現在、生命保険会社から多数の個人年金保険が販売されています。
バラエティー豊かで生命保険の中でも、関心を集める貯蓄型商品となっていますが、実際に個人年金保険は人気で、多くの人達が加入しているのでしょうか?
個人年金保険に興味を持ち始めたばかりの方々は気になりますよね。
そこで今回は公益財団法人「生命保険文化センター」の最新の調査から、その人気の有無と個人年金保険の必要性を解説していきますので、あらためて個人年金保険は事前の備えとして有益であるのかを一度考えてみましょう。
- 老後資金の貯金をしている方で個人年金に加入している人は、45%近くにものぼる。
- 公的年金だけでは老後の生活が苦しくなることがわかっているため、個人年金で備える人が多い。
- 個人年金に加入すれば「個人年金保険料控除」もしくは、「(一般)生命保険料控除」が利用できる。
- 保険の新規加入や見直しを検討するなら、相談員の約97%が国家資格であるFPの資格を所持している「ほけんのぜんぶ」で無料で相談することをおすすめします。
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目次
個人年金保険は老後資金の保障で大人気?
保険のドリル読者
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保険のドリル読者
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こちらでは、個人年金保険は老後の備えとして人気なのか?世代別・性別の加入率も検証してみます。
老後資金の準備をしている人の4割が加入!?
個人年金保険は本当に人気があり、頼りにされているのか?客観的なデータである程度推察することができます。
生活保障に関する調査
そのデータこそ、公益財団法人である生命保険文化センターが調査した調査報告書、「生活保障に関する調査」です(出典:生命保険文化センター・ホームページ「生活保障に関する調査」参照)。
老後資金の準備に関するデータは次の通りです。
- 調査地域:全国(400地点)
- 調査対象:18〜69歳の男女個人
- 抽出方法:層化2段無作為抽出
- 調査方法:原則面接聴取法
- 調査時期:平成31年4月6日〜令和元年6月2日
- 調査機関 :(一社)中央調査社
- 回収サンプル:4,014(男性1,765・女性2,249)
今回は、この「生活保障に関する調査」結果を基に、個人年金保険の加入率や、自助努力の必要性等を解説していきます。
老後資金はどれ位の割合で準備している?
老後資金のため私的準備を行っているかについて、次のような回答が寄せられています(令和元年度)。
回答 | 割合(単位:%) |
準備している | 65.9% |
準備していない | 31.3% |
わからない | 2.8% |
計 | 100.0% |
6割を超える方々が、何らかの老後の備えを準備しているという結果になりました。
個人年金保険等の占める割合
老後資金のために私的準備をしている方々で、その手段についての回答は次のようになっています。
私的準備状況 | 割合(複数回答、単位:%) |
個人年金保険等 | 44.7% |
預貯金 | 44.2% |
損保の年金型商品 | 8.8% |
有価証券 | 7.0% |
その他 | 0.8% |
備えとして個人年金保険等を選んでいる方々は44.7%、預貯金をも上回っています。
個人年金保険等はこの割合を見る限り、非常に人気があり、頼りとされる存在であるといえます。
性別ではどうなっている?
