メットライフ生命の医療保険である3つのフレキシィをわかりやすく解説!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

メットライフ生命には「フレキシィ」という、人気の医療保険があります。

この医療保険は【通常のタイプ】・【女性専用タイプ】・【持病のあるひとでも入りやすいタイプ】の3つのタイプが販売されています。

そこで今回は、通常タイプの「フレキシィ S」女性専用タイプの「フレキシィ S(女性専用タイプ)」持病のある人でも入りやすいタイプの「フレキシィ ゴールド S」の3つの商品の特徴を解説します。

また、他社の競合商品との比較も行うので、この3商品のメリット・デメリットについても良くわかるでしょう。

この記事の要点
  • メットライフ生命の医療保険の特徴
  • メットライフ生命の3つ医療保険の内容と活用法
  • メットライフ生命の医療保険と他社の医療保険との比較
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

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メットライフ生命の医療保険の特徴は?

保険のドリル読者

メットライフ生命は「フレキシィ」という短期入院に手厚い医療保険があるようですね。

そんな「フレキシィ」の詳しい特徴について知りたいです。

こちらでは、メットライフ生命の医療保険「フレキシィ」の特徴を解説します。

松葉 直隆

「フレキシィ」という人気の医療保険

メットライフ生命には、「フレキシィ」という終身医療保険が販売されています。

この終身医療保険とは、一度契約すれば中途解約しない限り、原則として一生涯の保障が約束された商品を指します。

「フレキシィ」には、

  • 通常の終身医療保険として販売されている「フレキシィ S」
  • 女性の疾病に手厚く女性のみが対象の「フレキシィ S(女性専用タイプ)」
  • 持病のある人や健康に自信がない人も入りやすい「フレキシィ ゴールド S」

という3つの商品があります。

申込希望者のニーズによって、この個性豊かな3商品のいずれかを選ぶことができます。

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短期入院に強い?

最近の医療技術は目覚ましい進歩で、医療機関での入院は短期化が顕著となっています。

最近の日本人全体の平均入院日数は、7日以内の割合が48.2%と報告されています。

実に短期入院が5割近くを占めています(出典:公益財団法人生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」」)。

各年代別では次のような割合となっています。

年代 5日未満 5~7日 7日以内
20歳代 25.0% 34.4% 59.4%
30歳代 25.4% 31.3% 56.7%
40歳代 25.0% 32.1% 57.1%
50歳代 18.9% 30.3% 49.2%
60歳代 18.7% 19.7% 38.4%
割合(平均) 20.9% 27.3% 48.2%

60歳代でも4割近くが7日以内で退院しています。

今後、短期化の傾向が一層強まることも想定されます。

メットライフ生命の「フレキシィ」は、この短期入院に手厚く日帰り入院~10日以内の入院でも、一律10日分の入院給付金を受け取れる保障が用意されています。

退院が早ければ早いほど、得をする仕組みが保険利用者に人気となっています。

「フレキシィ」シリーズ3商品を比較してみる

販売されている「フレキシィ」シリーズの3商品を比較すれば次のようになります(インターネット申込)。

比較 「フレキシィ S」 「女性専用タイプ」 「ゴールド S」
契約年齢 満20歳~満80歳 満20歳~満75歳 満20歳~満85歳
特徴 短期入院が充実 女性のみ対象 入りやすい
短期入院定額保障
七疾病入院延長 △(三疾病限定)

短期入院定額払特則を付加すれば、フレキシィ3商品いずれも充実した短期入院保障(一律10日分の入院給付金)が受けられます。

また、七疾病と呼ばれる生活習慣病(ガン・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患)入院を延長して保障されるのは、「フレキシィ S」と「フレキシィ S(女性専用タイプ)」となります(七疾病入院延長特則)。

