プルデンシャル生命の終身保険についてわかりやすく解説!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

プルデンシャル生命は、アメリカ最大級の保険・金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルの一員となっている保険会社です。

プルデンシャル生命の円建ての終身保険は1種類しかなく基本保障も非常にシンプルな仕組みとなっています。

しかし、さまざまな特約で保障をカスタマイズし、自分のニーズに合った保険内容に出来るのです。

今回は、そんなプルデンシャル生命の終身保険の特徴の解説と他社商品との比較をしますので、メリット・デメリットなども併せて、どの様な特徴がある商品なのかを見ていきましょう。

この記事の要点
  • プルデンシャル生命保険の終身保険の特徴
  • 終身保険に追加できる医療・介護の保障を紹介
  • アクサダイレクト生命の終身保険との比較
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

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プルデンシャル生命の終身保険は1種類だけ!?

保険のドリル読者

プルデンシャル生命はユニークな営業・販売スタイルカスタマイズ自由な保障内容が注目されている保険会社ですね。

そんな、プルデンシャル生命の死亡保険について知りたいです。

こちらでは、プルデンシャル生命が販売する終身保険の保障内容と、円建て終身保険は1種類のみについて解説します。

松葉 直隆

保障内容は非常にシンプル!?

プルデンシャル生命の販売する保険は、実にシンプルな保障内容の商品が多いです。

例えば終身保険(死亡保険)は死亡・高度障害保障のみが基本設定、医療保険は一時金・入院給付金のみが基本設定、がん保険にいたってはがん・上皮内がん診断保険金(一時金)のみが基本設定です。

プルデンシャル生命で扱われている保険は、用意されているオプション(特約)を自由にカスタマイズすることで、自分好みの保障内容に設定し契約を締結する仕組みとなっています。

しかしながら、保険初心者の場合は自分にどんな保障が必要なのか、特約を選ぶ過程でにいろいろ迷うかもしれません。

次項では、プルデンシャル生命がこだわる独特の営業・販売方法を説明します。

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対面型のみの販売

プルデンシャル生命以外の生命保険会社は、CM・広告等の宣伝活動を大々的に行っています。

また、代理店販売・ネット申込・郵送申込という多角的な販売チャネル・販売方法をとるのが一般的な生命保険会社のやり方です。

しかし、プルデンシャル生命は宣伝活動といえば、【ライフプランナー】と呼ばれる営業人員のみが行うことになります。

また、保険申込はこのライフプランナーとの対面方法だけとなります。

申込希望者はまずライフプランナーへ相談しながら、そのアドバイス・提案を受けつつ、自分に合った保障をカスタマイズしていきます。

申込前も契約後も【契約者(利用者)と担当ライフプランナー】という徹底した担当者制度が採られます。

このシンプルな仕組みが契約者(利用者)の大きな信頼を得ている理由とも言えます。

プルデンシャル生命の優秀な営業人員であるライフプランナー制度については、第6章で解説します。

円建ての終身保険は1種類

プルデンシャル生命の死亡保険で、円建て・定額で運用していく保険商品は次の通りです(個人向け)。

(1)終身保険:1種類

(2)定期保険:5種類

  • 解約返戻金抑制型家族収入保険
  • 平準定期保険
  • 低解約返戻金型平準定期保険
  • 無解約返戻金型平準定期保険
  • 逓減定期保険

定期保険は豊富に揃っているものの、終身保険はわずか1種類のみです。

しかし、終身保険にいろいろな特約を付加することで、入院・がん・就労不能・介護も保障範囲となる頼もしい商品です。

また、保険金(一時金)として受け取るだけではなく、年金として保険金を分割して受け取ることもでき、単なる死亡・高度障害保障をカバーするだけの用途にとどまらない活用が期待できます

次章以降では、プルデンシャル生命の終身保険の特徴と幅広い活用法、他社商品との比較して利点とその注意点を解説していきましょう。

プルデンシャル生命の終身保険の特徴!

保険のドリル読者

プルデンシャル生命の終身保険は基本契約がかなりシンプルなようですね。

特約を付加することで自分のニーズに合わせた商品へカスタマイズできるのは嬉しいです。

そんな、終身保険の特徴を知りたいです。

こちらでは、プルデンシャル生命の終身保険はどんな商品か、その保険内容と注目点について解説します。

松葉 直隆

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終身保険はどんな商品?

