダブルエール」と「じぶんへの保険3レディース」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「ダブルエール」 | 「じぶんへの保険3レディース」 |
がん診断一時金 |
〇最高300万円 ※1回のみ |
〇最高150万円 ※がん治療給付金:計5回 |
上皮内新生物診断一時金 |
〇最高150万円 ※1回のみ |
× |
入院給付金 | × |
〇日額15,000円まで ※悪性新生物は無制限保障 |
女性入院給付金 | × |
〇入院給付金と同額 ※上皮内新生物保障対象 |
手術・治療給付金 |
〇10万円 治療サポート給付金として毎月1回 |
〇 入院給付金日額の5倍or10倍 |
収入サポート |
〇最高150万円 ※がん収入サポート給付金:計5回 |
× |
「ダブルエール」・「じぶんへの保険3レディース」のいずれも、保障対象または保障対象外の一時金・給付金があります。
なお「じぶんへの保険3」では悪性新生物のみ保障対象でしたが、「じぶんへの保険3レディース」の女性入院給付金では上皮内新生物も保障対象となります。
どちらを選ぶべき?
「じぶんへの保険3レディース」の【女性入院給付金】は上皮内新生物も保障対象とされます。
つまり、入院保障が通常の病気・ケガより日額は2倍受け取れるので、充実した金銭的サポートが受けられ大変お得です。
女性のがんをはじめとした特定疾病・異常分娩等、女性特有のトラブル全般に備えたいなら「じぶんへの保険3レディース」を選ぶべきでしょう。
しかし、卵巣がん・子宮がんのような、深刻な事態に発展するおそれのある病気が心配なら、治療の早い段階から高額な一時金が受け取れる「ダブルエール」を選んだ方が良いでしょう。
もちろん、保険料にお金を回す余裕が充分にあるなら、「じぶんへの保険3レディース」で女性のがんをはじめとした女性特有のトラブル全般に備え、更により充実したがんサポートを受けるため、「ダブルエール」のシンプルタイプとの併用も可能です。
「ダブルエール」と「アクサダイレクトのがん終身」
保険のドリル読者 そういえば同じネット専用保険のアクサダイレクト生命でも「アクサダイレクトのがん終身」が販売されていて、なかなかの人気商品のようです。 そこで「ダブルエール」と「アクサダイレクトのがん終身」の特徴の違いを知りたいです。
松葉 直隆
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのがん終身」の特徴は?
アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトのがん終身」は、「ダブルエール」と同様にネット専用保険となります。
基本保障は、【がん入院給付金(日額5,000円~20,000円・日数無制限保障)】と【がん診断給付金(がん入院給付金日額×100倍・1回限定)】が設けられています。
これらの基本保障に加え、任意で【がん手術給付特約(1回10万円)】【がん先進医療特約(通算500万円まで)】【がん退院療養特約(1回10万円)】等を付加できます。
「アクサダイレクトのがん終身」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~69歳
- 保険料払込期間:終身
- 保険料払込回数:月払のみ
- 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
- 入院給付金日額:5,000円~20,000円(5,000円単位で変更可)
「ダブルエール」と「アクサダイレクトのがん終身」を比較
こちらでは「ダブルエール」と「アクサダイレクトのがん終身」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「ダブルエール」 | 「アクサダイレクトのがん終身」 |
がん診断一時金 |
〇最高300万円 ※1回のみ |
〇最高200万円 ※1回のみ |
上皮内新生物診断一時金 |
〇最高150万円 ※1回のみ |
〇最高200万円(がん診断給付金に設定) ※1回のみ |
入院給付金 | × |
〇日額20,000円まで ※無制限保障 |
抗がん剤治療 |
× ※手術・治療給付金で保障 |
〇10万円 ※抗がん剤治療特約として毎月1回 |
手術・治療給付金 |
〇10万円 治療サポート給付金として毎月1回 |
〇10万円 がん手術給付特約として毎月1回 |
収入サポート |
〇最高150万円 ※がん収入サポート給付金:計5回 |
× |
先進医療 | 〇通算2,000万円 | 〇通算500万円 |
「ダブルエール」・「アクサダイレクトのがん終身」のいずれも、保障対象または保障対象外の一時金・給付金があります。
なお「アクサダイレクトのがん終身」では、上皮内新生物もがん診断給付金として悪性新生物の場合と同額分が保障されます。
どちらを選ぶべき?
「アクサダイレクトのがん終身」は、入院給付金日額が最高2万円まで設定できて、更に入院保障は無制限となります。
また、がん診断一時(給付)金は「ダブルエール」より、上限が100万円ほど下回るものの、上皮内新生物も同額で保障されます。
がんの長期入院そして、がんが初期の段階でも手厚いサポートを受けたいならば「アクサダイレクトのがん終身」を選ぶべきでしょう。
しかし「アクサダイレクトのがん終身」は、先進医療の保障金額が大幅に制限されています。
「ダブルエール」では先進医療給付金が通算2,000万円まで保障されますが、一方の「アクサダイレクトのがん終身」は、通算500万円までが上限です。
先進医療を受けた場合の治療サポートを充実させたいなら「ダブルエール」の方を選ぶべきでしょう。
また、がんで闘病生活を送う場合、収入に不安を覚えるなら、がん収入サポート給付金も用意されている「ダブルエール」が最適です。
がん保険は必要なのか?
保険のドリル読者 でも、何故がんの治療サポートも対象となる医療保険が販売されていながら、個別の保険としてがん保険は販売されているのでしょうか? 松葉 直隆
そもそもがん保険とは?