ただし「フレキシィ ゴールド S」の場合、生活習慣病の入院が延長して保障される範囲は、三疾病(ガン・心疾患・脳血管疾患)に限定されます。

終身医療保険「フレキシィ S」

保険のドリル読者

最近では、やはり医療機関での入院が短期となるケースは多いようなので、短期入院に有利な「フレキシィ」は魅力です

そこで、終身医療保険「フレキシィ S」の特徴を知りたいです。

こちらでは、終身医療保険「フレキシィ S」の特徴と注目ポイントと活用法について解説します。

松葉 直隆

フレキシィSの相談も「ほけんのぜんぶ」(無料)

「フレキシィ S」の特徴

「フレキシィ S」は、短期入院の保障がとても充実しており、日帰り入院でも10日分の入院給付金が受け取れます。

その他、七疾病と呼ばれる生活習慣病の入院が長期になることを想定するなら、七疾病入院延長特則を付加すれば支払日数無制限で入院保障が受け取れます

「フレキシィ S」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。

  • 契約年齢:満20歳~満80歳
  • 保険料払込期間:終身
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:5,000円・8,000円・10,000円
  • 申込方法:ネット・郵送・対面

「フレキシィ S」の保険内容を紹介!

「フレキシィ S」の保険内容である、保障内容と保険料例を紹介しましょう(ネット申込の場合)。

「フレキシィ S」の基本保障

短期入院定額払特則を付加すれば、短期入院で大きく得をする仕組みとなります。

疾病・災害入院給付金

給付額を日額5,000円・8,000円・10,000円で設定可能で、病気、ケガそれぞれ1入院60日・通算1,095日が保障上限です。

【短期入院定額払特則】

こちらを付帯すれば、たとえ日帰り入院でも一律10日分のまとまった給付金が受け取れます。

【七疾病入院延長特則】

所定のガン・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患で入院した場合、支払日数限度無制限で入院給付金が受け取れます。

手術給付金

手術を受けたら回数無制限で、次の給付金が受け取れます。

  • 入院手術・放射線治療:入院給付金日額×20倍
  • 外来手術:入院給付金日額×5倍
  • 骨髄ドナー:入院給付金日額×10倍(1回のみ)

その他の特約

任意で次の特約が付加できます。

  • 三大疾病一時金:ガン(悪性新生物・上皮内新生物)、心疾患、脳血管疾患で所定の条件に該当すれば、まとまった一時金が受け取れる。
  • 通院給付金:1回の入院の通院で30日・通算支払限度1,095日分を保障。
  • 先進医療の給付金・一時金:給付金は通算支払限度2,000万円まで、先進医療による療養開始日から60日間で1回を限度として一時金を給付。
  • 介護保障一時金:公的介護保険制度の要介護2以上等に認定された場合、一時金が受け取れる。
  • 認知症診断一時金:所定の認知症と診断確定された場合、まとまった一時金が受け取れる。

その他、医療保障ではないですが健康祝金や死亡保障も用意されています。

「フレキシィ S」の保険料例

こちらでは事例をあげて、毎月の保険料がどの位になるのか見てみましょう。

(例)保障充実コースの場合(月払保険料)

  • 入院給付金日額:10,000円(短期入院定額保障一律10万円・七疾病入院延長)
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療20万円、外来5万円、骨髄ドナー10万円
  • 通院給付金日額:6,000円
  • 先進医療:技術料と同額+一時金5万円
  • 健康祝金:5年ごとに10万円
契約年齢 男性 女性
20歳 4,785円 5,075円
30歳 5,839円 5,841円
40歳 7,363円 6,975円
50歳 10,205円 8,915円
60歳 14,551円 11,961円

「フレキシィ S」の活用法

こちらでは実際に短期入院をした場合、どれ位の医療保障が受けられるのかシミュレーションしてみましょう。

(例)30歳で契約(男性)

  • 入院給付金日額:10,000円
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療20万円、外来5万円、骨髄ドナー10万円
  • 短期入院定額払特則:一律10万円

→月払保険料:3,410円(年間保険料40,920円)