老後資金に対する私的準備手段として、中心的な存在となっている個人年金保険。
保険のドリル読者
保険のドリル読者
性別 | 割合 |
男性(総数:1,765人) | 21.5% |
女性(総数:2,249人) | 21.8% |
合計(全体4,014人) | 21.7% |
性別でさほど大差はみられません。
次項では男性・女性それぞれ各世代の加入率をみていきましょう。
世代別で加入率をみてみよう(男性)
男性の場合は、老後資金のため私的準備を行っているかについて、次のような回答が寄せられています(総数:1,765人)。
男性回答 | 割合(単位:%) |
準備している | 64.9% |
準備していない | 31.9% |
わからない | 3.2% |
計 | 100.0% |
私的準備をしてい男性の方々で、その手段についての回答は次のようになっています。
私的準備状況 | 割合(複数回答、単位:%) |
個人年金保険等 | 43.6% |
預貯金 | 42.3% |
損保の年金型商品 | 10.5% |
有価証券 | 9.7% |
その他 | 1.1% |
松葉 直隆
今度は世代別で比較してみましょう(複数回答、単位:%)。
男性 | 20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳代 |
個人年金保険等 | 28.8% | 45.6% | 49.5% | 49.9% | 41.7% |
預貯金 | 31.7% | 41.6% | 41.2% | 45.5% | 50.5% |
損保の年金型商品 | 6.8% | 11.5% | 11.6% | 12.6% | 9.8% |
有価証券 | 3.9% | 7.1% | 8.5% | 14.1% | 12.4% |
その他 | 1.0% | 0.3% | 1.4% | 0.8% | 1.7% |
松葉 直隆
なお、40歳代・50歳代は老後の生活を強く意識しているのか、双方とも準備率(加入率)50%近くに達しています。
世代別で加入率をみてみよう(女性)
女性の場合は、老後資金のため私的準備を行っているかについて、次のような回答が寄せられています(総数:2,249人)。
女性回答 | 割合(単位:%) |
準備している | 66.7% |
準備していない | 30.8% |
わからない | 2.5% |
計 | 100.0% |
私的準備をしてい女性の方々で、その手段についての回答は次のようになっています。
私的準備状況 | 割合(複数回答、単位:%) |
個人年金保険等 | 45.5% |
預貯金 | 45.7% |
損保の年金型商品 | 7.4% |
有価証券 | 4.8% |
その他 | 0.6% |
松葉 直隆
今度は世代別で比較してみましょう(複数回答、単位:%)。
女性 | 20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳代 |
個人年金保険等 | 30.5% | 45.2% | 45.6% | 53.0% | 46.9% |
預貯金 | 30.5% | 39.2% | 39.5% | 53.4% | 56.3% |
損保の年金型商品 | 4.1% | 6.3% | 5.5% | 10.6% | 8.4% |
有価証券 | 2.0% | 4.7% | 3.6% | 6.3% | 5.9% |
その他 | 0.0% | 0.0% | 0.8% | 0.8% | 1.0% |
個人年金保険等の準備率(加入率)が最も低いのは女性の場合も20歳代です。
松葉 直隆
人気の背景には公的年金の不安がある!?
保険のドリル読者
保険のドリル読者
こちらでは公的年金の現状と、国民の自助努力の意識について解説します。
信頼がすっかり無くなった公的年金
皆さんが給与所得者なら厚生年金に加入して、保険料が毎月給与から差し引かれていることでしょう。
一方、自営業・自由業等の皆さんは国民年金へ加入し、原則として毎月納付しているはずです。
もちろん、ご自分の老後の支えとして公的年金は“要(かなめ)”となる年金です。
松葉 直隆
老後生活に対する不安の内容としては、ランキング付けすれば次のような結果となります。
不安の内容 | 割合(複数回答、単位:%) |
1位:公的年金だけでは不十分 | 82.8% |
2位:日常生活への支障 | 57.4% |
3位:退職金等では不十分 | 38.8% |
4位:自助努力による準備不足 | 38.5% |
5位:仕事が確保できない | 31.6% |
6位:配偶者に先立たれ困窮が怖い | 21.9% |
7位:貯蓄等の目減り | 16.0% |
8位:子等からの援助が期待薄 | 13.8% |
9位:利息・配当等の期待薄 | 11.5% |
10位:住居の確保が困難 | 5.4% |
11位:その他 | 0.7% |
12位:わからない | 0.3% |
公的年金への不安や不信が、かなりの割合に上ることは回答結果からも明らかです。
公的年金だけでは生活できない!?
松葉 直隆
下表をご覧ください(出典:総務省「家計調査報告(家計収支編)2018年(平成30年)平均結果の概要」)参照)。
(1)高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上・妻60歳以上のみの世帯)
項目 | 金額 |
毎月の実収入平均 |
222,834円 うち、公的年金等社会保障給付費203,824円 |
毎月の総消費支出平均 | 264,707円 |
毎月の赤字額 | 41,872円 |
毎年の赤字額 | 502,464円 |
(2)高齢単身無職世帯(60歳以上のみの世帯)
項目 | 金額 |
毎月の実収入平均 |
123,325円 うち、公的年金等社会保障給付費115,059円 |
毎月の総消費支出平均 | 161,995円 |
毎月の赤字額 | 38,670円 |
毎年の赤字額 | 464,040円 |
高齢夫婦無職世帯は年間約50万円、高齢単身無職世帯は年間約46万円の赤字となってしまいます。
総消費支出は生活費・医療費等のような暮らしに必要とする費用の他、娯楽費等も含まれています。
保険のドリル読者
保険のドリル読者
次項では老後の困窮を避け、生活水準を可能な限り維持するための、“自助努力”志向について解説します。
自助努力の意識は高い!