プルデンシャル生命の終身保険非常にシンプルな死亡保険で、被保険者が死亡した場合は死亡保険金、高度障害状態となれば高度障害保険金が下ります。

もしも、保険継続中に契約者(被保険者)の方で資金が必要になった場合、解約返戻金をもとに【契約者貸付制度】が利用できます。

契約者貸付制度の貸付額と利息の合計額が解約返戻金を超えなければ保障は無くなりません。

しかし、未返済の場合は保険金額等から控除されてしまいます

また、契約した保険金額が500万円以上の場合は【高額割引制度】が適用され保険料は割安になります。

契約内容は次の通りです。

  • 保険期間:終身または定期
  • 保険料払込回数:月払・半年払・年払
  • 保険料決済方法:口座振替・クレジットカード払

終身保険の保険内容を紹介!

プルデンシャル生命の終身保険の保障内容と保険料例は次の通りです。

終身保険の保障

被保険者の死亡・高度障害状態が保障される内容です。

なお、所定の高度障害状態・身体障害状態となった場合は、以後の保険料は免除されます。

(1)死亡保険金

被保険者が死亡した時、死亡保険金額が受取人(遺族)へ下ります。

(2)高度障害保険金

被保険者が責任開始期以後に生じた傷害または疾病を原因として、所定の高度障害状態に該当したとき、被保険者本人に高度障害保険金が下ります。

その他

保険金を分割してもらいたい場合は、特約を付加することで年金として受け取ることができます。

また、当該保険へ必要に応じ医療保障やがん保障、就労不能等も付加できます

これらについては後述します。

終身保険の保険料例

こちらでは事例をあげて、保険料がどの位になるのか見てみましょう。

(例)

  • 保険期間:終身
  • 死亡・高度障害保険金額:1,000万円(高額割引制度適用)

①保険料払込期間:65歳

契約年齢/性別 男性 女性
25歳

月払:20,250円

年払:235,100円

月払:19,310円

年払:224,190円

35歳

月払:27,530円

年払:319,620円

月払:26,200円

年払:304,180円

45歳

月払:42,080円

年払:488,550円

月払:39,940円

年払:463,700円

②保険料払込期間:75歳

契約年齢/性別 男性 女性
25歳

月払:17,280円

年払:200,620円

月払:16,210円

年払:188,200円

35歳

月払:22,190円

年払:257,630円

月払:20,700円

年払:240,330円

45歳

月払:30,490円

年払:353,990円

月払:28,180円

年払:327,170円

③保険料払込期間:終身

契約年齢/性別 男性 女性
25歳

月払:15,350円

年払:178,210円

月払:13,520円

年払:156,970円

35歳

月払:19,030円

年払:220,940円

月払:16,430円

年払:190,750円

45歳

月払:24,640円

年払:286,070円

月払:20,640円

年払:239,640円

注目ポイント!

プルデンシャル生命の終身保険は保険金(一時金)で受け取るだけでなく、【保険金等の支払方法の選択に関する特約】を付加すれば、次の5種類の年金で受け取り可能です。

確定年金(年金支払期間指定型)

ご自分が指定した年金支払期間中、一定額の年金を受け取ることができます

年金支払期間中に年金受取人が亡くなっても、年金支払期間の残存期間に対し、受取人(遺族)へ死亡一時金が下ります。

確定年金(年金額指定型)

ご自分が指定した年金額を、その年金額に従いその定まった年金支払期間内で受け取れます

年金支払期間中に年金受取人が亡くなっても、年金支払期間の残存期間に対し、受取人(遺族)へ死亡一時金が下ります。

保証期間付終身年金

公的年金(国民年金・厚生年金)と同じく、被保険者が生存する限り年金を受け取れます

保証期間中に年金受取人が亡くなっても、保証された残存期間に対し、受取人(遺族)へ死亡一時金が下ります。

保証期間付夫婦連生年金

契約者(被保険者)である夫婦のどちらか生存の場合、年金を継続して受け取れます

たとえご夫婦双方が年金支払期間中に死亡しても、保証期間分の残額があれば死亡一時金として相続人へ支払われます。

保証金額付終身年金(保証金額割合指定型)

契約者(被保険者)が年金支払日に生存している場合、年金が受け取れます

保証期間中に年金受取人が亡くなった場合、保証残存期間に対し、受取人(遺族)へ死亡一時金が下ります。

終身保険の医療オプションを解説!