事例

契約から10年後コンタクトレンズの処方のため、眼科医院を受診し、医師から緑内障の疑いを告げられた。

その後の検査の結果、緑内障と診断され日帰り入院・手術した。

①次の給付金が受け取れます。

  • 日帰り入院→入院給付金総額10万円(短期入院定額払特則適用)
  • 緑内障手術→手術給付金20万円(入院中の手術に該当)

②合計すれば

入院給付金総額10万円+手術給付金20万円=30万円

総額30万円が受け取れます

短期入院の場合は、圧倒的に契約者側が保障で得をすることとなります。

なお、事例で取り上げた【日帰り入院】とは

  • 入院日と退院日が同じ日(つまり1泊2日ではない)
  • 医療機関から入院基本料の支払を請求された

この2つが必要です。

入院基本料に関しては、窓口で受け取った領収書で確認できます。

まずは入院基本料の診療報酬点数が記載されているかチェックしてみましょう。

記載が無ければ残念ながら外来と扱われていることになります。

「フレキシィ S」とオリックス生命「医療保険 新CURE」を比較

保険のドリル読者

同じ終身医療保険では、オリックス生命の「医療保険 新CURE」も人気ですね。

そこで「フレキシィ S」と「新CURE」の特徴の違いを知りたいです。

こちらでは「フレキシィ S」と「医療保険 新CURE」を比較し双方のメリット・デメリットを解説します。

松葉 直隆

オリックス生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「医療保険 新CURE」の特徴は?

オリックス生命の扱う「医療保険 新CURE(キュア)」は一時金保障が充実し、とりわけがん治療サポートに手厚い終身医療保険です。

その他、生活習慣病の入院無制限保障はもちろん、がん通院給付金が用意され、特定の通院治療では無制限保障となる点が人気となっています。

「新CURE(キュア)」の契約条件は次の通りです(ネット申込用)。

  • 契約年齢:0歳~80歳
  • 保険料払込期間:(60歳払済)0歳~55歳、(65歳払済)0歳~満60歳、(終身)0歳~80歳
  • 保険料払込回数:月払、半年払、年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:日額3,000円~10,000円

「フレキシィ S」と「新CURE」を比較

こちらでは「フレキシィ S」と「新CURE」の特徴を比較してみましょう(いずれもネット申込用)。

比較 「フレキシィ S」 「新CURE」
契約年齢 満20歳~満80歳 0歳~80歳
入院給付金日額 5,000円・8,000円・10,000円 3,000円~10,000円
短期入院保障 〇(日帰り~一律10日分) △(日帰り~1日分のみ)
生活習慣病入院無制限保障 〇(七疾病) 〇(三疾病)
通院給付金

※1回の入院につき30日

※がん通院治療無制限保障

三大疾病一時金
介護保障一時金 ×
認知症診断一時金 ×

「新CURE」の場合、生活習慣病の入院が無制限保障となるのは、ネット申込では、がん・心疾患・脳血管疾患にとどまります

対面申込ならば「フレキシィ S」と同様に七疾病まで保障範囲が拡大します。

どちらを選ぶべきか?

オリックス生命の「新CURE」は、特にがん治療サポートが充実した商品です。

特にがん通院特約はがん通院のみが保障対象となるものの、次のような充実したがん通院保障となっています。

  • 退院後1年(通院治療期間)以内の場合(経過観察等)→がん通院60日上限
  • 約款所定の手術、放射線照射、温熱療法、抗がん剤(経口投与以外)で治療の場合→支払日数無制限

「フレキシィ S」は、がんであっても、あくまで通院保障なら1回の入院につき30日が上限となります。

がん通院治療の長期化を懸念する方々は、「新CURE」の方を選んだ方が良いでしょう。

一方、短期入院保障は双方とも日帰り入院から保障されます。

しかし、「フレキシィ S」なら一律10日分の入院給付金が受け取れます

短期入院では圧倒的に「フレキシィ S」がお得です。

また、介護保障一時金や認知症診断一時金は「新CURE」で用意されていません

こちらの保障も検討するなら「フレキシィ S」を選びましょう。

終身医療保険「フレキシィ S(女性専用タイプ)」

保険のドリル読者

私の妹はめでたく結婚が決まったものの、妊娠・出産トラブルや将来の女性疾病に不安なようです。

そこで「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の特徴について知りたいです。

こちらでは、終身医療保険「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の特徴と注目ポイントと活用法について解説します。