生活保障に関する調査では、老後資金に関して公的保障充実志向か、それとも自助努力志向かを質問した際、平成22年~令和元年の回答を見ると、次のような結果となっています。
- 公的保障充実志向:自助努力で準備するより、今より高い保険料・税金となってもよいので公的年金を充実してもらいたい。
- 自助努力志向:今より高い保険料や税金を払うより、自助努力で準備したい。
推移 | 平成22年 | 平成25年 | 平成28年 | 令和元年 |
自助努力志向 | 53.2% | 56.6% | 53.9% | 54.1% |
公的保障充実志向 | 39.4% | 37.7% | 39.4% | 38.7% |
わからない | 7.4% | 5.8% | 6.7% | 7.3% |
回答数 | 4,076 | 4,043 | 4,056 | 4,014 |
自助努力志向の方々は常に50%を超えています。
松葉 直隆
人々思う理想の老後生活とはいったい!?
保険のドリル読者
保険のドリル読者
こちらでは、夫婦2人が考える最低日常生活費、ゆとりある生活費等について解説します。
“つつましい”生活こそ理想?
公的年金の現状や自助努力等を考慮した上で、自分たちの老後の生活水準はどうなるかという質問には、平成22年~令和元年の回答を見ると、次のような結果となっています。
推移 | 平成22年 | 平成25年 | 平成28年 | 令和元年 |
つつましい生活 | 70.0% | 71.8% | 70.1% | 70.0% |
同じ程度の生活 | 19.4% | 20.4% | 21.4% | 20.7% |
経済的に豊かな生活 | 2.1% | 1.8% | 2.1% | 1.8% |
わからない | 8.5% | 6.0% | 6.4% | 7.5% |
回答数 | 4,076 | 4,043 | 4,056 | 4,014 |
今後の増税や社会保障の縮減はもとより、自分たちがどれ位の寿命となるのか、貯蓄等の備えがどの位持つのか、予測し難いことが理由と言えるでしょう。
夫婦2人が考える最低日常生活費
夫婦2人で老後の生活を送るため、最低限必要と考えられる日常生活費はどれ位かという質問に対して、平成22年~令和元年の回答を見ると、次のような結果となっています。
推移(月額) | 平成22年 | 平成25年 | 平成28年 | 令和元年 |
~15万円未満 | 5.4% | 5.0% | 5.9% | 5.9% |
15~20万円未満 | 13.1% | 14.1% | 13.1% | 13.0% |
20~25万円未満 | 31.9% | 32.3% | 31.5% | 29.4% |
25~30万円未満 | 13.5% | 15.8% | 13.6% | 13.1% |
30~40万円未満 | 17.7% | 15.8% | 15.0% | 17.0% |
40万円以上~ | 2.2% | 1.7% | 2.4% | 1.9% |
わからない | 16.1% | 15.4% | 18.6% | 19.6% |
平均 | 22.3万円 | 22.0万円 | 22.0万円 | 22.1万円 |
回答数 | 4,076 | 4,043 | 4,056 | 4,014 |
平成22年~令和元年で、必要と考える最低日常生活費の平均月額は22万円台で推移しています。
夫婦2人が考えるゆとりある生活費
前述した最低日常生活費にどの位の金額を上乗せすれば、「ゆとりある生活費」と言えるのかについて、平成22年~令和元年の回答を見ると、次のような結果となっています。
推移(月額) | 平成22年 | 平成25年 | 平成28年 | 令和元年 |
~10万円未満 | 20.5% | 23.9% | 23.9% | 20.6% |
10~15万円未満 | 35.7% | 35.2% | 34.9% | 33.9% |
15~20万円未満 | 4.3% | 4.2% | 4.1% | 4.9% |
20~25万円未満 | 9.0% | 8.4% | 8.1% | 8.3% |
25~30万円未満 | 2.4% | 2.1% | 2.0% | 2.1% |
30万円以上~ | 12.0% | 10.8% | 8.5% | 10.6% |
諦めている | 1.3% | 1.4% | 1.5% | 1.5% |
わからない | 14.8% | 14.0% | 17.1% | 18.1% |
平均 | 14.3万円 | 13.4万円 | 12.8万円 | 14.0万円 |
回答数 | 4,076 | 4,043 | 4,056 | 4,014 |
だいたい上乗せ分の平均月額は12万円~14万円程度あれば、ゆとりある生活を送れるという回答結果となっています。
個人年金保険へ加入する必要性はある?
