どうも、30代女子……女性です。
10年前、先輩方が
先輩
とおっしゃっていたのを小耳に挟みつつ、
トイアンナ
と思っていましたが、キレイに足あとを辿り、今や立派な「仕事が楽しくなっちゃって…」なアラサーとなりました。
仕事がノってくると、次に考えるのは「結婚しなかった場合の人生」です。
そもそも我々女は、男より長生きする装備で生まれております。
結婚しようが、しまいが最後はおひとりさま。
しかもこのご時世、子どもができなかったり、自分より年収が低い男と結婚したりする可能性も高い。
そうなりゃ、老後の面倒は基本自分で見るものとして資産形成し、何なら夫の老後の費用まで考えねばなりません。
そこで今回、30代女性3人から「老後の資産形成、どう考えてる?」と今の計画を教えてもらいました。
資産形成のインタビューによくある「実家暮らしによる家賃チート」や「実家が農家で仕送り食費スキップ」などは存在しませんのでご安心を。
なお、回答をいただけた方たちは、老後の準備をしている女性たちというバイアスがあります。
ご覧になって、「うっわ、私、何もできてない……」と自分を責めることなかれ。
今日が人生で一番若い日。
今から勉強して、やっていきましょ。
リスクが苦手なSさんは手堅い投資を選ぶ
1人目:Sさん(31歳、女性)
年収400万円。
今は安泰な資格職だが、「AIやVRにいつか仕事を奪われるのではないか」との不安から老後を考える。
周りで仮想通過の失敗談を聞いてから「ハイリスク投資は絶対にしない」と決意。
ハイリスク投資の定義は、”年利4%を超えるもの“だそう。
Sさんのお話を聞く前に…年利ってなに?
年利とは、1年で得られる利子(もうけ)のこと。
実際にはもうかった分に税金がかかるので、まるごと懐に行くわけではないものの、たとえば年に100万円投資して、103万円になる可能性がある投資を「年利(年率)3%」などと記載します。
銀行へ貯金しても年利は発生します。
2020年2月現在、みずほ銀行の年利は0.001%。
一定期間出し入れできない定期預金だと、10年預けて0.01%と最大10倍になる。
が、それでも実際に増える額を見ると「10年で1,000円」といささか切ない感じに。
これを「年利3%」の投資に切り替えると、10年で124万円に増やせる可能性が出てきます。
ただし、投資では、増える可能性と一緒に減るリスクも抱えるので”絶対にこうなる”わけではありません
自分がどこまでリスクを負えるかを考えて、「年〇%までなら資産が上下してもいい」と決めるのが、老後資金計画における最初のステップ。
トイアンナ
Sさんはどうして、手堅い派なのに「投資」を選んだのでしょうか?
Sさん:
老後資金が不足していたからです。
今の私では、月に3万円の貯金が限界。
これだと35年貯めても、1,260万円しか作れないんです。
もっと節約されてる方もいると思いますが、私は今をカツカツにしたいとまでは思えなくて。
最初に始めたのは、地方債です。国債の地方版ですね。
国債よりも利率が高い代わりに、夕張市みたいに破綻するリスクもあります。
なので、長く観光価値がある京都など、健全に運営できそうな地方を選んでいます。
最新の京都府債が、利率0.13%ですね。
これだけだと定期預金に毛が生えた程度なので、生命保険もかけています。
生命保険の年利は3%なので(筆者註:年齢、性別、健康状態や商品によります)、逆算してもらって1,000万円を70歳までに受け取れる月額にしました。
トイアンナ
Oさんは「年収アップ」とeMAXIS Slimの合わせ技
2人目:Oさん(33歳、女性)
年収300万円だったが、転職して年収500万円に。
老後を考えたとき、まずキャリアアップに挑戦したという。
スマホで簡単に投資が開始できるWelathNaviから投資をスタート。
今はそのお金を貯蓄とeMAXIS Slimへ分散投資している。
年収アップこそ、最初に手をつけられる「老後資金」
年収200万台でヒイヒイ言いながら始める老後資金対策より、年収アップの方が簡単かもしれない――。
意外と誰もが見落とす事実。
月収10万円台の女性は、そもそも年収アップから手を付けろとプロも指摘しています。
たとえば副業で月5万円をめざし、そこから3万円を老後資金に充てるだけでも心の余裕はずいぶん変わります。
くれぐれも、「寝ているだけで10万円」のような情報商材詐欺に引っかからないよう注意してください。
トイアンナ
そのために犠牲にしたものもありますか?
Oさん:
転職エージェントを4社登録しました。
知り合いから「転職エージェントって、いいところと悪いところの落差が激しい」って聞いたので。
それで1社が私の業界に強くて、いい案件を紹介してくれたんです。
私は大学中退だし、職歴も中小企業ばかりなのでキツかったんですが、外資系で日本に進出してすぐの会社を紹介してくれて。
よほどのヘマをしなければリストラもないところで、年収アップを実現できました。
ここで何年か経歴を積んだら、次は大手企業にチャレンジしてみたいと思います。
犠牲にしたものは、あんまりないですね。
大手からの転職だったら福利厚生なんかが減ると思いますけど。
もともとブラック企業出身でしたので……。
トイアンナ
さらなるキャリアアップを志していて、頼もしいです。
資産形成はどんな感じですか?