松葉 直隆

女性向け保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の特徴

前述した「フレキシィ S」と同様に、日帰り入院でも10日分の入院給付金が受け取れる女性専用保険です。

また、ガンや女性特有の病気(異常分娩含む)による入院なら、入院給付金へ更に金額が上乗せされる仕組みとなっています。

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。

  • 契約年齢:満20歳~満75歳
  • 保険料払込期間:終身
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:5,000円・8,000円・10,000円
  • 申込方法:ネット・郵送・対面

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の保険内容を紹介!

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の保険内容である、保障内容と保険料例を紹介しましょう(ネット申込の場合)。

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の基本保障

女性の疾病治療に手厚い仕組みとなっています。

疾病・災害入院給付金

給付額を日額5,000円・8,000円・10,000円で設定可能で、病気、ケガそれぞれ1入院60日・通算1,095日が保障上限です。

【女性疾病入院給付金】

ガンや女性特有の病気(異常分娩含む)による入院の場合、上乗せされて保障されます。

1回の入院につき60日・通算支払限度1,095日が保障上限です。

【短期入院定額払特則】

こちらを付帯すれば、たとえ日帰り入院でも一律10日分のまとまった給付金が受け取れます。

【七疾病入院延長特則】

所定のガン・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・腎疾患で入院した場合、支払日数限度無制限で入院給付金が受け取れます。

手術給付金

手術を受けたら回数無制限で、次の給付金が受け取れます。

  • 入院手術・放射線治療:入院給付金日額×20倍
  • 外来手術:入院給付金日額×5倍
  • 骨髄ドナー:入院給付金日額×10倍(1回のみ)

その他の特約

任意で次の特約が付加できます。

  • 三大疾病一時金:ガン(悪性新生物・上皮内新生物)、心疾患、脳血管疾患で所定の条件に該当すれば、まとまった一時金が受け取れる。
  • 通院給付金:1回の入院の通院で30日・通算支払限度1,095日分を保障。
  • 先進医療の給付金・一時金:給付金は通算支払限度2,000万円まで、先進医療による療養開始日から60日間で1回を限度として一時金が給付される。
  • 介護保障一時金:公的介護保険制度の要介護2以上等に認定された場合、一時金が受け取れる。
  • 認知症診断一時金:所定の認知症と診断確定された場合、まとまった一時金が受け取れる。

その他、医療保障ではないですが健康祝金や死亡保障も用意されています。

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の保険料例

こちらでは事例をあげて、毎月の保険料がどの位になるのか見てみましょう。

(例)保障充実コースの場合(月払保険料)

  • 入院給付金日額:10,000円(短期入院定額保障一律10万円・七疾病入院延長)
  • 女性疾病入院給付金日額:5,000円
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療20万円、外来5万円、骨髄ドナー10万円
  • 通院給付金日額:6,000円
  • 先進医療:技術料と同額+一時金5万円
  • 健康祝金:5年ごとに10万円
契約年齢 女性
20歳 5,415円
30歳 6,211円
40歳 7,330円
50歳 9,385円
60歳 12,606円

「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の活用法

こちらでは実際に異常分娩で入院をした場合、どれ位の医療保障が受けられるのかシミュレーションしてみましょう。

(例)25歳で契約

  • 入院給付金日額:10,000円
  • 女性疾病入院給付金日額:5,000円
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療20万円、外来5万円、骨髄ドナー10万円
  • 短期入院定額払特則:一律10万円

→月払保険料:3,420円(年間保険料41,040円)