保険のドリル読者
保険のドリル読者
こちらでは、理想の生活を送るには個人年金保険へ加入を!長生きリスクとは?等について解説します。
老後、理想の生活を送るには個人年金保険!
公的年金も大切ですが、ご自分の方で最低限でも預金等の貯蓄は必須となります。
松葉 直隆
公的年金の不足を補完し、老後でも安定・安心して資金確保ができるのは、やはり「個人年金保険」です。
個人年金保険は生命保険の1種で、貯蓄型商品として販売されています。
一定期間にわたり保険料を払い込み、契約時に設定した年齢から年金を受け取ります。
個人年金保険の商品の中には、一括で積み立てたお金が給付されるサービスもあります。
しかし、年金で分割して受け取る方が、受取率(返戻率)は高くなります。
受取率(返戻率)とは?
払い込んだ保険料総額と比較して、受け取る年金額がどの位になるかを表す割合です。
例えば、受取率(返戻率)150%なら、その50%分が契約者側の利益となります。
長生きリスクに必ず遭遇する?
日本では国民の健康志向、医学の進歩、衛生環境の向上等で、国民の平均寿命は確実に長くなっています。
誰しも健康で長生きできることは素晴らしいことであり、若者もシニアも元気で暮らす社会は理想です。
しかし、一方では80代・90代になって生活資金が枯渇する「長生きリスク」も無視できません。
後期高齢者以降になれば、生活費等の不足分をパートで賄うことはかなり難しくなります。
とはいっても、公的年金だけでは生活資金不足が補えず、貯金等も無くなると、いよいよ生活は厳しくなります。
その場合でも、子や親類から援助してもらえることがあるかもしれません。
松葉 直隆
公的年金等の社会保障給付の不足が明白な以上、個人年金保険で事前の備えを行うことが有効な対策と言えます。
個人年金保険で得をするのは老後だけではない
個人年金保険へ加入した場合、契約者の利益となるのは年金受取時の他、保険料払込期間中も得することがあります。
その得する方法こそ「生命保険料控除」制度です。
「生命保険料控除」制度とは?
税制上の優遇措置であり、控除枠1枠最高4万円まで、合計12万円分が所得控除の対象となります(新契約)。
個人年金保険の場合は、一定の条件を満たせば「個人年金保険料控除」枠が、それ以外でも「(一般)生命保険料控除」枠が利用できます。
他に死亡保険・養老保険等に加入し、(一般)生命保険料控除を利用すれば、控除枠が重複する形となります。
しかし、個人年金保険料控除を使えれば、個人年金保険独自の枠が利用できることになります。
なお、生命保険料控除制度を利用するには、「年末調整」または「確定申告」で申告手続きが必要です。
個人年金保険へのメリット・デメリットは?
保険のドリル読者
保険のドリル読者
こちらでは、個人年金保険の種類、個人年金保険のメリット・デメリットを解説します。
終身年金と定期年金の2種類がある?
個人年金保険には大きく分けて、一生涯年金が受け取れる「終身年金」と受取期間が定められている「定期年金(有期年金)」があります。
終身年金
終身年金とは?
