朝日生命の保険はどんな特徴があるの?わかりやすく解説します!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

朝日生命の保険商品へ、加入を検討中の方々もいらっしゃるのではないでしょうか?

朝日生命の保険の仕組みは非常に独特で、興味が湧く内容となっています。

しかし、申込前にチェックしておかないと後々、こんなはずではなかった』と、後悔する事態も考えられます。

そこで今回は、朝日生命で販売されている「保険王プラス」と「やさしさプラス」を取り上げ、その特徴と注意点を解説します。

この記事を読めば、ご自分の現状に合わせ、朝日生命の保険商品をどう活用すべきかについてよくおわかりとなるはずです。

この記事の要点
  • 朝日生命の保険商品の特徴を解説
  • 「保険王プラス」の保障ユニットの中身の解説
  • 「やさしさプラス」の特徴と活用法の紹介
  • 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」無料で相談することをおすすめします。

各種生命保険の相談はFP所持率97%のほけんのぜんぶがおすすめ!

 

\1分で完了/

 

「ほけんのぜんぶ」公式HPはこちら

朝日生命は独特な保険商品!?

保険のドリル読者

朝日生命の販売する保険商品は、かなりユニークな仕組みと同僚から聞きました。

そこで、朝日生命の扱う保険商品の特徴について教えて欲しいです。

こちらでは、朝日生命の扱う「保険王プラス」「やさしさプラス」の特徴などを解説します。

松葉 直隆

「保険王プラス」と「やさしさプラス」

朝日生命の扱うユニークな商品には「保険王プラス」と「やさしさプラス」という2つの商品があります。

「保険王プラス」は男性向けの保険商品、「やさしさプラス」は女性専用の保険商品となっています。

設定されている保障のベースはどちらも「利率変動型積立保険」ですが、ご自分のニーズに応じて、死亡保障・医療保障・介護保障・収入保障を付加することができます。

また、組み合わせには制約も無く契約を解約せず、ご自分が必要とする保障を途中で加えたり、外したりできます。

つまり、「保険王プラス」と「やさしさプラス」に加入していれば、他の生命保険会社の商品にわざわざ加入を検討することもなく、朝日生命の用意したユニットの中から、任意に欲しい保障を選択可能です。

朝日生命の保険は「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

カスタマイズ自由自在の保険商品?

自由に選択できる保障は死亡保障・医療保障・介護保障・収入保障ですが、契約の際どれかを必ず付加しなければいけないという決まりはありません

そのため、保険王プラスの場合は次のような組み合わせを行うことができます。

独身の社会人の場合

独身の社会人の方々ならば、病気やケガで働けなくなることが最も懸念されることでしょう。

そんな場合は【医療保障+収入保障】で設定してみましょう。

もちろん医療保障だけでも、入院給付金や手術給付金が受け取れるので病気やケガの医療費を賄うことは十分可能です。

しかし、ご自分が働けなくなったことによる収入の減少は、避けられないはずです。

そんな時に必ずしも、入院給付金や手術給付金が余って生活費に充てられる保証はありません。

この場合は収入保障を共に設定することで、生活費へ給付金を回すことができます。

家族の大黒柱である場合

更にご自分が妻子をもって、ご自分の医療費や生活費だけに気を付けるだけでは足らない場合は、【医療保障+収入保障+死亡保障】で設定してみましょう。

このように設定すればご自分の医療費や家族の生活費、そして残念ながらご自分が死亡した場合には保険金が受取人(遺族)へ下ります。

ご自分が亡くなった後でも、家族の生活保障はその保険金で賄うことができるはずです。

ご自分がシニアになった場合

ご自分が退職し70代・80代となった頃には、子供は独立し年金をもらう生活となっているはずです。

この場合に妻子のためのまとまった死亡保険金は不要と言えますが、ご自分が介護を必要とするような事態となれば、今度は家族の金銭的負担や世話をする体力的負担が増します。

当然、お住いの市区町村へ申請をすれば公的介護給付は受けられますが、介護を必要とする側の負担(1割~3割)は必ずかかります。

そんな時のために【医療保障+介護保障】で設定してみましょう。

介護保障があれば、介護サービスの自己負担額を金銭的にサポートしてくれます。

積立保険にはどんな特徴が?

