収入保障保険とは、被保険者が保険期間中に死亡または所定の高度障害状態になった場合に、保険金が毎月一定額ずつ給付される保険です。
この保険は、残された家族のための保障と言うのが主な考え方ですが、被保険者本人の様々なリスクを考慮した保障が設定された商品も販売されています。
この記事では、死亡・高度障害保障だけではない収入保障保険の保障内容と、収入保障保険へ加入する必要性の解説から人気の保険商品の紹介もしますので、ご自身のニーズに合った保険選びの参考にしてみて下さい。
- 収入保障保険とはどう言う保険?
- 人気の4商品の特徴と評判の紹介!
- 収入保障保険を選ぶ時の注意点!
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
\1分で完了/
目次
収入保障保険とはどんな保険?
保険のドリル読者 この商品は死亡保険の1種なのでしょうか?
松葉 直隆
収入保障保険とは?
被保険者が不運にも死亡したとき一時金ではなく、一定期間にわたり毎月年金の形式で保険金を受け取れるのが【収入保障保険】であり、死亡保険の種類である定期保険の1つです。
収入保障保険と定期保険とを比較してみましょう。
下表をご覧ください。
比較 | 収入保障保険 | 定期保険 |
保障期間 | 一定期間にわたり保障 | 一定期間にわたり保障 |
解約返戻金 | 無し | 無し |
保障金額 | 満期に近づくほど減少 | 保障期間中、一定 |
表のように収入保障保険は定期保険の1種なので、保障期間が限定され解約返戻金もありません。
しかし収入保障保険の場合、保険満期に近づくたび保険金額が徐々に減少していきます。
その分、保険料払込期間を「歳満期」(例:60歳・65歳満了)で設定した定期保険より保険料は抑えられます。
そのため、収入保障保険は必要保障額の推移に近い形で、合理的な保障内容と保険料軽減が図れる商品として人気です。
一家の大黒柱で、家族の生活費や子供の教育費、住宅のローン等にお金が必要で、なかなか万一の保障にお金を回せない方々へ最適の商品です。
収入保障保険の仕組み
前述した通り収入保障保険の最大の特徴は、保険満期に向けて受取総額が変わっていくことにあります。
例えば、契約者が30歳で収入保障保険に加入し、保険期間を65歳までとした場合の受取総額について見てみましょう。
毎月15万円の保険金を受け取れる内容で契約した場合、被保険者が45歳で死亡すると次のような金額が受け取れます。
【月額15万円×12カ月×残り年数20年=総額3,600万円】
の保険金が受取人(遺族)へ下りることになります。
一方、60歳で死亡した場合は、
【月額15万円×12カ月×残り年数5年=総額900万円】
が受取金額となります。
保険期間が短くなるほど受取総額も少なくなります。
収入保障保険のおすすめ商品を比較!
収入保障保険は、被保険者の死亡または高度障害状態になった場合、受取人(遺族)へ年金形式でお金が下りるだけではありません。
次のように、契約者本人のニーズに応じた仕組みや保障を設けた商品もあります。
比較 | アクサダイレクトの収入保障2 | 家族収入保険 | プレミアムDX | 家計保障定期保険NEO |
保険会社 | アクサダイレクト生命 | ソニー生命 | チューリッヒ生命 | 東京海上日動あんしん生命 |
月払保険料(※) | 4,970円 | 4,340円~6,100円 | 11,530円 | 5,660円 |
特徴 | 保険料が安い | 健康状態で保険料負担が変化 | ストレス性疾病を保障 | 介護保障に手厚い |
※月払保険料の条件は次の通りです。
- 契約者:35歳男性
- 収入保障年金額:月額20万円(家計保障定期保険NEOのみ15万円)
- 保険期間:60歳満了
- 最低支払保証期間:2年
- その他:プレミアムDXには就業不能年金も付加
どの商品も契約者にとって頼りとなる仕組み・保障内容となっています。
ご自分にとって最も重視したい保障を選び加入を検討してみましょう。
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの収入保障2」
保険のドリル読者
そこで、保険料を安く抑えられる収入保障保険はないでしょうか?