公的年金と同様、被保険者が生きている限り受け取れます。
公的年金と合わせてお金を受け取ることができるなら、貯金が底を尽いても、まず金銭的な窮乏で悩む事態は回避できます。
定期年金(有期年金)
ほとんどの個人年金保険では、「確定年金」として販売されている種類です。
受け取り期間が定められているので、保険契約時に受け取れる年金総額がわかります(円建て・定額タイプ)。
また、終身年金より比較的毎月の保険料がリーズナブル(5,000円~30,000円程度)です。
ただし、受け取り期間が経過すると、生活資金は窮乏するリスクも想定されます。
個人年金保険の2つのメリット!
個人年金保険の主なメリットは次の2つです。
(1)受取期間が選べ、安定した年金額が受け取れる
契約締結後に一定期間運用すれば、ご自分の希望する年齢から年金が受け取れます。
松葉 直隆
原則として、保険契約時に毎年どの位の年金を受け取るか決められるので、運用した年金額が安定的に指定口座へ振り込まれます。
(2)加入しやすい
松葉 直隆
いわゆる健康告知や医師の診査報告書が求められるわけです。
つまり、持病を持つ人や深刻な傷病歴を持った方々で、死亡保険や医療保険、がん保険等の引き受けを拒否されたことがあっても、個人年金保険は問題なく加入できます。
個人年金保険の2つのデメリット!
個人年金保険の主なデメリットは次の2つです。
(1)中途解約するとかなり損
契約締結後に何らかの理由で、中途解約しなければいけない事態が生じるかもしれません。
そんな時、「解約返戻金」というお金は戻ってくることもあります。
しかし、ほとんどのケースで解約返戻金は、払い込んだ保険料総額を下回る金額しか戻らないことになります。
まとまったお金が必要になって解約を検討するならば、まず普通預金で対応できないか確認してから解約した方が無難です。
(2)タイプによっては大きな損失も
松葉 直隆
外貨建てタイプも変額タイプも、運用次第で大きな利益を上げられる個人年金保険です。
この2つの商品は保険の仕組みも複雑でわかり難いので、受取率(返戻率)の高さばかりをみて加入するのは避けましょう。
個人年金保険をどう活用する?
保険のドリル読者
保険のドリル読者
こちらでは、具体的なケースを取り上げ、どんなタイプの個人年金保険が最適かを解説します。
単身世帯になるのが恐い
配偶者の一方が先に亡くなり、もう一方はかなり長生きするというケースもあるでしょう。
その場合、老後の生活は同居の家族(子等)が面倒を見てくれるかもしれません。
しかし、配偶者が没後、子もおらず単身世帯になった場合は、金銭的なリスクが増大します。
このようなケースに備える場合、「生存保障重視型」個人年金保険が最適と言えます。
生存保障重視型とは?
最近登場したタイプであり、長生きすればするほど得する個人年金保険です。
仮に100歳まで年金を受け取る場合、日本円で安定的に運用する個人年金保険でも、受取率(返戻率)150%近くになることも期待できます。
これは通常の円建て個人年金保険の受取率(返戻率)、平均103%~110%を大きく上回る利益です。
このタイプの個人年金保険は、50歳以上から契約できる商品が多く、高齢になってからでも十分加入可能です。
終身年金で契約すれば、被保険者が生存するまで公的年金と共に本人の生活を支える備えとなります。
利益をあげてゆとりライフ
セカンドライフは最低限の生活でなく、自分の趣味に没頭したり、ご夫婦で旅行したりして、ゆとりある毎日を送りたい方々もいるはずです。
松葉 直隆
運用実績が良ければ、受取率(返戻率)200%を超える利益も期待できます。
ただし、前述したようにハイリスクを伴う一面もあります。
円建てタイプのように保険料を払い込めば、後は受取開始時期まで待てば良い商品と性格が異なります。
最近では、外貨建てタイプも変額タイプのリスク軽減措置をご自分で行える商品が登場しています。
もちろん、加入前に保険担当者と想定されるリスクを十分話し合い、納得の上で申込を行いましょう。
退職前に加入できなかったら?
30代・40代の時、住宅や車のローンの返済に追われ、または子の教育費の負担、ご自分の万一に備え死亡保険等へ加入したことで、個人年金保険の備えにまでお金が回らなかった人も多いことでしょう。
松葉 直隆
それが「一時払(一括払)型」個人年金保険です。
「一時払(一括払)型」個人年金保険とは?
