FWD富士生命では「FWD収入保障」という収入保障保険が販売されています。
この商品は死亡保障だけではなく、介護保障が充実した内容となっています。
皆さんの中には『介護保障は高齢者のためにあるのでは?』と疑問に思うかもしれませんが、40歳以上の方々が一定の疾病に該当すれば、要介護認定を受けられる場合もあるのです。
今回は、この「FWD収入保障」の特徴や、他社の競合商品との比較からメリット・デメリットまでを解説していきます。
- FWD富士生命の収入保障保険の特徴を紹介
- 「FWD収入保障」の保険料率と保険料を解説
- 「FWD収入保障」と「収入保障保険プレミアムDX」を比較
- 「FWD収入保障」の評判と注意点の解説
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
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目次
FWD富士生命の収入保障保険の特徴
保険のドリル読者
FWD富士生命の収入保障保険は、ユニークな保障が用意されていると聞きましたので、その特徴を知りたいです。
「FWD収入保障」とはどんな商品か?
介護保障は本当に必要?
の2つについて解説します。
松葉 直隆
収入保障保険は家庭の大黒柱の味方?
収入保障保険は、被保険者の死亡または高度障害状態になった場合、受取人へ保険金が年金形式で下りる商品です。
死亡・高度障害状態が対象となるので、各保険会社では収入保障保険は【死亡保険(定期保険)】として扱われています。
また、収入保障保険の大きな特徴として、保険満期に近づくほど受け取れる保険金は逓減していくことがあげられます。
つまり、子供がまだ小学生・中学生等、親の支援が必要な年齢では、被保険者に深刻な事態が及んだ場合、多額の保険金がご家族に下りることとなります。
逆に、子供が成長し独立する頃には、受け取れる保険金もかなり減少し、保険満期となれば1円も保険料は戻ってこない仕組みです。
その分、払い込む保険料は非常に割安で合理的な保障が受けられると、会社員や自営業の方々に人気の高い商品です。
「FWD収入保障」とは?
「FWD収入保障」は、前述した死亡または高度障害保障のみならず、介護保障も対象となる保険商品です。
死亡保障の場合、受取人はご家族(配偶者や子等)となりますが、障害保障・介護保障は被保険者本人が受取人となります。
介護保障は要介護1から対象となり、他の保険会社が取り扱う収入保障保険の介護保障(概ね要介護2・3)より、条件が緩和されています。
いずれの保障も年金として分割による受取(一括での受取りも可)となります。
「FWD収入保障」の契約内容は次の通りです。
- 契約年齢:20歳~70歳
- 保障月額:5万円〜
- 保険期間・保険料払込期間:50歳~80歳かつ10年以上
- 払込回数:月払・半年払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
なぜ介護保障が付いている?
そもそも公的介護保険制度の利用は、一般的に被保険者が65歳からとなっています。
一見すれば働き盛りの方々に、要介護認定は関係ないかのような印象を受けます。
しかし、次の16種類の特定疾病に該当した場合、40歳~64歳までの方々でも要介護認定が受けられます。
- がん(ただし末期がんの場合)
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靭帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- アルツハイマー病、脳血管性認知症等の初老期における認知症
- パーキンソン病関連疾患
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳梗塞、脳出血等の脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 肺気腫、慢性気管支炎等の慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
いずれの特定疾病も、生命の維持、歩行・運動機能、認識機能等へ重大な影響を与える深刻な病気ばかりです。
上記の疾病を患った場合、残念ながら療養に励んでも、以前の仕事へ復帰したり、元のような日常生活を送ったりすることが極めて困難となります。
この16種類の特定疾病を発症すると、被保険者が死亡または高度障害状態に匹敵する金銭的リスクを、本人や家族が負うことになります。
「FWD収入保障」の介護保障は、この様な事態を金銭的にサポートする役割があるのです。
「FWD収入保障」の保険内容を紹介!