「保険王プラス」も「やさしさプラス」も設定されている保障のベースは「利率変動型積立保険」です。

利率変動型とは市場の金利動向等に応じ、この予定利率が見直されるタイプの商品のことです。

予定利率が高いほど契約者側に有利となります。

この積立保険の積立利率は毎年4月1日に見直しが行われます。積立保険の場合、2013年4月1日以前では最低保証利率は0.5%となっていました。

しかし、この最低保証利率はどんどん下回り2013年4月2日~2017年4月1日の最低保証利率は0.1%に低下しています。

朝日生命では、最低保証利率0.01%を下回ることは無いと公表していますが、決して高い最低保証利率を保っているとは言い難い状況です。

ただし、様々なリスクへ対応する保険商品として利用したい方々ならば、各保障ユニットを継続するため、この積立金を保険料に充当することもできます。

つまり、積立保険の積立金を利用し各保障ユニットの払込保険料は安くできるのです。

この場合は保険料に充当した分だけ、積立金額が減少します。

男性向けの商品「保険王プラス」

保険のドリル読者

「保険王プラス」は男性向けの保険商品ですか。

いろいろ保障をカスタマイズできそうで興味があるので詳しく教えて下さい。

こちらでは「保険王プラス」の豊富なユニット数と保険料例について紹介します。

松葉 直隆

保険王プラスの相談も「ほけんのぜんぶ」で(無料)

豊富なユニット数を紹介!

選べるユニット数は次の通りです。

医療保障

  • 5年ごと利差配当付医療保険(返戻金なし型)
  • 無配当生活習慣病保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付がん保険(返戻金なし型)

収入保障

  • 5年ごと利差配当付収入サポート保険

介護保障

  • 5年ごと利差配当付軽度介護定期保険/5年ごと利差配当付軽度介護終身保険(低解約返戻金型)
  • 5年ごと利差配当付介護終身年金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付介護一時金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付認知症介護終身年金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付認知症介護一時金保険(返戻金なし型)

死亡保障

  • 5年ごと利差配当付普通定期保険
  • 5年ごと利差配当付長期生活保障保険
  • 5年ごと利差配当付新長期生活保障保険
  • 5年ごと利差配当付普通終身保険(低解約返戻金型)

医療保障・介護保障・死亡保障では、それぞれ数種類の保険商品を選定してカスタマイズが可能です。

ご自分の現状に合わせ選べる!

前述した数種類の保険商品は、例えば医療保障を厚くしたいなら、他の収入保障や介護保障等を選ばずに、医療保障に関する全ての保険商品を選んでも構いません

その後、医療技術の進歩によって朝日生命の扱う保険も進化するかもしれません。

そんな時は、現在加入中の医療保障から新しい医療保障に変える事も可能です。

また、ご自分が70代になってから、高齢者医療制度が充実するので医療保障をやめ、将来の介護負担へ備えるべく介護保障に変える事も可能です。

このように「保険王プラス」は、とても自由度の高い商品と言えます。

ただし、保障内容を見直す際、診査(告知)が必要となる他、加入年齢や保険金額等に所定の制約はあります

保障内容を見直す時は、その加入条件もしっかりチェックし、冷静に選択することが求められます。

「保険王プラス」の保険料例を紹介!