退職金または余裕資金を利用し、いっきに保険料全額を払い終えるタイプの商品です。
早ければ契約の2ヶ月後から年金(もちろん利息付)が受け取れます。高齢でも加入できることから、前述した生存保障重視型の活用も考えられます。
保険のドリル読者
松葉 直隆
ただし、一時払型は外貨建て・変額タイプに多く、円建てタイプの商品ではほとんど販売されていません。
そのため、前述したリスクが伴います。
また、間違っても退職金全額を充てることは避けましょう。
一時払型を契約する際は、退職金額の何割を利用するか必ず決定してから申込を行いましょう。
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保険相談検討者
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保険見直しラボは、全国に約60拠点展開している国内最大級の訪問型保険代理店。
「訪問型」なのでお客様のご希望の場所に、平均業界歴11.8年のベテランFPが来てくれます!
取扱保険会社数は約30社と、他保険代理店と比べてもダントツの多さ。
相談は何度でも無料なので、保険見直しラボなら自分にぴったりの保険をオーダーメイドできますよ!
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保険見直しラボキャンペーン
保険見直しラボでは保険の相談後にアンケートを答えるだけで、以下のプレゼントいずれかをもれなくプレゼント!
- ゆめぴりか
- 宮崎県産熟成牛タン
- 高級雪室熟成豚
- タイ料理ペースト
- アルガンオイル
- 日本一醤油セット
- DALLOYAUのマカロン
保険見直しラボ 利用者の口コミ
以前、保険ショップで相談しましたが、提案内容に納得がいかず、ネットで他の保険相談ができるサービスを探しました。
色々な比較サイトを見てみましたが、業界歴の平均がここまで長いところはなく、ベテランに相談したいと思い、申込みすることに決めました。
結果は保障もしっかりしている上に保険料も安く大満足でした。
ご紹介された方は、以前外資系金融機関出身で、保険の知識はもちろんですが、保険以外の知識も豊富な方で今回の保険見直しだけではなく、今後ともお付き合いしたいと思っております。
出典:保険見直しラボ
★訪問型無料相談の注意事項
松葉 直隆
見落としがちな注意点を以下にまとめましたのでご覧ください。
- 騒がしくならず、混雑しがちな時間は避ける
- 資料を広げたりプライバシーに関わる話が出るため、テーブルの大きさやレイアウトを考慮する
- 自分が注文した飲食代は自分で支払う
特にファミレスを利用する方は、テーブルは広くて良いですが、騒がしい時間帯になると声が聞き取りづらくなったりすることも。
保険相談検討者
松葉 直隆
また、飲食代を出されてしまうと気まずさを覚えたりすることもありますから、ここは貸し借りなしで自分で支払うと良いですね!
└店舗型の無料相談
テレビのCMなどでお馴染みの店舗型の無料相談は、ご自身でその店舗の所在を調べて出向くかたちになります。
- ご自身の自宅近くに所在がある場合は申し込みをする必要もない場合もある
- 気軽に来店できる
- キッズスペースが確保されている店舗も多く小さいお子さんがいてもOK
店舗を型で特に人気の代理店はこちらです。
提携保険会社数40社以上! |
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全国1200以上の店舗と提携 |
アフターサービスも充実 |
店舗型おすすめランキング1位 保険見直し本舗
100万件の相談実績を持つ大手保険ショップの保険見直し本舗は、店舗型でありながら訪問も可能で柔軟性◎。
提携している保険会社数が40社以上なのは代理店トップクラス!取扱会社が多ければ多いほど、必然的に自分にぴったりの保険を見つけやすくなりますよね。
- 契約実績100万件を突破!
- 提案から加入手続きを経てアフターフォローまでしっかりサポート
- しつこい勧誘は営業方針として禁止している
保険見直し本舗の相談実績は、日本で最初に出来た保険ショップである「保険クリニック」の3倍以上の100万件!
全国に257店舗(2019年10月現在)すべてが直営店。保険相談だけでなくサービスやコンサルティング料も全て何度でも無料。
保険見直し本舗がユーザーに選ばれ続ける理由を是非体験して下さい!