保険のドリル読者 そこで、「FWD収入保障」の保険内容について詳しく教えて下さい。
松葉 直隆
「FWD収入保障」の基本設定
こちらでは基本保障の紹介と、具体例を挙げて収入保障のしくみを説明します。
基本保障
遺族・高度障害年金のみのシンプルな内容となっています。
【遺族・高度障害年金】
被保険者が死亡または高度障害状態となった場合に備え、保障月額5万円〜設定が可能です。
年金支払保証期間は2年・3年・5年・10年から選択できます。
この年金の支払事由に該当した場合、以後の保険料払込みは不要となります。
なお、生活支援特則等のその他のオプションは後述します。
年金受取の仕組み
具体例を挙げて年金受取の仕組みを見てみましょう。
(例)非喫煙者標準体保険料率の場合
- 契約者(被保険者):35歳男性
- 保険期間・保険料払込期間・年金支払期間:65歳
- 最低支払保証期間:5年
- 年金月額:10万円
- 特約:配偶者同時災害死亡時割増特則
- 月払保険料:3,493円
[ケース1]
契約者(被保険者)35歳(契約日に属する月)で死亡
年金月額10万円×360ヶ月(30年)=3,600万円
[ケース2]
契約者(被保険者)45歳(契約日から10年経過)で死亡
年金月額10万円×240ヶ月(20年)=2,400万円
[ケース3]
契約者(被保険者)55歳(契約日から20年経過)で死亡
年金月額10万円×120ヶ月(10年)=1,200万円
[ケース4]
契約者(被保険者)64歳(契約日から29年経過)で死亡
年金月額10万円×60ヶ月(※5年)=600万円
※ケース4の場合、本来なら1年分しか年金は受け取れないはずですが、最低支払保証期間を5年で設定しているので、このようなケースでも問題なく5年分の年金が受け取れます。
「FWD収入保障」の生活支援特則とは?
生活支援特則や特約は、契約者の自由に付加するかどうかを決められます。
付加すれば次の年金が受け取れます。
生活支援特則
障害年金・介護年金が用意されています。
(1)障害年金
遺族・高度障害年金のように、保障月額5万円〜設定が可能です。
保障条件は次のいずれかに該当した場合です。
- 所定の高度障害状態に該当した
- 身体障害者福祉法の定める障害の等級1~4級のいずれかに該当し、身体障害者手帳が交付された
(2)介護年金
遺族・高度障害年金のように、保障月額5万円〜設定が可能です。
公的介護保険制度で要介護1以上に認定され、その効力が生じたときに保障されます。
要介護1の条件は次の通りです。
生活する際、部分的に介護を必要とし
- 食事や排泄はほとんど単独で可能、時折介助が必要
- 立ち上がり・歩行等が不安定
- 問題行動・理解の低下
の確認できる人が該当します。
その他
次の2つのオプションを設定すれば、より手厚い保障が期待できます。
(1)配偶者同時災害死亡時割増特則
この特則があれば同一の不慮の事故で、残念ながら夫婦2人とも死亡した場合、災害割増遺族年金を上乗せし受取人(子等)へ年金が支払われます。
上乗せされる年金は年金月額と同額となります(つまり、年金月額×2倍が受け取れる)。
なお、次の全ての条件に該当する必要があります。
- 主契約の被保険者が不慮の事故によるケガで、その事故の日から180日以内に死亡
- この特則の被保険者が主契約の被保険者と同一の不慮の事故によるケガで、その事故の日から180日以内に死亡
(2)3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ
次の条件いずれかに該当した場合は、以後の保険料払込みが免除されます。
①がん(悪性新生物)の場合
- 医師から初めて悪性新生物と診断確定された
※責任開始日から91日目(悪性新生物責任開始期)に開始
②心疾患・脳血管疾患の場合
心疾患または脳血管疾患を原因として、次のいずれかに該当
- 開頭術、開胸術、開腹術、ファイバースコープ手術、血管・バスケットカテーテル手術に該当する手術を受けた
- 継続して15日以上入院
要介護認定の事例
こちらでは40歳~64歳が要介護認定となる事例を取り上げてみましょう。
脳出血で脳血管疾患を発症
- 会社へ通勤する際、玄関の前で突如激しい吐き気、頭痛が発生、満足に動くことができない事態となる。
- 妻が大急ぎで救急車を呼び病院へ搬送。医師から脳出血の診断を受け緊急手術。