松葉 直隆
アクサダイレクトの収入保障2は「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)
保険料を安く抑えたい方々におすすめ!
アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの収入保障2」は、ネット専用型保険であり、保障内容も非常にシンプルで保険料の割安な商品となっています。
契約年齢20歳で、最安プラン(保険期間・保険料払込期間:55歳満了、死亡・高度障害年金月額5万円、年金支払保証期間2年)に加入した場合、男性なら月払保険料1,160円、女性なら月払保険料785円と破格の安さで申し込みができます。
「アクサダイレクトの収入保障2」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満60歳
- 保障月額:5万円〜35万円
- 保険料払込期間:歳満了(55歳、60歳、65歳、70歳)
- 払込回数:月払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
「アクサダイレクトの収入保障2」の保険内容を紹介!
「アクサダイレクトの収入保障2」の保障内容と保険期間・保険料払込期間については次の通りです。
「アクサダイレクトの収入保障2」の保障内容
(1)死亡・高度障害年金
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合を想定し、保障月額5万円〜35万円(1万円単位)での設定が可能です。
年金支払保証期間の2年間または5年間が設定できます。
なお、年金支払保証期間とは、被保険者の死亡・高度障害状態になったのが保険期間満了日間近であっても、設定した保証期間分の保障月額が受け取れるという仕組みです。
(2)特約
任意で次のようなオプションが設定できます。
- リビング・ニーズ保険金:余命6ヵ月以内と判断された場合、死亡年金の一時支払額の全部または一部を生前に受取ることができる特約。
- 災害死亡・災害高度障害保険金:不慮の事故・災害により死亡・高度障害状態に該当したら、主契約とは別に一時金(500万円~2,000万円)を付加可能。
「アクサダイレクトの収入保障2」の保険料払込期間
契約可能年齢で選べる保険期間・保険料払込期間は異なります。
保険期間・保険料払込期間 | 契約可能年齢 |
55歳満了 | 満20歳~満45歳 |
60歳満了 | 満20歳~満50歳 |
65歳満了 | 満20歳~満55歳 |
70歳満了 | 満20歳~満60歳 |
「アクサダイレクトの収入保障2」の口コミを紹介!
こちらでは「アクサダイレクトの収入保障2」の、保険利用者の口コミを紹介していきましょう。
40歳男性(100点/100点中)
子供が来年で小学1年生になるので、「アクサダイレクトの収入保障2」へ加入しました。
私に万一の事があったら遺族年金だけではおそらく足りないはずですので、生活費を毎月受け取れるこの保険にしました。
月額は8万円、10万円と細かく設定できるので、保険料をなるべく抑えながら保障継続ができるので大助かりです。
35歳男性(100点/100点中)
実は私、喫煙者でして非喫煙者なら保険料が安くなる商品は多いものの、「アクサダイレクトの収入保障2」なら、喫煙者でも非喫煙者でも安い保険料で加入できるので即申し込みました。
喫煙者にとって、こういう料金設定は本当にありがたいです。
保障内容もシンプルでわかりやすいし保険満期まで安心できます。
口コミの小括
「アクサダイレクトの収入保障2」は、保障月額が1万円単位で細かく選べ、保障内容もシンプルでわかりやすいことが高評価を得ています。
また、喫煙者にも保険料は抑えれていて助かると言う意見が多かったです。
とはいえ、喫煙の習慣で様々な疾病のリスクは高まります。
タバコの吸い過ぎに気を付け、禁煙を試みる努力は行った方が家族の安心にもつながるはずです。
ソニー生命「家族収入保険」
保険のドリル読者
健康体を維持している人が得する収入保障保険はあるでしょうか?
松葉 直隆
健康へ気を使っている方々におすすめ!