事例

契約から5年後に妊娠、出産のため入院した。

しかし、出産の際に帝王切開が必要となり、出産後10日入院した。

①次の給付金が受け取れます。

  • 入院→入院給付金総額15万円(女性疾病入院給付金日額5,000円分加算)
  • 帝王切開→手術給付金20万円(入院中の手術に該当)

②合計すれば

入院給付金総額15万円+手術給付金20万円=35万円

総額35万円が受け取れます

なお、正常分娩の場合は民間の医療保険・公的医療保険いずれも保障外となります。

是非、公的な助成制度である【出産育児一時金】制度の活用を検討して下さい。

「女性専用タイプ」とアフラック生命「レディースEVER」を比較

保険のドリル読者

同じ女性専用保険では、アフラック生命の「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」も人気ですね。

そこで「フレキシィ S(女性専用タイプ)」と「レディースEVER」の特徴の違いを知りたいです。

こちらでは「フレキシィ S(女性専用タイプ)」と「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」を比較し双方のメリット・デメリットを解説します。

松葉 直隆

アフラックの保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の特徴は?

アフラック生命が扱う「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は、短期入院(日帰り入院から一律5日分給付)が充実し、ガンや女性特有の病気(異常分娩含む)による入院なら、入院給付金へ更に金額が上乗せされる仕組みとなっています。

また【女性特定手術特約】を付加すれば乳房再建術等、治療とは関係の無い手術を受けてもまとまった一時金が受け取れます

「レディースEVER」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。

  • 契約年齢:0歳~満85歳
  • 保険料払込期間:60歳半額タイプ・60歳払済タイプ・終身払
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:5,000円・10,000円
  • 申込方法:ネット・郵送・対面

「女性専用タイプ」と「レディースEVER」を比較

こちらでは「フレキシィ S(女性専用タイプ)」と「レディースEVER」の特徴を比較してみましょう(いずれもネット申込用)。

比較 「女性専用タイプ」 「レディースEVER」
契約年齢 満20歳~満75歳 0歳~満85歳
入院給付金日額 5,000円・8,000円・10,000円 5,000円・10,000円
女性疾病入院給付金
女性特定手術特約 ×
短期入院保障 〇(日帰り~一律10日分) 〇(日帰り~一律5日のみ)
生活習慣病入院無制限保障 〇(七疾病) 〇(三疾病)
通院給付金

※1回の入院につき30日

※1回の入院につき60日

三大疾病一時金
介護保障一時金
認知症診断一時金
就労所得保障一時金特約 ×
精神疾患保障一時金特約 ×

「レディースEVER」では、【女性特定手術特約】という一時金保障があるので、治療だけではない【乳房再建術】のような術後の見栄えを良くするサポートも期待できます。

どちらを選ぶべきか?

双方とも女性特定疾病で入院したら、入院日額が上乗せされる女性疾病入院給付金は用意されています。

通常の入院にしても女性特定疾病の入院にしても、10日未満の入院をよりお得に備えたいならば、日帰り~一律5日分が保障される「レディースEVER」かより、日帰り~一律10日分が保障される「フレキシィ S(女性専用タイプ)」の方が有利です。