- 一命は取り留めたものの数ヶ月間のリハビリを要した、その後に退院。
- ただし後遺症で右手が依然として不自由、トイレでの立ち・座りが難しい。食事で介助がやや必要なときも。
- 事業所で仕事は何とか継続しているが、職務の範囲は大幅に制限。以前より収入は減少してしまった。
→要介護1と認定
胃がん末期のケース
- 自営業者として働いていたが、吐物の中に血液がまじり、便がコールタールのように黒くなった。不安になりがん検診を受けた。
- がん検診で胃がんであることが発覚、後日の精密検査の結果、胃以外にも肝臓や肺へがんが拡大し進行。
- 医師から「ステージIV」と診断され、完治は不可能と判断。抗がん剤治療による化学療法で延命治療を施される。
→要介護5と認定
特にがんは自覚症状のないケースがほとんどです。
事例では年金が間違いなく受け取れるものの、発症しないことが最も大切です。
日ごろの生活習慣に十分注意する必要があります。
「FWD収入保障」の保険料率と保険料例
保険のドリル読者 保険料が軽減されるならありがたいです。
松葉 直隆
保険料率は4種類!?
4種類の保険料率の条件はそれぞれ次の通りになります。
非喫煙者優良体保険料率(喫煙者標準体保険料率より約33.8%~52.2%割安)
- 健康状態および身体状態が所定の引受基準において良好である
- 最大血圧140未満・最小血圧90未満
- BMIの値が18.0~27.0
- 過去1年以内に喫煙せず、喫煙検査の結果コチニン含有量が所定の範囲内
上記のすべてに該当する場合に適応される
喫煙者優良体保険料率(喫煙者標準体保険料率より約17.5%~28.5%割安)
- 健康状態および身体状態が所定の引受基準において良好である
- 最大血圧140未満・最小血圧90未満
- BMIの値が18.0~27.0
- 過去1年以内に喫煙した、または喫煙検査の結果コチニン含有量が所定の範囲内を超えた
上記のすべてに該当する場合に適応される
非喫煙者標準体保険料率(喫煙者標準体保険料率より約16.6%~24.1%割安)
- 健康状態および身体状態が所定の引受基準において良好である
- 最大血圧140未満・最小血圧90未満
- BMIの値が18.0~27.0
- 過去1年以内に喫煙せず、喫煙検査の結果コチニン含有量が所定の範囲内
上記の1~3の中で1つでも該当しない場合に適応される
喫煙者標準体保険料率
- 健康状態および身体状態が所定の引受基準において良好である
- 最大血圧140未満・最小血圧90未満
- BMIの値が18.0~27.0
- 過去1年以内に喫煙した、または喫煙検査の結果コチニン含有量が所定の範囲内を超えた
上記の1~3の中のどれにも該当しない場合に適応される
なお、喫煙者標準体保険料率となっても、決して不健康と言うわけではないので安心してください。
「FDW収入保障」の保険料例
こちらでは事例を挙げて、4種類の保険料率をそれぞれ比較してみます。
(例)
- 年金月額:10万円
- 保険期間・保険料払込期間・年金支払期間:65歳
- 最低支払保証期間:5年
- 生活支援特則:あり
- 他の特約:なし
男性
契約年齢/保険料率 | 非喫煙者優良体 | 喫煙者優良体 | 非喫煙者標準体 | 喫煙者標準体 |
25歳 | 3,601円 | 4,315円 | 4,234円 | 5,238円 |
30歳 | 3,858円 | 4,706円 | 4,707円 | 5,717円 |
40歳 | 4,503円 | 5,867円 | 5,816円 | 7,071円 |
50歳 | 5,505円 | 7,406円 | 6,380円 | 8,365円 |
女性
契約年齢/保険料率 | 非喫煙者優良体 | 喫煙者優良体 | 非喫煙者標準体 | 喫煙者標準体 |
25歳 | 2,546円 | 3,606円 | 3,461円 | 4,141円 |
30歳 | 2,997円 | 3,941円 | 3,647円 | 4,503円 |
40歳 | 3,645円 | 4,914円 | 4,410円 | 5,625円 |
50歳 | 4,198円 | 5,263円 | ‐ | ‐ |
非喫煙者優良体は最も割安となりますが、喫煙者優良体と非喫煙者標準体とでは保険料に大きな差が出ません。
非喫煙者または喫煙者優良体保険料率で申し込む!