ソニー生命の「家族収入保険」は、契約者(被保険者)が健康であればあるほど、保険料が安くなる収入保障保険です。
契約者(被保険者)の今までの健康状態および喫煙状況等に応じ、優良体・非喫煙者割引特則の区分【非喫煙者優良体保険料率】【非喫煙者標準体保険料率】【喫煙者優良体保険料率】または【優良体・非喫煙者割引特則なし】のいずれかが適用されます。
「家族収入保険」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:15歳~80歳
- 保障月額:5万円〜7億円(換算保険金額)
- 保険料払込期間:歳満了
- 払込回数:月払・半年払・年払
- 払込方法:口座振替
「家族収入保険」の保険内容を紹介!
「家族収入保険」の保障内容と優良体・非喫煙者割引特則基準については次の通りです。
「家族収入保険」の保障内容
次のような保障内容となっています。
(1)家族・高度障害年金
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合を想定し、保障月額5万円〜7億円(換算保険金額)で設定が可能です。
年金支払保証期間の2年間または5年間が設定できます。
(2)特約
任意で【災害死亡給付特約】【リビング・ニーズ特約】【傷害特約】【がん特約】【保険料払込免除特約】を任意で付加できます。
優良体・非喫煙者割引特則基準
健康状態および喫煙状況等に応じ次のように、優良体・非喫煙者割引特則が適用されるか、されないかが決まります。
こちらでは事例を挙げて各保険料率をみてみましょう。
(例)
- 契約者:35歳男性
- 収入保障年金額:月額20万円
- 保険期間:60歳満了
- 最低支払保証期間:2年
(1)保険料率ケース1
今までの健康状態が所定の引受基準を満たさない、また満たしていても非喫煙者に該当せず、血圧値・BMIの値が所定の基準を満たさない。
→優良体・非喫煙者割引特則なし:月払保険料6,100円
(2)保険料率ケース2
今までの健康状態が所定の引受基準を満たし、非喫煙者に該当しないが、血圧値・BMIの値が所定の基準を満たす。
→喫煙者優良体保険料率:月払保険料5,600円
(3)保険料率ケース3
今までの健康状態が所定の引受基準を満たし、非喫煙者に該当するが、血圧値・BMIの値が所定の基準を満たさない。
→非喫煙者標準体保険料率:月払保険料5,200円
(4)保険料率ケース4
今までの健康状態が所定の引受基準を満たし、非喫煙者に該当し、血圧値・BMIの値が所定の基準を満たす。
→非喫煙者優良体保険料率:月払保険料4,340円
健康状態の基準
喫煙歴は過去1年以内にタバコを使用せず、唾液検査で陰性の場合に非喫煙者と判断されます。
それ以外の血圧値・BMI値・尿検査値の基準は次の通りです。
(1)血圧値基準
年齢 | 最大血圧値 | 最小血圧値 |
40歳未満 | 90mmHg以上135mmHg未満 | 90mmHg未満 |
40歳以上 | 90mmHg以上140mmHg未満 | 90mmHg未満 |
(2)BMI値基準
BMI=体重kg/(身長m)2
18.0≦BMI(実測値)≦26.9
(3)尿検査値基準
項目 | 検査結果 |
蛋白 | 「-」もしくは「±」 |
糖 | 「-」もしくは「±」 |
潜血 | 「-」もしくは「±」 |
「家族収入保険」の口コミを紹介!
