現在、日本人の約8割が何らかの生命保険に加入していると、みなさんは知っていましたか?
しかし、中には「生命保険って本当に必要なの?」「毎月の保険料って本当は無駄じゃない?」と思う方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、生命保険の必要性についてご紹介していきます!
この記事を読んで、本当に自分には生命保険に加入する必要があるのか考えていきましょう!
- 生命保険は死亡保険や医療保険など様々な種類があるが、それぞれ必要性が異なる。
- 生命保険に加入する必要がないと言われる理由は3つあり、国の制度が充実しているためと言われている。
- 国の社会保障が充実しているとはいえ、生命保険に加入しておくべき場面はいくつもある。
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生命保険は必要なの?
まず、生命保険の必要性についてご紹介する前に生命保険の基本についてご紹介したいと思います。
松葉 直隆
生命保険の基本!
まず、生命保険はどのようなものかご存知でしょうか?
生命保険には死亡保険や医療保険、学資保険などたくさんの種類があります。
これらの種類はそれぞれ、保険金がもらえるタイミングは異なりますがすべてに共通していることがあります。
すべての保険に共通していることは何でしょうか?
共通しているものは、自分自身や家族を守るという目的です。
保険は文字通り、「万が一に備える」というものになっています。
そのため保険は基本的にすべて、自分自身や家族の生活を守るという共通した目的を持っています。
松葉 直隆
死亡保険
死亡保険は、文字通り死亡した時に保険金が支払われる保険になっています。
松葉 直隆
保険のドリル読者
また、残された家族の生活を守るだけではなく、相続や葬式費のために使われることもあります。
医療保険
医療保険は入院、手術に保険金が支払われる保険です。
また、死亡保険と違いの自分自身が受け取るお金のため、家族を守る目的だけではなく自分自身の生活を守るものになっています。
保険のドリル読者
松葉 直隆
学資保険
学資保険は子どもがいる世帯に向けた保険で、子供の教育費を積み立てておく保険になっています。
また、保険料支払い途中に支払者が亡くなった場合でも保険料がもらえるため、子どもの養育費を貯金するのに適した保険になっています。
保険のドリル読者
松葉 直隆
- 保険のすべての目的は、万が一が起こった時に自分自身や家族の生活を守るもの。
- 生命保険には死亡保険や医療保険など種類が存在する。
生命保険がいらないと言われる3つの理由とは?
松葉 直隆
保険のドリル読者
ここでは、生命保険がいらないと言われる3つの理由についてご紹介させていただきます。
この3つの理由を見て、どう思うのかによって生命保険に加入する必要度が変わると思いますので、しっかり考えながら行きましょう。
日本の死亡リスクは低い
松葉 直隆
保険のドリル読者
松葉 直隆
生命保険文化センターの調べでは40代の死亡率は男性が1000人に0.99人、女性が0.58人となっており、死亡率はとても低いです。
(1000人当たりの死亡者数)
年齢 | 男性 | 女性 |
20歳 | 0.42 | 0.18 |
30歳 | 0.55 | 0.28 |
40歳 | 0.99 | 0.58 |
50歳 | 2.54 | 1.45 |
60歳 | 6.46 | 2.94 |
参照:厚生労働省「簡易生命表」/平成29年
保険のドリル読者
保険のドリル読者
表からもわかる通り、一般的な子育てをする期間である20代から50代の死亡率はとても低くなっています。
そのため、生命保険のなかでも残された家族の生活を守ろうという目的である死亡保険に加入する必要性がないと言われることもあります。
国の社会保障制度が充実している
次にご紹介するのが、国の社会保障制度が充実しているということです。
松葉 直隆
保険のドリル読者
社会保障制度の中には、病気やケガによる入院や手術に対する保障が用意されています。
また、世帯主が突然亡くなったときに、残された家族の生活を守るための保障も備えられています。
そのなかでも、生命保険がいらないと言われる理由である3つの社会保障制度について紹介していきます。
遺族年金制度
先ほど、生命保険は残された家族の生活を守るものと紹介しました。
しかし生命保険以外にも、残された家族の生活を守る制度があり、それが遺族年金制度です。
年金に加入している、もしくは加入していた方が死亡した場合、遺族に生活保障として遺族給付がされる制度
また、遺族給付には厚生年金の遺族基礎年金と厚生年金の遺族厚生年金が存在しています。
この2つの両方を受け取れる場合もありますが、1つしか受け取れないことや、どちらも受け取ることができないこともあります。
保険のドリル読者
松葉 直隆
このように、生命保険には加入していなくても、生活を保障するための給付金が支払われる制度が存在しています。
高額療養費制度
この制度は、医療費が月額の定められた自己負担限度額を超した際に適応される制度になっています。