こちらでは契約内容と事例を挙げて保険料についてみてみましょう。

契約内容

選択する保険によって、契約年齢・保険料払込期間等に違いがあります。

  • 契約年齢:15歳~75歳
  • 保険料払込期間:5年~22年、50歳~95歳(5歳きざみ)・終身
  • 保険料払込方法:年払・半年払・月払

加入後も、それぞれ付加した保険の保険料払込期間等をチェックし、更新の有無等を判断することが大切です。

保険料例

具体例を挙げてみてみましょう。

  • 契約者(被保険者):30歳男性
  • 保険払込回数:月払
  • 定期保障部分の保険期間:15年
  • 利率変動型積立保険・普通終身保険:終身
カスタマイズした保障 保障金額 保険期間
普通終身保険(低解約返戻金型) 300万円 終身
新長期生活保障保険[60歳満了] 180万円 15年
医療保険(返戻金なし型) 日額5,000円 15年
生活習慣病保険(返戻金なし型)120日型 日額5,000円 15年
新がん保険(返戻金なし型)Ⅰ型 日額5,000円 15年
がん特定手術特約 20万円 15年
がん退院後ケア特約 2.5万円 15年
入院サポート特約(返戻金なし型) 5万円 15年

→月払保険料:16,488円

「保険王プラス」の死亡保障を解説!

保険のドリル読者

盛りだくさんな保険内容ですが、やはり死亡保障が気になりますね。

「保険王プラス」では、どの様な死亡保障が選べるのでしょうか?

こちらでは、「保険王プラス」の死亡保障の内容と注意点について解説します。

松葉 直隆

死亡保険は「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

もしもの事態を想定すれば

「保険王プラス」の死亡保障は、被保険者の死亡または高度障害状態を想定し、保険金(一時金)または年金を受取人が取得できます。

一気に受け取る方法や分割する方法、どちらが残された家族にとって得かよく考えて選びましょう。

また、もしもに備える保険は次のような特約が付加できます。

  • 無配当災害割増特約:災害で180日以内に死亡または高度障害状態のとき、保険金が割増されて受け取れます。
  • 無配当傷害特約:災害で180日以内に死亡のとき災害保険金が受け取れます。災害保険金を1,000万円で設定すれば、障害給付金(災害で180日以内に所定の身体障害状態)では100万円~1,000万円が障害状態に応じて受け取れます。
  • リビング・ニーズ特約:被保険者が余命6か月以内と医師から判断されたとき、特約保険金として通算 3,000万円限度(ただし死亡保険金額の範囲内にとどまる)が受け取れます。
  • 指定代理請求特約:被保険者が傷害または疾病によって、保険金・年金を請求する意思表示ができないとき等、あらかじめ指定された指定代理請求人が保険金・年金を請求できます。

この特約をそれぞれ

  • 5年ごと利差配当付普通定期保険
  • 5年ごと利差配当付長期生活保障保険
  • 5年ごと利差配当付新長期生活保障保険
  • 5年ごと利差配当付普通終身保険(低解約返戻金型)

に追加して保障を強化できます

ただし、もしもに備える保険では特約が付加できない商品もあります

詳しくは次項をチェックしてみて下さい。

4つの死亡保障を紹介!

こちらではもしもに備える保険4種類を説明します。

5年ごと利差配当付普通定期保険

被保険者の死亡・高度障害状態のとき、保険金(一時金)が受け取れる定期の死亡保障です。

特約 付加
無配当災害割増特約
無配当傷害特約
リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付長期生活保障保険

被保険者の死亡・高度障害状態のとき、あらかじめ定められた期間(10年間or15年間)に年金として受け取れる死亡保障です。

特約 付加
無配当災害割増特約
無配当傷害特約
リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付新長期生活保障保険

一見、前述した5年ごと利差配当付長期生活保障保険と同じ仕組み様ですが、こちらは被保険者の死亡・高度障害状態のとき、時期が遅くなるほど受取年金総額が少なくなる死亡保障です。

特約 付加
無配当災害割増特約
無配当傷害特約
リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付普通終身保険(低解約返戻金型)

一定期間の解約返戻金額を抑制することで保険料も割安にした、一生涯保障の死亡保障です。

特約 付加
無配当災害割増特約 ×
無配当傷害特約 ×
リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約

死亡保障の注意点

死亡保障はご家庭の状況へ合わせて慎重にカスタマイズするべきでしょう。

前述した「5年ごと利差配当付新長期生活保障保険」は、いわゆる収入保障保険の仕組みで保障されます。

つまり、期間が経過するほど受け取る保障金額は減っていくので、この特約保険料分はその分安く、子供が小さい内は高額な保険金が受け取れるので、合理的な死亡保障内容と言えます。

しかし、新長期生活保障保険が満期近くになっても、まだ下の子達が未成年で就学中ならば、保険満期間近で被保険者がもしもの事態になった場合、十分な保障金額は受け取れないことになります。

そんな子供が多いご家庭ならば、いつでも設定保険金額全額が受け取れるように、普通定期保険または普通終身保険で設定しておいた方が無難です。

「保険王プラス」の医療保障を解説!