こちらでは「家族収入保険」の、保険利用者の口コミを紹介していきましょう。
25歳男性(100点/100点中)
私はタバコなんて今まで全く吸ったことが無いし飲酒の習慣も無いです。
深刻な病気やケガの経験すらないので、健康に注意している自分へ有利な収入保障保険を探していました。
「家族収入保険」では、非喫煙者優良体保険料率が適用されて保険料がお得になるので迷わず加入しました。
おかげで保険料が割安になり大満足です。
でも、これからも生活習慣には気を付けます。
46歳男性(90点/100点中)
非喫煙者だったので、優良体・非喫煙者割引特則が適用される「家族収入保険」に申し込んだ。
ただ残念ながら、血圧値・BMIの値が所定の基準を満たさず、非喫煙者標準体保険料率になった。
とはいえ、他の収入保障保険と比較すれば保険料は軽減されている。
これを機会に飲酒や食生活も見直したい。
口コミの小括
「家族収入保険」は、健康に気を遣う人ほど保険料で得をする商品として人気が高いです。
とはいえ、優良体・非喫煙者割引特則が適用されないからといって、不健康と判定されているわけでは無いので安心してください。
チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」
保険のドリル読者
精神疾患にかかわる就業困難にも備えられる収入保障保険はないでしょうか?
松葉 直隆
収入保障保険プレミアムDXも「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)
精神疾患にかかわる就業困難へ備えたいならこちら!
チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアムDX」は、契約者(被保険者)が死亡または高度障害状態となった場合の保障の他、精神疾患にかかわる就業不能へも備えられる商品です。
ストレス性疾病の就業不能保障は特約で付加でき、ストレス性疾病が原因で60日を超えて入院した場合、就業不能年金が受け取れます。
「収入保障保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:満20歳~満70歳
- 保障月額:5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)
- 保険期間:55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了・80歳満了・85歳満了・90歳満了
- 保険料払込期間:55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済、全期払
- 払込回数:月払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
「収入保障保険プレミアムDX」の保険内容を紹介!
「収入保障保険プレミアムDX」の保障内容と就業不能年金が適用されるストレス性疾病については次の通りです。
「収入保障保険プレミアムDX」の保障内容
(1)収入保障・高度障害年金
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合を想定し、保障月額5万円〜1億円(年金受取総額の最高額)までの設定が可能です。
年金支払保証期間の1年・2年・5年・10年が設定できます。
(2)特約
任意で次のようなオプションが設定できます。
- ストレス性疾病保障付就業不能保障特約:悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変および慢性腎不全(5疾病)、不慮の事故、所定のストレス性疾病を発症した場合、月額5万円~総額で最高1億円まで保障される特約。
- 就業不能状態保険料払込免除特約:ストレス性疾病保障付就業不能保障特約と同じ条件に該当した場合、保険料も免除される特約。
- リビング・ニーズ特約:余命6ヵ月以内と判断された場合、死亡年金の一時支払額の全部または一部を生前に受取ることができる特約。
就業不能年金が適用されるストレス性疾病
前述した就業不能状態保険料払込免除特約で、どんなストレス性疾病が該当するか一例をあげましょう。
- 統合失調症
- 統合失調症型障害および妄想性障害
- 気分(感情)障害
- 神経症障害
- 摂食障害
- 非器質性睡眠障害
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
- 更年期障害 等
保障対象となるストレス性疾病は、上記のように統合失調症や気分(感情)障害のような精神疾患の他、ストレスで発症した臓器の疾患も保障範囲となります。
「収入保障保険プレミアムDX」の口コミを紹介!
こちらでは「収入保障保険プレミアムDX」の、保険利用者の口コミを紹介していきましょう。
28歳男性(90点/100点中)
私が勤める会社の雰囲気、正直あまり良いとは言えないので、私としてはストレス性疾病が怖いです。
「収入保障保険プレミアムDX」なら、ストレス性疾病保障付就業不能保障特約があるので即加入しました。
保険料は割高になってしまいますが、就業不能の際、安定した保障が得られるので安心です。
43歳男性(90点/100点中)
ストレス性疾病が保障されるのは魅力です。
私の同僚もストレス性疾病が原因で就業不能となっています。
現在のストレス社会には、このような保障は絶対に必要です。
就業不能年金のある分だけ保険料は他の収入保障保険より高くなりますが、これはやむを得ません。
口コミの小括
精神疾患で就業不能となった場合の保障も設定できる点が高評価を得ています。
とはいえ、収入保障・高度障害年金の他、就業不能年金を設定した場合、保険料は他社の商品より2倍近くの保険料となる点に注意が必要です。
東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険NEO」
保険のドリル読者 介護リスクにも備えられる商品はないのでしょうか?