しかし「フレキシィ S(女性専用)」タイプには「レディースEVER」のような、女性のケアも保障範囲となる女性特定手術特約がありません

乳がんで乳房を除去しても、乳房再建術で見栄えを良くし喪失感の緩和にも備えたいならば「レディースEVER」を選んだ方が良いでしょう。

終身医療保険「フレキシィ ゴールド S」

保険のドリル読者

私の叔父は持病があるものの、何とか医療保険へ加入したいそうです。

フレキシィ ゴールド S」は、確か入りやすい終身医療保険でしたよね。

そこで「フレキシィ ゴールド S」の特徴などを教えて欲しいです。

こちらでは、引受基準緩和型終身医療保険「フレキシィ ゴールド S」の特徴と注目ポイントと活用法について解説します。

松葉 直隆

引受緩和型医療保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「フレキシィ ゴールド S」の特徴

「フレキシィ ゴールド S」は、引受基準緩和型と呼ばれる終身医療保険であり、申し込みの際に記載する告知項目の少ない点が特徴です。

「フレキシィ ゴールド S」で質問される告知項目をみてみましょう。

  • 最近3ヵ月以内に受けた医師の検査、検診または診察で、①入院または手術、②ガン(悪性新生物または上皮内新生物)の疑いで再検査・精密検査をすすめられたことがありますか?
  • 過去1年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがありますか?
  • 過去5年以内に、①ガン(悪性新生物または上皮内新生物)、②肝硬変、③統合失調症、アルコール依存症、認知症の病気で入院や手術を受けたことがありますか?

この3つの全てに該当しなければ、まず加入を拒否される可能性は低いでしょう。

また、削減期間が一定期間ある引受基準緩和型商品と異なり、保障1年目から給付金全額を受け取れます

「フレキシィ ゴールド S」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。

  • 契約年齢:満20歳~満85歳
  • 保険料払込期間:終身
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:5,000円・8,000円・10,000円
  • 申込方法:ネット・郵送・対面

「フレキシィ ゴールド S」の保険内容を紹介!

「フレキシィ ゴールド S」の保険内容である、保障内容と保険料例を紹介しましょう(ネット申込の場合)。

「フレキシィ ゴールド S」の基本保障

削減期間が無く、保障1年目から給付金全額を受け取れます

疾病・災害入院給付金

給付額を日額5,000円・8,000円・10,000円で設定可能で、病気、ケガそれぞれ1入院60日・通算1,095日が保障上限です。

【短期入院定額払特則】

こちらを付帯すれば、たとえ日帰り入院でも一律10日分のまとまった給付金が受け取れます。

【三疾病入院延長特則】

所定のガン・心疾患・脳血管疾患で入院した場合、支払日数限度無制限で入院給付金が受け取れます。

手術給付金

手術を受けたら回数無制限で、次の給付金が受け取れます。

  • 入院手術・放射線治療:入院給付金日額×10倍
  • 外来手術:入院給付金日額×2.5倍
  • 骨髄ドナー:入院給付金日額×5倍(1回のみ)

その他の特約

任意で次の特約が付加できます。

  • ガン一時金:ガン(悪性新生物・上皮内新生物)で所定の条件に該当すれば、まとまった一時金が受け取れる。
  • 骨折一時金:骨折し所定の条件に当てはまれば、一時金が受け取れる。
  • 通院給付金:1回の入院の通院で30日・通算支払限度1,095日分を保障。
  • 先進医療の給付金・一時金:給付金は通算支払限度2,000万円まで、先進医療による療養開始日から60日間で1回を限度として一時金が給付される。
  • 介護保障一時金:公的介護保険制度の要介護2以上等に認定された場合、一時金が受け取れる。
  • 認知症診断一時金:所定の認知症と診断確定された場合、まとまった一時金が受け取れる。

その他、医療保障ではないですが健康祝金も用意されています。

「フレキシィ ゴールド S」の保険料例

こちらでは事例をあげて、毎月の保険料がどの位になるのか見てみましょう。

(例)月払保険料

  • 入院給付金日額:10,000円(短期入院定額保障一律10万円・三疾病入院延長)
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療10万円、外来2.5万円、骨髄ドナー5万円
契約年齢 男性 女性
20歳 7,610円 7,350円
30歳 8,590円 8,340円
40歳 9,980円 9,220円
50歳 11,970円 11,080円
60歳 15,900円 14,570円

「フレキシィ ゴールド S」の活用法

こちらでは実際に手術のため入院をした場合、どれ位の医療保障が受けられるのかシミュレーションしてみましょう。

(例)50歳で契約(男性)

  • 入院給付金日額:10,000円
  • 手術給付金1回:入院・放射線治療10万円、外来2.5万円、骨髄ドナー10万円
  • 短期入院定額払特則:一律10万円
  • 骨折一時金:5万円

→月払保険料:10,680円(年間保険料128,160円)