Oさん:
貯金と、投資です。貯金は月に3万円。
WealthNavi(ウェルスナビ)は広告で見て、私でも始められそうだなって思って始めました。
これも月に3万円。銀行から自動引き落としで投資をAIがしてくれるってのが楽ですよね。
ただ、普通に投資信託を買うより年間手数料が高いことに気づいたので、1年たってからWealthNaviには儲かたった分だけ残して、残りは投資信託に動かしました。
いま私が買っているのはeMAXIS Slim(イーマクシス スリム)の先進国債権インデックスで、これからは基本放置かなーって思ってます。
月3万円、30年の積立で無理なく1,900万円くらいつくれるシミュレーションになったので。
投資には元本割れリスクがあります。また、年利は保障されているものではありませんのでご注意ください
インデックスってなに?
「eMAXIS Slim」は商品名ですが、その後に続く「先進国債権インデックス」は商品の種類。
分解すると先進国債券・インデックスに投資する商品のこと。
先進国の債権はまだいいとして、インデックスとは……? と、なる人も多いと思います。
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、ダウ平均のような株価の指数(インデックス)と同じ動きを目指す投資です。
インデックス投資では、株価の指数と同じ動きをするよう設計された商品(投資信託やETF)を買います。
これらをまとめて「インデックス・ファンド」と呼びます。
いろいろな株価の「平均値」を買うようなもので、ひとつの株を買うよりも分散投資でき、リスクが低いとされています。
(……が、筆者は新興国の株式だと、年-24%超えの事例もあるため高リスクに感じます……。
商品名:〇〇だから安心、ではなく、どの地域のどのインデックスを買うかは慎重に考えたいところです)
トイアンナ
情弱の私にはとてもできない……。
キャリアアップも納得の実績でした。
とにかく分散、資産形成に遊び心を入れたIさん
3人目:Iさん(30歳、女性)
年収500万円。
貯金が苦手なことから、「遊び」を意識した投資を開始。
貯金・保険・投資信託・トレードと分散投資することで、自分のお金がどうなっているかチェックする楽しみを見出した。
本人いわく、”浪費家で怠惰だからこれくらないじゃないと無理”とのこと。
長期・分散投資は初心者向けの大事なポイント
どんなに儲かりそうな投資商品があっても、まともな営業なら初心者へは長期・分散投資を勧められることが多いはず。
その日の株価に焦って売買を繰り返し、手数料で損をするよりも、長期で投資商品をホールドした方が損を取り返し、長期で利益を得る可能性が高まるからです。
さらに、適当な分散投資ではなく「値動きが異なるもの」を選ぶとよいとされます。
日本株式、海外株式、金、不動産など異なる動きをするものを組み合わせることで、リスクを減らしていけるからです……
といっても、組み合わせ方が分からないのが素人というものですが……。
Iさん:
その、組み合わせに楽しさを覚えたんですね。
投資を趣味にしている友達がいたので、一緒に勉強しようという話になって。
それならゲーム感覚でできるかなと思って、始めました。
株を買うって難しいと思っていたけれど、貯金をコツコツやるより刺激的。
ローリスクな生命保険と国債、あと先進国株式インデックスで資金を作りつつも、月数万円の少額でデイトレ(デイトレード…その日で簡潔する短期型の売買)もしています。
デイトレーダーって、画面に張り付いて1日過ごしてるイメージでしたけど、そんなことないってわかって。
といってもリスクは怖いので、先物とレバ(レバレッジ)はやめてます。
あと、デイトレは趣味と割り切ることですね。
これで絶対に老後資金を作らなきゃ、と思うと、焦って損をするので。
勉強を続けなくちゃいけないので、思ったよりハードでしたけど。
もともと体育会系だったこともあって、意外と楽しいなって。
トイアンナ
筆者にはとてもできない、けど、リスクを許容できるならこんなスタイルもありかもしれない!
何より「国債と先進国株式インデックス投資と生命保険で資金を作りつつ」としっかり屋台骨を築いているところがカッコいい!
正解はない、けれどあなたのタイプはわかる
と、それぞれ分岐した30代の資産形成。
年収アップ、国債、インデックス投資、生命保険、そしてデイトレまで(!)幅広い資産形成のジャンルが垣間見えました。
資産形成の方法に正解はないのですが(そんなことをうたうサイトがあったら、99%詐欺です)、自分の性格に合うものが見えてきた気がします。
あなたは資産形成、どれから始めますか?

恋愛・就活ライター
トイアンナ
これまでに受けた人生相談は1,000件以上。
その相談実績と、慶應義塾大学卒業後、外資系企業でマーケターとして活躍した経験をもとに2015年に独立。
恋愛・就活ライターに。
現在は複数のメディアに恋愛コラムや就活のハウツーを説く連載を寄稿する他、就活イベントでの講演・ライター育成講座への登壇・テレビ(NHK他)の取材協力など、幅広く活動する。
書籍:『確実内定』(KADOKAWA)『モテたいわけではないのだが』(イースト・プレス)『恋愛障害』(光文社)
過去出演番組:『おしゃべりオジサンとヤバイ女』(テレビ東京系)『最上もがのもがマガ!』『Wの悲喜劇』(AbemaTV)
Twitter:@10anj10