保険のドリル読者

積み立てたお金が年金で受け取れるのは魅力ですね。このような受取方法も是非検討したいです。

しかし私としては死亡保障に加え医療保障も付加していざという時に備えたいです。

こちらでは、入院保障・がん保障・就労不能保障のオプションについて解説します。

松葉 直隆

医療保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

死亡保障と入院保障を備えたい

プルデンシャル生命の終身保険では、入院にも備えたい時に、入院一時金・入院給付金等を受け取れる医療特約として【無解約返戻金型入院特約(一時給付金型)】が用意されています。

この特約では、入院一時金のみで備えたいならⅢ型を選び、入院給付金も加える場合はⅠ型・Ⅱ型いずれかを選びます。

保障内容をみてみましょう。

疾病・災害入院一時金(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型)

いずれかの場合に一時金が受け取れます。

  • 不慮の事故による傷害または病気で2日以上継続して入院
  • 骨髄移植による骨髄幹細胞の採取術のため入院

1,095日が通算支払限度となるものの、1回の支払いは10日とみなして通算されます。

疾病・災害継続入院給付金(Ⅰ型・Ⅱ型)

被保険者が不慮の事故による傷害または病気で、給付待機日数を超えて入院を継続した場合に給付金が受け取れます。

前述した入院一時金と合わせて1,095日まで通算支払限度となります。

Ⅰ型・Ⅱ型によって、それぞれ日額割合・給付待機日数・1入院支払限度が異なります。

タイプ Ⅰ型 Ⅱ型
日額割合 設定した入院一時金額の0.05 設定した入院一時金額の0.10
給付待機日数 20日 10日
1入院支払限度 40日 50日

三大疾病継続入院給付金(Ⅰ型・Ⅱ型)

所定の三大疾病である【がん・心疾患・脳血管疾患】による入院が60日を超えて継続した場合、設定した入院一時金額の割合0.05(Ⅰ型)または0.10(Ⅱ型)の入院給付金日額が受け取れます。

こちらの入院給付金は1入院、通算ともに無制限保障となります。

死亡保障とがん保障を備えたい

プルデンシャル生命の終身保険では、がん入治療にも備えたい時に、特約として【無解約返戻金型がん入院特約】が用意されています。

この特約の保障内容をみてみましょう(がん入院給付金日額10,000円の場合)。

がん入院給付金

がんの治療を直接の目的として入院した場合、日額10,000円×入院日数が受け取れます。

1入院、通算ともに無制限保障となります。

がん手術給付金

がんの治療を直接の目的として所定の手術を受けた場合、手術1回につき10万円・20万円・40万円のいずれかが無制限で受け取れます

死亡保障とがん就労不能を備えたい

プルデンシャル生命の終身保険では就労不能にも備えたい時に【無解約返戻金型就労不能障害特約】【無解約返戻金型就労不能障害一時金特約】が用意されています。

無解約返戻金型就労不能障害特約の場合

こちらの特約では、次の保障を月額で受け取ることができます。

(1)就労不能障害年金

被保険者が傷害または発病し、国民年金法で定められた障害等級1級または2級へ認定された場合等に年金が給付されます。

(2)特定障害年金

被保険者が傷害または発病し、国民年金法で定められた障害等級1級または2級の内、所定の精神障害状態Aへ認定された場合等に年金が給付されます。

(3)就労障害サポート年金

被保険者が傷害または発病し、被用者年金制度に基づき障害等級3級と認定された場合等、年金月額×30%分が毎月受け取れます。

無解約返戻金型就労不能障害一時金特約の場合

こちらの特約では、就労不能障害一時金を受け取ることができます。

被保険者が傷害または発病し、国民年金法で定められた障害等級1級または2級へ認定された場合等にまとまった一時金が給付されます。

終身保険の介護オプションを解説!