事例

契約から5年後に誤って転倒し太ももを強打、医療機関を受診し医師から大腿骨が骨折していると告げられた。骨接合手術を行い、30日間入院した。

①次の給付金が受け取れます。

  • 30日間入院→入院給付金総額30万円
  • 骨接合手術→手術給付金20万円(入院中の手術に該当)
  • 骨折→骨折一時金5万円

②合計すれば

入院給付金総額30万円+手術給付金20万円+骨折一時金5万円=55万円

総額55万円が受け取れます

「フレキシィ ゴールド S」と楽天生命「スーパーたよれる医療保険」を比較

保険のドリル読者

「スーパーたよれる医療保険」もネットで申し込める引受基準緩和型商品ですね。

そこで「フレキシィ ゴールド S」と「スーパーたよれる医療保険」の特徴の違いを知りたいです。

こちらでは「フレキシィ ゴールド S」と「スーパーたよれる医療保険」を比較し双方のメリット・デメリットを解説します。

松葉 直隆

楽天生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

「スーパーたよれる医療保険」の特徴は?

楽天生命の扱う「スーパーたよれる医療保険」は、引受基準緩和型ながら【基本プラン】【がんプラン】【三大疾病プラン】と多彩なプランが選べる終身医療保険です。

【8疾病入院支払限度拡大特則】が用意され、数多くの生活習慣病の長期入院がサポートされる仕組みとなっています。

ただし、契約日から1年以内は支払削減期間となります。

支払削減期間中、支払事由に該当した場合、給付金の支払額が50%削減されてしまう点に注意しましょう。

「スーパーたよれる医療保険」の契約に関する内容は次の通りです(ネット申込の場合)。

  • 契約年齢:20歳~85歳
  • 保険料払込期間:終身
  • 保険料払込回数:月払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払
  • 入院給付金日額:3,000円~10,000円

「フレキシィ ゴールド S」と「スーパーたよれる医療保険」を比較

こちらでは「フレキシィ ゴールド S」と「スーパーたよれる医療保険」の特徴を比較してみましょう(いずれもネット申込用)。

比較 「ゴールド S」 「スーパーたよれる医療保険」
契約年齢 満20歳~満80歳 20歳~85歳
入院給付金日額 5,000円・8,000円・10,000円 3,000円~10,000円
短期入院保障 〇(日帰り~一律10日分) △(日帰り~1日分のみ)
生活習慣病入院無制限保障 〇(三疾病) 〇(三疾病)
通院給付金

※1回の入院につき30日

※1回の入院につき30日

三大疾病一時金
支払削減期間 ×

なお、「スーパーたよれる医療保険」の生活習慣病入院無制限保障は、「フレキシィ ゴールド S」と同じく3疾病ですが、他5疾病は糖尿病、高血圧性疾患、肝疾患、すい疾患、腎疾患は1入院120日(通常は60日)まで延長保障されます。

どちらを選ぶべきか?

生活習慣病の入院保障をより手厚くしたいならば、8疾病入院支払限度拡大特則のある「スーパーたよれる医療保険」を選ぶべきでしょう。

こちらの特則を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患は入院無制限保障糖尿病、高血圧性疾患、肝疾患、すい疾患、腎疾患は1入院120日まで保障されます。

一方、短期入院を充実させたい場合、そして支払削減期間が気になるならば「フレキシィ ゴールド S」を選んだ方が有利です。

「スーパーたよれる医療保険」は、日帰り入院は保障されますが、入院1日分のみしか給付金は受け取れず、支払削減期間内に請求すると保障金額が半減されてしまいます

まとめ

メットライフ生命の3つの「フレキシィ」シリーズについて解説しましたがどうでしたか?

3タイプ共に特徴が有る医療保険となっていたと思います。

また競合商品とのも比較をしたので、3つのフレキシィのメリット・デメリットも解って頂けたのではないでしょうか?

保険商品は、それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身のニーズが何なのかをしっかりと把握してから、保険を選ぶようにしましょう。