また、自己負担限度額は平均的な月額所得によって区分されており、所得が高いほど自己負担限度額が多くなっていきます。
所得区分 | 自己負担限度額 |
標準報酬月額83万円以上 | 252,600円+(医療費-842,200円)×1% |
標準報酬月額53~79万円 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% |
標準報酬月額28~50万円 | 80,100円+×(医療費-267,000円)1% |
標準報酬月額26万円以下 | 57,600円 |
住民税非課税世帯(低所得者) | 35,400円 |
松葉 直隆
保険のドリル読者
松葉 直隆
- 保障対象は健康保険が適応されるものだけ。
- 先進医療や病室を個室に変更した場合は適応外になる。
注意点がある一方で、医療費の負担は少なくなることが多いので、生命保険がいらないと言われる理由の一つになっています。
また現在は医療の進歩により、入院日数が減少しているので費用が大きくならないこともあります。
保険のドリル読者
傷病手当金
保険のドリル読者
松葉 直隆
病気やけがにより会社を休み、会社から報酬を受け取れない場合に給付されるお金。
この制度は、受け取る条件や期限が定まっているため、どんな状況でももらえるというものではありません。
しかし、この制度のおかげで急に収入が0になるということはないので、生活保障に入る必要性を感じれなくなる一つの要素になっています。
扶養する家族がいない
最後によく言われる生命保険が不必要な理由としては、扶養する家族がいないということです。
生命保険は残された家族の生活を守るという目的があると紹介してきました。
保険のドリル読者
松葉 直隆
- 日本の死亡リスクは極めて低い
- 国の社会保障制度が充実している
- 扶養する家族がいない
やっぱり必要?生命保険が重要な3つの場面!
松葉 直隆
保険のドリル読者
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松葉 直隆
子どもがいる世帯
松葉 直隆
保険のドリル読者
松葉 直隆
先ほどは、遺族年金があるので残された家族の生活が一部保障されると紹介しましたが、一般家庭の貯蓄平均を見るとその限りではありません。
年齢 | 平均貯蓄額 |
20代 | 304万円 |
30代 | 648万円 |
40代 | 931万円 |
50代 | 1720万円 |
参照:e-Stat「2018年家計調査都市階級・地方・都道府県庁所在別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」
保険のドリル読者
松葉 直隆
そのため養育費だけをみれば、貯蓄で賄えると考えられますが、残された他の家族の生活は困窮してしまいます。
また子どもが小さいときは、働くのが難しいため収入が増えず、さらに厳しい状況に陥ってしまいます。
保険のドリル読者
松葉 直隆
高齢の両親がいらっしゃる方
次に紹介する場合は、高齢の両親がいらっしゃる場合です。
松葉 直隆
保険のドリル読者
松葉 直隆
最近、老後は年金だけでは賄えず、2000万円の貯蓄が必要ということが大変問題になっていますよね。
しかし、全国民の方が2000万円以上貯蓄しているとは限りません。
さらに子どもからの仕送りをもらい、それを糧にして生活している人も少なくありません。
松葉 直隆
保険のドリル読者
そのため、ご高齢の両親を支えている方などは、生命保険に加入しておいたほうが良いかもしれません。
老後の資金を蓄えたい場合
最後に紹介するものは、老後の資金を蓄えたい場合です。
保険のドリル読者
松葉 直隆
保険に加入するのは、お金がかかるから不必要だと考える人も多いと思います。
しかし、低解約返戻金型などの保険は、払った金額以上のお金をもらえることもあります。
- 保険料の払込期間に解約すると、今までの支払った額より少ないお金しか返ってこない。
- しかし、支払い期間後には支払った金額以上のお金が返ってくる。
このタイプ保険は保険商品によりますが、払込期間内に保険を解約すると70%前後しか返ってきません。
しかし払込期間後に解約すると、支払った金額の約110%以上が返ってくることもあります。
そのため、万一の事態に備えることと同時に、将来の貯蓄として加入することも考えられます。
保険のドリル読者
松葉 直隆
- 子どものいる世帯は特に保険の必要性が上がる。
- 独身でも、両親を養っている場合は保険があると安心。
- 生命保険は、将来の貯蓄としても使えるものがある。
まとめ
今回は、生命保険の必要性についてご紹介して参りましたが、いかがだったでしょうか。
生命保険に加入すると毎月の出費も増え、お金を無駄にする可能性もあります。
しかし、生命保険に加入しておくことで、自分自身や家族の生活を守ることができることもあります。
これらの、メリットとリスクの天秤は人それぞれだと思います。
なので、今回読んだことも参考にしながら、しっかりと考えていきましょう。