保険のドリル読者

私としては将来のリスクとして介護が必要になるのではないかと不安になってしまいます。

プルデンシャル生命の終身保険では、要介護状態となった場合に金銭的サポートが受けられる特約を用意しているのでしょうか?

こちらでは、現在の介護の状況介護リスクへ備えたナーシングケア特約【介護前払特約】について解説します。

松葉 直隆

介護保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

介護のリスクは高まっている!?

医療技術の進歩・食糧事情等の生活レベルの向上・衛生環境の徹底により、日本人の平均寿命は飛躍的に伸長しています。

女性は87.32歳、男性は81.25歳といずれも80歳を超えています(出典:厚生労働省「平成30年簡易生命表の概況」参照)。

ただし、誰もが健康的に長生きをしているわけではなく、介護が必要な方々も多くなっています

公的介護保険制度の利用者は2000年4月末の149万人から、2018年4月末で474万人に増加しています。

もちろん、介護の必要な方々が質の高い介護サービスを受けるため、公的介護保険を利用するわけですが、全額が公的給付されるわけでは無く自己負担も必要となります。

次項では、要介護度に応じた保険利用上限額・自己負担額の推移を見ていきましょう。

自己負担はどのくらい重いの?

こちらでは、要介護度の区分とそれに応じた保険利用上限額・自己負担額をみてみましょう。

要介護度とその認定基準

要介護度は要支援1・2および要介護1~5に分けれています。

それぞれの認定基準は次のようになります。

【要支援1】

要介護状態と認められないものの、社会的支援を必要とする状態です。

回復の可能性は十分にあり、予防的な介護が優先されることになります。

【要支援2】

部分的に介護を必要とする状態で、適切な介護予防サービスを利用すると、状態の維持や改善が見込まれると判断された方々も対象です。

【要介護1】

生活する際、部分的に介護を必要とする状態であり

  1. 食事や排泄はほとんど単独で可能だが、時折介助も必要
  2. 立ち上がり・歩行等がやや不安定
  3. 問題行動・理解低下のみられる

上記の条件に当てはまる方々が対象です。

【要介護2】

軽度の介護を必要とする状態

  1. 食事・排泄で何かしらの介助が必要
  2. 本人で立ち上がり・片足での体勢保持、歩行等するとき支えが必要
  3. 衣服の着脱が一人でやや困難
  4. 物忘れ・直前行動の理解の一部低下している

上記の条件に当てはまる方々が対象です。

【要介護3】

中等度の介護を必要とする状態となり

  1. 食事や排泄の一部介助が必要
  2. 立ち上がり・片足での体勢保持や歩行等が一人で不可能
  3. 入浴・衣服の着脱に介助を要する
  4. 問題行動・理解力低下したと確認できる

上記の条件に当てはまる方々が対象です。

【要介護4】

重度の介護を必要とする状態であり

  1. 食事の介助が必要
  2. 立ち上がり・両足での体勢保持ほぼ不可能
  3. 排泄・入浴・衣服の着脱するとき全面的な介助が必要
  4. 問題行動・理解力かなり低下した

上記の条件に当てはまる方々が対象です。

【要介護5】

最重度の介護を必要とする状態であり

  1. 食事・排泄は単独で不可能
  2. 立ち上がり・両足での体勢保持が不可能
  3. 意思伝達ほぼ不可能と判断された

上記の条件に当てはまる方々が対象です。

在宅介護で介護サービスを利用する場合

要介護度ごとに、在宅介護で介護サービスを利用する場合の保険利用上限額は次の通りです(30日間)。

なお、介護保険の自己負担額は1割で計算しています。

要介護度 単位(2019年現在) 円(1単位=原則10円)
要支援1 5,032単位

利用上限額:50,320円

自己負担:5,032円

要支援2 10,531単位

利用上限額:105,310円

自己負担:10,531円

要介護1 16,765単位

利用上限額:167,650円

自己負担:16,765円

要介護2 19,705単位

利用上限額:197,050円

自己負担:19,705円

要介護3 27,048単位

利用上限額:270,480円

自己負担:27,048円

要介護4 30,938単位

利用上限額:309,380円

自己負担:30,938円

要介護5 36,217単位

利用上限額:362,170円

自己負担:36,217円

※「厚生労働省 2019年度介護報酬改定について」を参考に作成

所得に応じて2割または3割負担となる可能性もあり、要介護状態となった場合を想定し、健康なうちから金銭的なサポートへの備えを検討する必要があります

ナーシングケア特約【介護前払特約】とは?