松葉 直隆
介護リスクへ備えたい人におすすめ!
東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」は、【常時寝たきり】または【器質性認知症】により、介護を必要とする状態になった契約者(被保険者)を保障する収入保障保険です。
介護は高齢者でなくとも、ケガで障害を負ったり、病気が原因で要介護となったりすることも十分考えられます。
【5疾病・障害・重度介護家計保障特約】を付加すれば、大黒柱である契約者(被保険者)が介護状態になっても、毎月給付金が受け取れます。
「家計保障定期保険NEO」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:15歳~70歳
- 保障月額:5万円〜100万円(年金受取総額:7億円が最高額)
- 保険期間:10年~15年かつ満了時年齢40歳~80歳
- 保険料払込期間:全期払・短期払
- 払込回数:月払・半年払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
「家計保障定期保険NEO」の保険内容を紹介!
「家計保障定期保険NEO」の保障内容と重度介護保障が適用される条件については次の通りです。
家計保障定期保険NEOの保障内容
(1)死亡・高度障害保険金
被保険者が死亡または高度障害状態になった場合を想定し、保障月額5万円〜100万円(年金受取総額:7億円が最高額)までの設定が可能です。
年金支払保証期間は2年または5年で設定できます。
(2)特約
任意で次のようなオプションが設定できます。
- 5疾病・障害・重度介護家計保障特約:悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変および慢性腎不全(5疾病)、不慮の事故、重度の介護状態となった場合、月額の年金が保障される特約です。
- 特定疾病・障害・重度介護一時金特約:上記の特約と同様の条件で、一時金が保障される特約です。
- 特定疾病・障害・重度介護保険料払込免除特約:特定疾病・障害・重度介護に該当した場合、保険料が免除される特約です。
- リビング・ニーズ特約:余命6ヵ月以内と判断された場合、死亡年金の一時支払額の全部または一部を生前に受取ることができる特約です。
重度介護保障が適用される条件
前述した【5疾病・障害・重度介護家計保障特約】で介護保障が受けられるには、次の条件が必要です。
(1)常時寝たきり
ベッド周辺の歩行が自分ではできず、かつ
- 衣服の着脱
- 入浴
- 食物の摂取
- 大小便の排泄後の拭き取り始末
が自分ではできない状態であること。
この4項目の内、2項目に該当する必要があります。
(2)器質性認知症
①器質性認知症と診断確定され、②意識障害のない状態で見当識障害があり、かつ、③他人の介護を必要とする状態のあることが必要です。
(1)または(2)に該当することで、初めて当該特約が適用されます。
手厚い介護保障が受けられるからには、それなりに深刻な介護状態であることが必要となります。
「家計保障定期保険NEO」の口コミを紹介!
こちらでは「家計保障定期保険NEO」の、保険利用者の口コミを紹介していきましょう。
51歳男性(90点/100点中)
私の父親が要介護になりました。
とはいえ、要介護は単に高齢者だけのリスクでないことも良く存じています。
退職するまでに要介護状態になってはいけないと思い、「家計保障定期保険NEO」へ加入しました。
これで当面の生活保障は安心でしょう。
47歳男性(80点/100点中)
仮に障害で死亡までには至らなくても、それが原因で常時寝たきりの状態になるのは怖いです。
もしも、そうなってしまったら家族の負担軽減を行わないといけません。
やや保障条件は厳しいかもしれませんが、【5疾病・障害・重度介護家計保障特約】や【特定疾病・障害・重度介護一時金特約】、そして【保険料払込免除特約】があれば本当に安心です。
口コミの小括
重度介護保障の適用される条件がやや厳しいという声はあるものの、手厚い年金・一時金・保険料免除の受け取れることが高評価でした。
不運な事態で介護を要することもありますが、日ごろの行動や、生活習慣に十分注意し、介護リスクを減らすことは大切です。
収入保障保険を選ぶ前に注意すること
保険のドリル読者
それでは、収入保障保険を選ぶ前に注意すべき点があれば教えてください。
勤め先の補償制度をチェック
自営業者の有用性
口コミの注意点
の3つを解説しましょう。
松葉 直隆
勤め先の支えはどうなっている?