保険のドリル読者

私は病気の中でも特にがんが怖いので、必ず契約の際は設定しておきたいのが医療保障です。

「保険王プラス」では、どの様な医療保障が選べるのでしょうか?

こちらでは、「保険王プラス」の医療保障の内容と注意点について解説します。

松葉 直隆

医療保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

病気やケガを想定すれば

被保険者が不意を襲われる形で、病気を発症または負傷してしまうケースがほとんどでしょう。

その様な時のために、公的医療保険を補完する役割を担うのが、この医療保障です。

「保険王プラス」では、がんをはじめとした7つの深刻な生活習慣病について手厚い保障が受け取れます

また、次のような特約が付加できます。

  • 無配当入院サポート特約(返戻金なし型):日帰り入院から保障され10万円で設定した場合、1回の入院につき入院準備費用給付金として10万円が受け取れます。 
  • 無配当通院保障特約(返戻金なし型):退院後180日以内(通院期間)に通院したら通院給付金が、この通院給付金に加え通院一時金が、外来手術を受けたときは通院手術一時金が受け取れる特約です。
  • 無配当先進医療特約(返戻金なし型):先進医療を受けた場合、1回の療養につき500万円まで(通算2,000万円)、1回の療養につき先進医療見舞金として給付金支払額の10%相当額が受け取れる特約です。
  • 無配当特定損傷特約:不慮の事故による特定損傷で治療した場合、一時金が受け取れる特約です。
  • 無配当7大疾病一時金特約(返戻金なし型):7大疾病で所定の診断・手術・入院時、まとまった一時金が受け取れます。
  • 無配当初期生活習慣病入院一時金特約(返戻金なし型):所定の初期生活習慣病で入院のとき一時金が受け取れます。
  • 5年ごと利差配当付がん治療給付特約(返戻金なし型):手術・放射線治療・抗がん剤治療または入院治療を受けたとき、毎月一時金が受け取れます。
  • 5年ごと利差配当付新がん診断給付特約(返戻金なし型):がんと診断確定されたとき、まとまった一時金が受け取れます。
  • 指定代理請求特約:被保険者が傷害または疾病によって、給付金を請求する意思表示ができないとき等、あらかじめ指定された指定代理請求人が給付金を請求できます。

この特約をそれぞれ

  • 5年ごと利差配当付医療保険(返戻金なし型)
  • 無配当生活習慣病保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付がん保険(返戻金なし型)

に追加して保障を強化できます

ただし、病気やケガへ備える保険によっては特約が付加できない商品もあります

詳しくは次項をチェックしてみて下さい。

3つの医療保障を紹介!

こちらでは病気やケガに備える保険3種類を説明します。

5年ごと利差配当付医療保険(返戻金なし型)

被保険者の入院の際は【入院給付金(通算1,000日分を限度)】、手術の際は【手術給付金(1回につき入院給付金日額×5倍または20倍の保障金額)】が受け取れます。

また、放射線治療を受けたら【放射線治療給付金(1回につき入院給付金日額×20倍の保障金額)】、特定検査の費用を賄える【特定検査給付金:入院給付金日額×5倍】他、5年間に5日以上の継続入院しなかった場合も健康祝金としてお金(入院給付金日額×5倍)が受け取れます。

特約 付加
無配当入院サポート特約
無配当通院保障特約
無配当先進医療特約
無配当特定損傷特約
無配当7大疾病一時金特約 ×
無配当初期生活習慣病入院一時金特約 ×
5年ごと利差配当付がん治療給付特約 ×
5年ごと利差配当付新がん診断給付特約 ×
指定代理請求特約