保険契約を締結する場合は、基本的に契約申込書・告知書・同意書で足りますが、【非喫煙者優良体保険料率】または【喫煙者優良体保険料率】で申し込みたい場合は次のいずれかの書類が必要です。
- 医師による診査書類
- 健康診断書・人間ドックの結果に関する書類
なお、前述した通り1年間喫煙をやめていても、FWD富士生命所定の喫煙検査を受け、コチニン含有量が所定の範囲内である必要があります。
この検査の結果によっては、たとえ被保険者本人が喫煙者でなくとも、受動喫煙等により【喫煙者】と判定されるケースもあります。
ご本人は普段から健康に気を付けていても、家族等ご自分の周囲の方々から何らかの影響を受けてしまう場合があります。
「FWD収入保障」と他社商品を比較
保険のドリル読者 そこで「FWD収入保障」と「収入保障保険プレミアムDX」の特徴の違いを知りたいです。
「収入保障保険プレミアムDX」とはどんな商品か?
「FWD収入保障」との保障内容の違い
などについて解説します。
松葉 直隆
チューリッヒ生命「収入保障保険プレミアムDX」
チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアムDX」は、契約者(被保険者)が死亡または高度障害状態となった場合の保障に加え、精神疾患による就労不能へ備えられる商品です。
ストレス性疾病の就労不能保障は特約で付加でき、所定のストレス性疾病が原因で60日を超えて入院したら、就労不能年金が受け取れます。
「収入保障保険プレミアムDX」の契約内容は次の通りです。就労
- 契約年齢:満20歳~満70歳
- 保障月額:5万円〜
- 保険期間:55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了・80歳満了・85歳満了・90歳満了
- 保険料払込期間:55歳払済・60歳払済・65歳払済・70歳払済、全期払
- 払込回数:月払・年払
- 払込方法:口座振替またはクレジットカード払
「収入保障保険プレミアムDX」との比較
こちらでは「FWD収入保障」と「収入保障保険プレミアムDX」の特徴を比較してみましょう。
比較 | 「FWD収入保障」 | 「プレミアムDX」 |
保障月額 | 5万円〜 | 5万円〜 |
就労不能(障害) | 〇 | 〇 |
就労不能(介護) | 〇 | × |
就労不能(精神疾患) | × | 〇 |
障害状態が原因で就労不能となった場合は双方とも保障されます。
しかし、「収入保障保険プレミアムDX」では介護保障は無いものの、精神疾患による就労不能が保障されます。
どんなストレス性疾病(精神疾患)が該当するか一例を挙げましょう。
- 統合失調症
- 統合失調症型障害および妄想性障害
- 気分(感情)障害
- 神経症障害
- 摂食障害
- 非器質性睡眠障害
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
- 更年期障害 等
保障対象となるストレス性疾病は、上記のように統合失調症や気分(感情)障害のような精神疾患の他、ストレスが原因となった臓器の疾患も保障範囲となります。
どんな目的で収入保険を選ぶ?