ご自分が要介護状態となったら家族の身体的負担はもちろん、重い金銭的負担も想定されます

そんな事態を想定しプルデンシャル生命の終身保険では【ナーシングケア特約(介護前払特約)】が用意されています。

なおこの特約にかかる保険料は一切ありません。

ナーシングケア特約を設定すれば、被保険者が前述した要介護4または要介護5と認定された場合に介護年金を受け取れます

気になる介護年金額は10万円から設定でき、契約した死亡保険金額の範囲内で金額を指定できます。

毎月・3ヶ月ごと・半年ごとに分割して受け取ることが可能です。

また、介護年金を受け取れば、死亡保険金が消滅するわけではありません。

介護年金として前払いされた分だけ差し引かれ、残余保険金額は主契約の死亡保障として継続します。

終身保険を他社商品と比較!

保険のドリル読者

プルデンシャル生命の終身保険は様々な特約が付加できたり、年金で受け取ることもできたりして便利ですね。

一方で、アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身保険」も人気になっているようですね。

保険のドリル読者

そこで、プルデンシャル生命の終身保険アクサダイレクトの終身保険特徴の違いを知りたいです。

こちらでは、アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」の特徴の解説と、プルデンシャル生命の終身保険とアクサダイレクトの終身保険の比較をします。

松葉 直隆

アクサダイレクト生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身保険」の特徴は?

アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身保険」は、ネット申込専用の終身保険となります。

こちらの死亡保険も基本設定は死亡・高度障害保障のみとなります。

ネット申込専用のため、申込希望者がいつでも好きな時間に加入でき、ネットで手続きを完結できる点が便利です。

また、被保険者が余命6か月以内と判断されたとき受け取れる【リビング・ニーズ特約】も無料で付加できます。

契約内容は次の通りです。

  • 保険料払込期間:終身払
  • 払込回数:月払のみ
  • 払込方法:口座振替またはクレジットカード払

「アクサダイレクトの終身保険」と比較

こちらではプルデンシャル生命の終身保険と、アクサダイレクトの終身保険の特徴を比較してみましょう(契約年齢35歳・設定保険金額1,000万円・特約無しの場合)。

比較 終身保険 「アクサダイレクトの終身保険」
月払保険料

22,190円

※払込期間:75歳

16,510円

※払込期間:終身払

リビング・ニーズ特約
疾病・医療特約 ×
介護特約 ×
年金特約 ×

アクサダイレクトの終身保険の場合も、中途解約すれば解約返戻金が受け取れます。

どんな点を重視するか?

こちらでは、プルデンシャル生命の終身保険とアクサダイレクトの終身保険、双方のメリット・デメリットを解説します。

アクサダイレクトの終身保険は安くて便利

アクサダイレクトの終身保険は、プルデンシャル生命の終身保険と同様に基本保障がシンプルです。

また、ネット申込専用なので手続きが非常に楽です。

一方、プルデンシャル生命の終身保険は対面申込が必要となります。

プルデンシャル生命の終身保険の方が、手続きが面倒で担当者と面談する時間もつくらなければいけません。

保険料を抑え、死亡・高度障害保障のみに備えたいときは、アクサダイレクトの終身保険を選ぶべきでしょう。

しかし、アクサダイレクトの終身保険は払込期間が終身のみなので、解約返戻金を受け取る際は非常に不利となります。

契約後に35年以上経っても解約返戻率は70%に満たないケースがほとんどです。

プルデンシャル生命の終身保険は資産運用が期待でき特約も豊富

一方、プルデンシャル生命の終身保険の場合、短期払(例:60歳・65歳・75歳払済等)を選べば、毎月または毎年支払う保険料は重くなりますが、払込を終えれば据え置くほど解約返戻率は増加します。

解約返戻率が払い込んだ保険料を上回ったタイミングで解約すれば、契約者側が利益を得られます。

資産運用にも活用したいなら、プルデンシャル生命の終身保険を選んだ方が良いです。

また、前述した様々な保障を付加し、いろいろな事態に備えたいならプルデンシャル生命の終身保険は最適な商品と言えます。

プルデンシャル生命の保険を申し込む場合の注意点

保険のドリル読者

プルデンシャル生命の終身保険は、とても興味深い内容で申込をしたくなりました。

プルデンシャル生命の保険を申込の際の手順や、気を付けるべき点について教えて欲しいです。

こちらでは、ライフプランナーとはどんな人物なのか申込前の注意点や、もしも新型感染症に感染したらについて解説します。

松葉 直隆

プルデンシャル生命の保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

ライフプランナーはプロフェッショナル集団?