がん保険は文字通りがんを発症した場合、その入院・治療へ金銭的サポートが約束された商品です。
がんは日本人の天敵
厚生労働省の報告では、当たり前のように日本人の死因1位として悪性新生物(がん)がランキングされています。
下表を参考にしてください(出典:厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」結果の概要)。
死因 | 総数 | 割合 |
1位:悪性新生物(がん) | 373,547人 | 27.4% |
2位:心疾患 | 208,210人 | 15.3% |
3位:老衰 | 109,606人 | 8.0% |
4位:脳血管疾患 | 108,165人 | 7.9% |
5位:肺炎 | 94,654人 | 6.9% |
全死因 | 1,362,482人 | 100% |
悪性新生物(いわゆる『悪性がん』)が、全死因の3割近くで突出した割合となっています。
悪性新生物は、発症すると深刻な事態になり、手厚い治療で対応しなければ手遅れになる可能性もある厄介な病気と言えます。
深刻な病気だからこそ特別扱い?
悪性新生物が例年日本人の死因を独走している以上、いずれ我が身にも起こり得る深刻な病気として受け止める必要があります。
そのため、がんへ特別に備えたい利用者も数多くおられます。
もちろん、がん保険も金銭給付保障であり、入院したなら【入院給付金】が、手術・治療したなら【手術給付金】が受け取れます。
しかし、がんを発症した場合の深刻な事態を考慮し、医療保険とはやや異なるがん治療への細かなサポートが、各保険会社のがん保険では用意されています。
ユニークな保障内容
各保険会社のがん保険の特徴としては、入院給付金の場合なら入院日数は無制限となる場合が多いです。
これは1入院30日や60日という形で契約する医療保険と異なります。
また、後述するがん診断一時金はほとんどのがん保険商品で、基本設定またはオプションとして用意されています。
最近では【自由診療】と呼ばれる、本来なら公的医療保険の対象外となる、がん治療サービスもサポート対象とするがん保険が登場しています。
バラエティ豊かな保障内容のがん保険が販売されているのは、それだけこの悪性新生物が一筋縄ではいかない病気であることの証拠といえるでしょう。
がん診断一時金はやはり必要?
各保険会社のがん保険では、【がん診断一時(給付)金】を目玉としている商品が多いです。
がん診断一時(給付)金はいろいろ工夫されている
各保険会社はこの一時金の保障に力を入れており、いろいろな特徴を持ったがん診断一時(給付)金が登場しています。
例えば、【1年または2年に1回を限度として何回でも給付可能】【上皮内新生物も悪性新生物と同額保障】【保障金額が最高300万円まで設定可能】等、個性豊かな一時金が多いです。
がん診断一時(給付)金は無くても良い?
確かにオプションで設定できる一時金ならば、無理に付加する必要はありません。
しかし、がん診断一時(給付)金は、初めて医師からがんと診断確定されて受け取れる保障です。
そのため、給付条件のハードルは低く、かつまとまった一時金を一気に受け取れるメリットがあります。
この一時金を受け取ったなら、治療の早い段階から保険会社に請求でき、入院等の闘病中にお金が受け取れることでしょう。
入院給付金の場合は、やはり実際の入院日数が判明しなければ給付されない場合も多いので、一時金は迅速に受け取れる保障として設定する意味があります。
免責期間に注意を!
がん保険、そして医療保険のがん治療保障へも【免責期間】が設定されている点に注意しましょう。
免責期間とは?
この免責期間とは、保険契約が有効に成立しても加入後、約90日間は保障が適用されない制約のことです。
がんは自覚症状があまり無いので、保険契約が開始されて短期間にがん発症を理由として、いきなり契約者からお金を請求されないよう、各保険会社が定めた制約です。
免責期間はいつから始まる?
一般的な医療保険なら契約を申し込んだ後、生命保険会社が保険契約を承諾した場合、①告知または診査、②初回保険料の払い込み、のいずれか遅い日(責任開始日)より保障が開始されます。
しかし、がん保険の場合は、①告知(稀に診査)、②初回保険料の払い込み、のいずれか遅い日から、保険加入後約90日間の免責期間が設定されます。
この加入手続きで手間取れば、それだけ保障される期間は長引いてしまうことになります。
つまり、健康告知や保険料支払いどちらかを行った日から免責期間が開始されるわけではなく、この手続きを行ったいずれか遅い日より免責期間が開始されます。
そのため、ちゃんと手続きを行った日付も確認しておきましょう。
免責期間中がんを発症していないか不安ならば、自主的にあらかじめ医療機関で検査を受け、異常がないことを確認してから、がん保険へ加入するのが無難と言えます。
免責期間の無いがん保険もある?
この免責期間が設定されていないがん保険も、わずかに販売されています。
これならば契約後90日間も待つ必要は無く安心です。
ただし【がん診断給付金】が設けられていない等、保障に関してある程度制約があります。
そのため、申し込む前には保障内容をチェックし、ご自分でよく検討した上で手続きをした方が無難です。
まとめ
ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」の保障内容は魅力的ですが、まずは契約条件・給付条件をしっかり確認してから申込を行いましょう。
また「じぶんへの保険3」などの医療保険にも、がんへの保障はありますが保障内容などは異なります。
同じ、がんへの保障だと思わず、医療保険の特約で備えるか、がん保険に加入するかはしっかりと内容も見比べて決めるようにしましょう。
また、医療保険とがん保険を併用するのも、良い方法ではありますが、予算をしっかりと決めて無理の内容に併用するようにしましょう。