無配当生活習慣病保険(返戻金なし型)

所定の7つの生活習慣病で入院のとき、1回の入院で120日・通算1,000日分を限度に入院給付金を受け取れます。

特約 付加
無配当入院サポート特約 ×
無配当通院保障特約 ×
無配当先進医療特約 ×
無配当特定損傷特約 ×
無配当7大疾病一時金特約
無配当初期生活習慣病入院一時金特約
5年ごと利差配当付がん治療給付特約 ×
5年ごと利差配当付新がん診断給付特約 ×
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付がん保険(返戻金なし型)

上皮内がんを含むすべてのがんで入院した場合、【がん入院給付金】が受け取れます。

また、5年間に5日以上の継続入院をしなかった場合なら、【がん健康支援金(がん入院給付金日額×5倍)】が受け取れます。

特約 付加
無配当入院サポート特約 ×
無配当通院保障特約 ×
無配当先進医療特約 ×
無配当特定損傷特約 ×
無配当7大疾病一時金特約 ×
無配当初期生活習慣病入院一時金特約 ×
5年ごと利差配当付がん治療給付特約
5年ごと利差配当付新がん診断給付特約
指定代理請求特約

医療保障の注意点

一見、広範囲な病気やケガに備える保険があれば、他の医療保障は要らないようにも思われます。

しかし、中高年以降は、がんをはじめとした生活習慣病の発症リスクが高まります。

そのため、50代くらいになれば「無配当生活習慣病保険」の重要度が増していくことでしょう。

30歳で加入した場合は、15年で更新できるように保険期間を定め、だいたい45歳になった時、余裕を持って無配当生活習慣病保険を追加しておいた方が無難です。

また、ご自分の親族にがんを発症した方々が多い場合、被保険者は若くても事前に加入しておくことが大切です。

なぜなら、がんの発症には生活習慣の乱れの他、がんを発症しやすい『がんの家系』の存在も指摘されているからです。

大慌てでご自分が精密検査を受ける必要はないものの、事前のがんへの備えは設定しておきましょう。

「保険王プラス」の介護保障を解説!

保険のドリル読者

まだ実感はわきませんが、祖父が寝たきり状態で亡くなった経緯もあるので、介護保障をチェックしておきたいです。

「保険王プラス」では、どの様な介護保障が選べるのでしょうか?

こちらでは、「保険王プラス」の介護保障の内容と注意点について解説します。

松葉 直隆

介護の保障も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

将来の介護リスクを想定すれば

ご自分がシニア世代に近づけば、介護リスクが不安となっていくことでしょう。

そんな時は事前に介護保障を設定していれば安心です。

公的介護保険だけでは介護サービス全額を賄えないので、患者負担分を介護保障で賄うことができれば、本人そして家族も大助かりのはずです。

また、次のような特約が付加できます。

  • 無配当軽度認知障害保障特約(返戻金なし型):軽度認知障害(MCI)または器質性認知症と診断確定されたとき、一時金が受け取れます。
  • リビング・ニーズ特約:被保険者が余命6か月以内と医師から判断されたとき、特約保険金として通算 3,000万円限度(ただし死亡保険金額の範囲内にとどまる)が受け取れます。
  • 指定代理請求特約:被保険者が傷害または疾病、介護によって、保険金・年金を請求する意思表示ができないとき等、あらかじめ指定された指定代理請求人が保険金・年金を請求できます。

この特約をそれぞれ

  • 5年ごと利差配当付軽度介護定期保険/5年ごと利差配当付軽度介護終身保険(低解約返戻金型)
  • 5年ごと利差配当付介護終身年金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付介護一時金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付認知症介護終身年金保険(返戻金なし型)
  • 5年ごと利差配当付認知症介護一時金保険(返戻金なし型)

に追加して保障を強化できます

ただし、介護へ備える保険によっては特約が付加できない商品もあります

詳しくは次項をチェックしてみて下さい。

5つの介護保障を紹介!