プルデンシャル生命の申込窓口は、前述したように【ライフプランナー】との対面申込一択だけです。

ネット申込や代理店等で気軽に申し込める仕組みとなっていません。

申込を希望する皆さんにとって、ライフプランナーという営業人員がとても気になる存在のはずです。

このライフプランナーの採用基準は、高等教育以上の最終学歴を必須条件とし、生命保険業界経験者は採用しない等の独特な選定が行われます。

入社後は生命保険における基礎教育・研修を受けつつ、関連法規・税制・社会保障の習得も徹底して行われます。

ライフプランナーは、申込希望者のコンサルティング予約後、日程調整の連絡からヒアリング、保険プランの提案に携わり手続きを進めていきます。

独自の採用基準・徹底した研修を経てライフプランナーとなった方々ばかりなので、質の高いアドバイス・保険プランの提示が期待できます。

申込前に必ず相談!

プルデンシャル生命ではホームページをもちろん開設しているものの、各保険商品の紹介内容はとても簡素です。

各保険商品の契約可能年齢は明示されておらず、具体的な保障金額の下限・上限もはっきり公表していません。

その意味では加入条件や保障内容を、ネットの情報等から確認することにどうしても限界があります。

そのため、ライフプランナーへの相談は基本的な契約条件から必ず確認しましょう。

その後、保険金設定可能額・支払条件、付加できる特約の詳細な内容、保険料の算定について、ライフプランナーと質疑応答を繰り返しながら進めていきます。

この作業は、ネット申込のように自分の好きな時間・自分のペースで、気軽に手続きを進めたい方々にとって、苦痛を伴うかもしれません。

保険という複雑な仕組み・商品説明に困惑し、思考が鈍くなることも考えられます。そんな時は、コンサルティングを日を改めて実施してもらいましょう。

コンサルティング料金は一切かかりません。

何回かライフプランナーと会い、ご自分の正しい認識・納得の上で申込手続きを行うことが大切です。

新型感染症に感染した!

プルデンシャル生命の保険へ加入中の皆さん、申込を予定している皆さんにとって心配なのは、新型感染症に罹患しても保険金や給付金が受け取れるのかという点でしょう。

プルデンシャル生命は次のように、新型感染症への対応を公表しています。

各保障・契約当 対応
災害死亡保険金等

①災害特約等

保険期間中、当該感染症を直接の原因として死亡・高度障害状態に該当した場合、災害死亡保険金・災害高度障害保険金支払い。

②年金支払型特殊養老保険(引受緩和型)等

支払抑制期間中に当該感染症によって死亡・高度障害状態へ該当した場合、基本死亡保険金額を支払う。

入院に関する保険金・給付金 当該感染症の支払事由に該当した場合、入院保険等における「特定部位・特定疾病不担保」、特別条件付保険特約のうち「保険金・給付金削減支払法」は適用せず給付する。
変換契約における特別取扱 変換前契約、変換後契約いずれにも災害特約等が付加されていて、変換前契約の保険期間中、当該感染症に罹患した場合、変換後契約の保険期間中に当該感染症を直接の原因として死亡・高度障害状態となったら、変換前契約の保険金額を限度に変換後契約の災害特約等の災害死亡保険金・高度障害保険金等が支払われる。

なお、保険金・給付金等を受け取るには、「新型感染症」を原因とする旨の医師の作成した診断書等が必要です。

まとめ

プルデンシャル生命の終身保険は死亡・高度障害保障をはじめ、特約を付加することで様々なケースに対応できる商品です。

しかし、特約を付加すればそれだけ仕組みも複雑になるので、よく契約内容を確認した上で申込手続きへ進みましょう。