会社員のような従業員の方々が、業務に従事中または通勤中に身体障害を負い死亡された場合や所定の後遺障害には、【死亡補償保険金・後遺障害補償保険金】、入院や所定の手術には【入院補償保険金・手術補償保険金】が受け取れることでしょう。
このような自社の補償制度を慎重にチェックし、補償内容が十分と感じたなら、無理に収入保障保険へ加入する必要はありません。
あくまで、保険会社の扱う収入保障保険は、自社の補償制度を補完する備えとして加入した方が無難です。
自社の補償制度の不足分を補う程度ならば、収入保障保険の保障金額は最低限とし、保険料負担を抑えながら当面の備えが可能でしょう。
自営業者には不可欠か?
自営業者・自由業の方々は、それなりに保険会社の収入保障保険を充実させる必要があるでしょう。
自営業者・自由業の方々に万一の事態が起きたら、会社員等へ適用される補償制度が期待できないのは明らかです。
残念ながらご自分が亡くなったら、遺されたご家族の生活は大きな影響を受けてしまいます。
しかし、収入保障保険に加入しているなら、月額で保険金が受け取れるので、一定の生活水準が保たれることでしょう。
念のため、定期保険にも加入しその死亡保険金(一時金)と、収入保障保険(年金)とを、ダブルで備えた方が無難です。
一方、個人事業主の方々なら、事業所の人間関係に煩わされることはあまりないかもしれません。
しかし、お客とのトラブルや、経営不振でストレス性疾病になってしまい就業不能になる事態もあり得ます。
就業不能に関する保障も念のため付加した方が良いでしょう。
口コミについての注意点
今回は保険利用者の口コミも紹介しましたが、この口コミに関して注意点があります。
口コミの役割
口コミは保険利用者・申込希望者が、インターネット掲示板に投稿した感想のことです。
保険会社のCMやパンフレットだけではわからない、利用者の『本音』がわかるので、保険選びの参考にする方々が多いです。
口コミでは、保険の特徴はもちろん申込の際の失敗談がわかり、加入の際の注意点についても把握できます。
保険に関するインターネットの掲示板はもちろん、保険会社でも口コミ掲示板を設けている所があります。
口コミはここに注意
しかし口コミ投稿者は、その誰もが冷静かつ客観的に、保険商品の感想を投稿しているわけではありません。
中には、何らかの事情で保険会社とトラブルが生じ、その問題が解決しない苛立ちを掲示板にぶつけるかのような投稿者も、残念ながらおられます。
痛烈に保険会社や商品を非難する内容は、真偽不明なケースも多いです。
このような批判的口コミが気になり、保険選びに手間取ると、いつまでたっても申込手続きが進まなくなります。
あくまで口コミは、保険選びの参考の一つとしてチェックする程度にとどめるのが無難です。
まとめ
収入保障保険は、ご自分のもしもの事態に遺された家族の生活費を賄うための保険商品です。
保障期間中は頼れる商品ですが、『もしもの事態もこれで安心』と契約者(被保険者)が油断し、逆に不摂生となる恐れもあります。
このような油断による不摂生でリスクが増すことは、【モラルハザード】と呼ばれています。
そのため、契約者(被保険者)が死亡または高度障害状態になることこそ、不運で損な事態である点を自覚しましょう。
加入後も生活習慣へ気を使い、飲酒や喫煙を控え健康の維持に努めることが大切です。