こちらでは介護に備える保険5種類を説明します。

5年ごと利差配当付軽度介護定期保険/5年ごと利差配当付軽度介護終身保険(低解約返戻金型)

要支援2以上に認定または死亡・高度障害状態のとき、保険金(一時金)が受け取れます

特約 付加
無配当軽度認知障害保障特約 ×
リビング・ニーズ特約
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付介護終身年金保険(返戻金なし型)

要介護1以上に認定され、要介護度に応じた年金を一生涯受け取れる介護保障です。

特約 付加
無配当軽度認知障害保障特約 ×
リビング・ニーズ特約 ×
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付介護一時金保険(返戻金なし型)(2012)

要介護3以上に認定されれば、一時金が受け取れる介護保障です。

特約 付加
無配当軽度認知障害保障特約 ×
リビング・ニーズ特約 ×
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付認知症介護終身年金保険(返戻金なし型)

要介護1以上に認定かつ、所定の認知症のとき年金を一生涯受け取れます

特約 付加
無配当軽度認知障害保障特約
リビング・ニーズ特約 ×
指定代理請求特約

5年ごと利差配当付認知症介護終身年金保険(返戻金なし型)

要介護1以上に認定かつ、所定の認知症のとき一時金を受け取れます

特約 付加
無配当軽度認知障害保障特約
リビング・ニーズ特約 ×
指定代理請求特約

介護保障の注意点

設定した介護保障は、要介護ランクによって給付されるかどうかが違ってくるので注意も必要です。

要介護の認定は必ずお住いの市区町村で認定申請を行います。

ご家族だけで勝手に要介護を決めることはできません。

申請前、要介護について調査することとなる担当職員またはケアマネージャーへ、介護が必要なご家族の状況をわかりやすく説明しましょう。

なお、介護に関する保障を年金で受け取る場合は、介護条件に該当しなくなった場合(身体機能が回復した等)、給付は中断されます。

ただし、保障が無くなるわけではないので、再び介護条件(給付条件となる要介護に戻った等)に該当すれば年金給付が開始されます。

「保険王プラス」の収入保障を解説!

保険のドリル読者

自分が病気やケガで動けなくなったら生活費が心配です。

「保険王プラス」では、どの様な収入保障が選べるのでしょうか?

こちらでは、「保険王プラス」の収入保障の内容と注意点について解説します。

松葉 直隆

収入保障保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

働けない事態を想定すれば

病気やケガで障害状態となり、医療機関を退院しても元のように仕事ができない場合、収入の減少は避けられません。

そんな時は収入保障があれば、収入の減少を補い安定した生活資金が受け取れることになります。

収入保障は特に自営業者・自由業者の方々が、しっかり備えておいた方が良いでしょう。

なぜなら、会社員のように労災補償が下りるわけではなく、やはり収入減少の対策を事前に講じていなければ、日々の生活が非常に苦しくなります。

もちろん、自営業者・自由業者が加入している国民年金でも【障害年金】が利用できます。

しかし、その条件は厳しく、障害をもった誰もが必ず適用される公的年金制度ではありません

収入保障の内容を紹介!

こちらでは、働けなくなったときに備える保障、そして特約について説明します。

5年ごと利差配当付収入サポート保険

身体障害者手帳の1~3級の交付を受けたとき、または公的介護保険制度の要介護1以上に認定されたとき、年金が受け取れます。

2回目以降の年金給付は、年金支払期間中、第1回年金給付日の毎年の応当日に、被保険者が生存していたことを条件とします。

特約

必要に応じて次の保障が付加できます。

  • メンタル疾患特約:所定のメンタル疾患の治療を直接の目的として、60日継続して入院した場合にまとまった一時金が受け取れます(ただし、1回限り)。
  • 指定代理請求特約:被保険者が傷害または疾病、介護によって、一時金・年金を請求する意思表示ができないとき等、あらかじめ指定された指定代理請求人が一時金・年金を請求できます。