介護リスクも精神疾患のリスクも働き盛りの方々には、脅威となり得る場合が少なくありません。
生活習慣病で要介護となるリスクが怖いなら、もちろん日ごろからの規則正しい生活が不可欠と言えます。
その上で、「FWD収入保障」で生活支援特則を付加し、介護保障を備えた方が良いでしょう。
一方、ストレス性疾病(精神疾患)の場合、単に本人の心の弱さが原因と決めつけるのは非常に危険な考え方です。
厚生労働省によれば、精神疾患が原因の自殺の割合を次のように発表しています。
(出典:厚生労働省「自殺の統計:各年の状況 平成30年中における自殺の状況」)
健康問題に関する自殺 | 自殺者数 | 割合 |
うつ病 | 4,213人 | 約40.4% |
その他の精神疾患 | 1,277人 | 約12.3% |
統合失調症 | 965人 | 約9.2% |
精神疾患全体 | 6,455人 | 約61.9% |
全体 | 10,423人 | 100% |
健康問題に関する自殺の内、精神疾患が原因となった自殺は60%を超えています。
周囲は精神疾患となった方々に無責任で軽率な発言は避け、精神疾患となった本人も医師の指示に従い療養することが大切です。
このような、ストレス性疾病(精神疾患)へ備えたい場合は、「収入保障保険プレミアムDX」が最適な商品と言えます。
「FWD収入保障」の評判
保険のドリル読者
そこで、「FWD収入保障」へ加入した方々は、どんな感想を持っているのか知りたいです。
松葉 直隆
評価する口コミの一例
「FWD収入保障」を評価する口コミは、介護保障が充実し、健康であれば保険料率の安くなる点に集中しています。
口コミの一部を取り上げます。
35歳男性(満足度100点/100点中)
我が子が生まれたのを機に「FWD収入保障」へ加入しました。
実は大学生の頃よくタバコを吸っていたのですが、30歳で結婚してから全く吸っていませんでした。
非喫煙者優良体保険料率に該当すれば、保険料がかなり安くなると聞いたので、健康診断書や所定の喫煙検査を受けました。
おかげで無事、非喫煙者優良体と認められ保険料も割安で継続できています。
しかし、これからも健康に気を付け、妻子のためにバリバリ働きたいですね。
43歳男性(満足度100点/100点中)
介護保障なんて高齢者の問題と考えていたら、同僚が倒れ要介護認定されたと聞き、大慌てで「FWD収入保障」に加入しました。
要介護1以上から年金が受け取れるので他社より条件は緩く、いざ介護を必要とする時も安心して保障が受けられますね。
とはいえ、生活習慣病のリスクが中高年以降で高まるので、なるべく飲酒を避けて規則正しい生活を送りたいです。
批判する口コミの一例
「FWD収入保障」を批判する口コミはあまり見受けられず、加入者の方々は概ね契約した内容に納得しているようです。
強いて言えば保険料率で次のような不満がありました。
50歳男性(満足度50点/100点中)
介護リスクが気になり「FWD収入保障」へ加入した。
タバコは以前から吸っていないので、非喫煙者優良体になるだろうと安心していたら血圧値に引っかかってしまった。
中高年以降になれば血圧は高くなるものなので、年齢に応じて条件を緩和してくれるとありがたいのだが。
とはいえ、保障内容については満足しているので保障継続は行いたい。
口コミを総括すると
「FWD収入保障」は、介護保障が充実し健康であれば保険料率の安くなる点が高評価となっていました。
要介護認定は、65歳以上では身体機能の衰えや認知症等が認定基準となります。
しかし、40歳~64歳の場合は深刻な生活習慣病や難病に限定されている点へ注意が必要です。
65歳未満であっても公的介護給付は要介護に応じて受けられるので、自己負担分へ介護年金の活用が期待できます。
なお、いくら喫煙歴が無い方々でも、血圧値・BMI値によって必ず非喫煙者優良体と認められるわけではありません。
健康に支障が無くても、血圧値・BMI値が気になる方々は、どなたでもある程度割安な保険料で加入できる収入保障保険が販売されています。
それらの商品と比較しつつ、ご自分に合った商品を選びましょう。
収入保障保険選びでの注意点
保険のドリル読者 それでは、収入保障保険へ入る場合に確認すべき点があれば是非教えて下さい。
最低支払保証期間
自営業者は必須か?
他の保険商品と併用の有効性
の3つについて解説します。
松葉 直隆
最低支払保証期間とは?