保険見直し本舗 利用者の口コミ
満足です^^
第二子出産予定で私が何かのアンケートに記入したか何かで、お電話いただきました。保険の見直しなんか今までしたことがなかったので一度してもらおう!と思い予約を取りました。妊娠中なので自宅に来ていただける事になりました。
担当のかたはすごく感じがよく、今の保険内容をみて、これはいいので絶対おいておきましょう。。これは、少し保障内容が少ないな。。などと見て頂きました。掛け金は極力おさせて保障がしっかり。主人のガン・死亡・医療メインで提案して頂くことにしました。話す内容もわかりやすく、わからないことは、丁寧に説明していただけました。
まだ契約までは進んでいませんが、契約後、複数の保険会社に入っても、保険見直し本舗さんが一括管理してくれるというので安心だな。と思っています。
店舗型おすすめランキング2位 保険相談ニアエル (旧ライフル)
保険相談ニアエル(旧ライフル)は、それ自体が特定の保険ショップを運営している訳ではなく、全国の保険ショップを検索・予約ができるポータルサイトです。
全国に1200以上の店舗と提携しているため、どこを選べばいいか悩む方には「おまかせ予約」というサービスも用意されており、最短1時間でピッタリな保険ショップ探してくれます。
- 全国に1200店舗以上のショップと提携
- 希望すれば女性スタッフを優先的に選択することが可能
- しつこい勧誘は担当者変更や他措置も取られるため安心
そのため、HPでは保険ショップごとに女性スタッフやキッズスぺ―スの有無など、店舗情報も細かく確認することが可能。
保険相談ニアエル(旧ライフル)では保険相談所の主要な店舗はしっかり提携を結んでおり、この掲載店舗数は業界No.1の数字です。
保険相談ニアエル 利用者の口コミ
保険料が従来から高すぎることもあり、たまたまインターネットで見つけたサイトで保険の見直しを行おうと思い立った。その時のフィナンシャルプランナーはすごく熱心に相談に乗ってくれ、従来の保険はムダが多いことを知り、必要なものを見つけてくれた結果、保険料が大幅に下がった。
43歳男性 独身
店舗型おすすめランキング3位 保険クリニック
保険クリニックは、全国に約190店舗展開する保険の代理店で、約20年の歴史がある老舗代理店です。
取り扱っている保険会社数は41店舗(2019年1月現在)、大手保険会社の生命保険はほぼカバーしているので頼もしいですね。
- アフターサービスまであり、一生涯のサポートを受けられる
- 専門のコンサルタントは5つのマスター資格(家計・住宅ローン・介護・相続・年金)を所持
- キッズルームが用意されている店舗が多い
保険クリニックは、何といってもアフターサービスがあることが強みだと言えます。
相談して終わりではなく、その後についても一生涯サポートしてくれる体制があるのは心強いですよね。
保険クリニック 利用者の口コミ
取り扱う商品が多くて満足の保険に加入できました
保険を見直すために、いくつか保険の相談窓口を利用してみたのですが、勧めてくる保険商品の数が少なく、選択肢があまりありませんでした。おそらく代理店側が契約してほしい保険しか勧めてこなかったのではないかと勘ぐるほどです。
ところが、これが最後と思って相談してみた保険クリニックだけは違っていました。私が提示した保険の条件に合う保険をいくつも示してくれて、しかもその保険について私が納得いくまで説明をしてくれたのです。また、どの保険も長所と短所があること、組み合わせる保険によって短所を補い理想的な保険が出来上がることも指南してくれました。自分でこれをしたら大変な時間がかかりますが、保険クリニックのファイナンシャルプランナーの方は私のために理想の保険の組み合わせを考え手続きまでしてくれたのです。そして満足の行く保険に加入できました。
保険の相談窓口によってかなり違いがあることを実感しました。保険クリニックに行って良かったです。
保険代理店の特徴を表で徹底比較!