収入保障の注意点

収入保障にはメンタル疾患特約も設定されていて、就業困難な事態となることが身体的な障害だけでなくても保障範囲となるのは頼もしいです。

しかし、当然のことながら職場の人間関係やお客とのトラブルで精神的に追い詰められても、勝手にメンタル疾患を発症したと自分で判断することはできません。

あくまで医師のカウンセリングの下で、その深刻度を把握し診断書に記載してもらわなければ、一時金を受け取ることはできません。

また、メンタル疾患は自分で抱え込むと、取り返しのつかない事態(自殺等)になってしまうこともあります。

深刻な事態となる前に、医師へうつ状態等を相談、しかるべき処置をとることが大切です。

女性専用の保険「やさしさプラス」

保険のドリル読者

私の妹も医療保障や死亡保障が充実した商品を探しています。

「保険王プラス」の他にもやさしさプラス」という商品が販売されていますね。

この「やさしさプラス」の特徴について教えて欲しいです。

こちらでは、やさしさプラス」の特徴と注意点などを解説します。

松葉 直隆

女性向けの保険も「ほけんのぜんぶ」で相談(無料)

女性に手厚い保障?

「やさしさプラス」は女性専用商品ですが、「保険王プラス」と全く違う保障内容ではありません

積立保険を基に、死亡保障・医療保障・介護保障・収入保障いずれも、「保険王プラス」と同様、自由自在にカスタマイズできます

しかし、「やさしさプラス」では「保険王プラス」には無い、女性特定部位の手術を手厚く保障する【マイメディーナ(女性手術重点保障特約)】が設定できます。

この特約は女性ならではの悩みへ、より配慮した保障となっており、非常に使い勝手の良い給付金が受け取れます。

次項では、このマイメディーナの保障内容と活用法について解説しましょう。

マイメディーナとは?

マイメディーナは、女性特有の部位(乳房・子宮・卵巣・卵管・甲状腺・副甲状腺)の手術を重点的に保障する特約です。

女性特有の部位の手術に該当すれば、手術の内容にかかわらず給付金額が一律で最高30万円まで保障されます。

【女性手術重点保障特約】は、実際の治療費として使っても構いません。

しかし、女性の“QOL”のために活用することを是非検討してみましょう。

QOLとは「人生の質」や「生活の質」を意味しますが、女性特定部位に対する手術はこの女性のQOLを著しく低下させます。

乳がんの手術なら乳房の切除を余儀なくされることや、子宮のトラブルで一部摘出術(開腹手術)を受けた痛々しい手術痕は、その低下の一例と言えます。

そんな時、乳がんの手術で失った乳房を再建する場合は【乳房再建術】の費用に、子宮に関する開腹手術の手術痕ならば、手術痕を目立たなくする【レーザー治療】の費用に充てることも有効な利用法です。

いずれの治療も全額自己負担になるケースがほとんどなので、まとまった給付金が受け取れるのはメリットです。

「やさしさプラス」の注意点

女性が「やさしさプラス」を選ばなくても、通常の医療保障では問題なく女性特有のがん(子宮がん・卵巣がん)、女性特定疾病(子宮内膜症・卵巣捻転等)、乳がん等の治療で入院・手術給付金等が受け取れます。

それに加え【女性手術重点保障特約】を付加しておいた方が、利用できる自由度も高く便利です。

しかし、例えば前述した乳房再建術は100万円程度かかる場合もあります。

公的保険が適用される範囲もまだまだ狭く、【女性手術重点保障特約】を利用しても残りの70万円は自費で支払ことになるでしょう。

治療費によっては、その全額を賄いきれない点に注意が必要です。

まとめ

保障の組み合わせをカスタマイズできるのが、大きな特徴でもある「保険王プラス」と「やさしさプラス」ですが、その保障の種類の多さに、どの保障を選ぶか迷う方も多くなるでしょう。

「保険王プラス」と「やさしさプラス」は、自分の現状に合った保障ユニットを吟味し、備えとして設定することが大切です。

もし、どの保障を選べば良いのか解らないと、保障選びで迷った場合は、保険ショップやファイナンシャルプランナーなどの専門家の意見を参考にするのも重要です。

保険選びで失敗しないように、しっかりと内容を把握して保険選びをしましょう。