収入保障保険の大きな特徴として、前述したように保険満期へ近づくほど受け取れる保険金は逓減していく点があげられます。
保険契約から早い段階で年金を受け取れれば、かなりの金額が受取人へ下ります。
しかし、満期に近づけば次第に受け取れる金額は減少していきます。
これでは、保険満期寸前に被保険者が亡くなると、受取人(遺族)へわずかな金額しか下りません。
そのため、収入保障保険では2年または5年の【最低支払保証期間】が設けられています。
この最低支払保証期間はオプションとして設定します。
保険料はそれなりに加算されますが、保険満期寸前に被保険者が亡くなっても、設定した年数分の年金は問題なく受け取れます。
保険満期へ近づいて被保険者にまさかの事態があっても、受取人の生活が不安定な事態にならないよう、最低支払保証期間は長めに設定するべきです。
収入保障保険の中には、最長10年まで最低支払保証期間が設定できる商品もあります。
このような長めに最低支払保証期間が設定できる商品を見つけるのも、収入保障保険選びのポイントの一つです。
自営業者は必須?
もしも、ご自分が会社員等ならば、まずご自分の務め先の労災補償や、健康保険がどのような内容かを確認しましょう。
こらの補償(保障)内容が充実し、ご自分が万一の事態になっても手厚い金銭的サポートを本人や家族が受けられるなら、無理に民間の収入保障保険へ入る必要はありません。
一方、自営業者・自由業者の方々は死亡または高度障害状態となった場合、遺された家族へダイレクトに収入の枯渇する影響が出て、窮乏してしまうリスクが増します。
そのため、自営業者・自由業者の場合は、早い段階(例えばご自分が起業したあたり)から、生命保険会社の販売する収入保障保険を選び、加入しておいた方が無難です。
当然ながら死亡・高度障害保障のみならず、介護リスクへ不安を感じるなら介護保障、ストレス性疾病のリスクが不安なら精神疾患の保障を付加するべきです。
他の保険商品と併用を!
収入保障保険だけに加入し、他は貯蓄で対応するという方法でも、もしもに備える方法としては間違っていません。
しかし、収入保障保険とは別の保険商品に加入するやり方を一度検討してみましょう。
終身保険と収入保障保険
収入保障保険満期となる頃には、子供も独立し、あまり高い保険金額を設定しなくてもよい状況になるはずです。
とはいえ、家族のために葬儀費用を賄えるだけの死亡保険には入っておいた方が良いでしょう。
できるだけ早いうちから、保険金を200万円~300万円程度に設定した終身保険へ加入しておくのも良い備えと言えます。
日本全国の葬儀費用平均額は約196万円と言われていますので、やや低額な保険金設定で充分であり保険料も比較的安くなります。
また、終身保険では一生涯の保障が約束されるので、契約時から保険料も上がらず、収入保障保険と併用しても大きな負担とはなりません。
たとえご自分(被相続人)の預貯金が潤沢にあっても、被相続人の亡くなったことを金融機関が知れば、被相続人の口座は凍結されてしまいます。
そのため、相続開始で問題なく受け取れる死亡保険へ加入していれば、保険金が遺族のもとへ下り葬儀費用に利用できます。
医療保険・がん保険と収入保障保険
「FWD収入保障」では、深刻な疾病を発症し要介護状態となれば、介護年金が受け取れることは既に述べました。
とはいえ、深刻な疾病の再入院や通院等の治療費にまで、受け取った年金を回せるかはわかりません。
そのため、入院・治療費をサポートする「医療保険」または「がん保険」へ加入し、実際にかかった医療費はこちらで賄った方が良いでしょう。
被保険者が病気やケガで入院した場合は【入院給付金】、手術した場合は【手術給付金】が受け取れます。
一方、がん保険へ入る場合は、がんに特化した商品なので特約を付加しない限り、保障対象となる病気がかなり制約されることに注意しましょう。
まとめ
「FWD収入保障」は、死亡・高度障害保障の他、介護保障も用意されている頼もしい商品です。
しかし、介護保障の条件は要介護1以上ですが、40歳~64歳までの方々が要介護と認定される疾病は限定されているので注意も必要です。
まずは、ご自分が最も不安なリスクを考慮し、どんな保障が用意された収入保障保険へ入るべきか良く検討しましょう。