松葉 直隆
訪問型代理店を表で徹底比較
▼スマホは比較表を横スライドできます
代理店名 | 公式 | 取扱数 | 特徴 |
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27社 |
●取り扱い保険会社数27社 ●FPの資格取得率が驚異の97%! ●選べる6つの嬉しいプレゼント! |
44社 |
●経験5年以上等の評価項目 ●2500人以上が全国で対応 ●選べる4つの嬉しいプレゼント! |
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30社 |
●全国に約60拠点展開 ●平均業界歴11.8年のベテランFP ●選べる6つの嬉しいプレゼント! |
次に、店舗型の代理店を表にて徹底比較してみましょう。
店舗型代理店を表で比較
▼スマホは比較表を横スライドできます
松葉 直隆
複数の保険相談代理店に行くメリットを紹介します!
さて、ここまで無料の保険相談所をご紹介して参りましたがいかがでしょうか。
どの代理店を利用するか決められない場合は、納得するまで近場の窓口を順番に回ってみるのも一つの手ですよ。
松葉 直隆
気持ちが下がってしまう前に、保険代理店を複数に相談するメリットを具体的に説明しておきますね!
複数人に担当してもらうメリット
保険相談検討者
保険に限らずどの業界でも同じことが言えますが、担当してもらう人の質はやはり運という部分も無きにしもあらずです。
保険に限って言えば、保険の相談を何年もしてきている人もいれば、経験の浅い新人に担当される場合もあるでしょう。
こればかりは仕方がないことでもありますので、時間が許す限り、様々な代理店で相談をしてみることに損はありません。
松葉 直隆
複数の商品を知れるメリット
さらに、担当して下さる方によってはあなたに勧めてくる保険の商品も異なってくる可能性も十分にあります。
しかし、保険会社や保険商品は今やごまんとある時代。
同じ商品を勧めて来られるほうが稀かもしれません。
松葉 直隆
保険相談検討者
勧めて来られるからには理由があります。
あなたにとってのベストな選択肢が増えることはメリットでしかないでしょう。
長い付き合いになる保険会社と商品とのお付き合い。
損をしないためには、少なくとも2つから3つの代理店に相談をして、比較することができるとなお良いでしょう。
代理店で迷っているならまずはこの店舗へ!
ここまで、保険の見直しや新規加入を検討している方には、無料でプロに相談できる保険の相談窓口をおすすめさせて頂きました。
保険商品は何十年も払い続けるもの。当然、契約する保険会社ともそれだけ長い付き合いになるということ。
多数ある保険会社に保険商品を洗い出して比較、検討するには時間も労力も限られてしまいます。
相談窓口も今やたくさん存在する時代、もしもどこに相談しようか迷われているならば、保険ブリッジ読者にも一番人気の「ほけんのぜんぶ」を試してみてはいかがでしょうか。
- 取扱保険会社27社とトップクラス
- 競合他社の中ではNO.1の97%がFP!
- 何度でも無料で相談できる
保険のことが気になっている今こそ試すとき。
「ほけんのぜんぶ」へ今すぐアクセス!
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【必読】保険の無料相談で得するために
上記でご紹介させて頂いた保険の相談ができるサービスは全て無料となっていますが、無料だからといってどこでも良いというわけではないですよね。
松葉 直隆
取扱い保険会社の数が多い窓口を選ぶ
保険会社を1つでも多く取り扱っていれば、それだけ選択肢が増えます。
すると、一人ひとり、あるいは各ご家庭に合わせた最適な保険やプランを提案することが可能に。
逆に、取り扱っている保険会社の数が少なければ少ないほど、自社の保険を売るために押し売りに合ったりしかねません。
さらに、選択肢も狭まり、保険の相談をする意味が失われてしまいかねません。
保険会社を多く取り扱っていて、その分多数の商品も熟知している保険の相談窓口や代理店、またFPを選択して利用するようにしましょう。
キャンペーンを利用する
これまでご紹介させて頂いた相談窓口をご覧のとおり、保険の相談窓口によっては時期によってキャンペーンを実施していることがあります。
無料で保険の相談をし、そののちに簡単なアンケートに答えるだけで対象となることがほとんど。
ということはつまり、保険を勧められたりしても加入しなくても対象になるんです!
このお得なキャンペーンを使わない手はないですよね!
まとめ
松葉 直隆
しかし、個人年金保険は様々なタイプの商品が販売されており、その特徴やリスクを詳しくチェックする必要があります。