学資保険へ加入するメリットとデメリットをわかりやすく解説!

学資保険のメリットとデメリットをわかりやすく解説!

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

子供の学費を準備するために学資保険へ加入する方は多いでしょう。

しかし、その学資保険のメリットがどれほどあるのか知っていますか?

それぞれにどのようなメリットがあるのか、契約者に万が一のことが起こった場合どうなるのか?と言うところを細かく解説して、学資保険に加入するメリットを解説します。


この記事の要点
  • 学資保険に加入するメリットは、返戻率が高いこと、学資金の受取方法に多様性があること、保険契約者が死亡した場合の措置があることなど。
  • 学資保険の返戻率は101%から105%に設定されていることが多いが、年払いもしくは一括払いにすることで、更に返戻率を上昇させられる。
  • 学資保険に加入すると、年末調整や確定申告で税制上の優遇措置が受けられる。
  • 家庭に合ったプランは、ソニー生命の保険相談でプロのプランナーに無料で相談!

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学資保険のメリットはこんなにある!?

学資保険検討者

子の出生前に家内と教育資金の確保について相談しています。

その際に、学資保険を検討してみようということになりました。

学資保険検討者

学資保険のメリットはどんな点があげられるでしょうか?詳細が知りたいです・・・。

こちらでは、学資保険のメリットを簡潔に取り上げていきましょう。

学資保険の返戻率の高さ

学資保険の最大の特長はその返戻率の高さにあります。

返戻率とは?

返戻率とは、保険契約者が保険料を払い込んできた金額と、満期時に受け取れるお金の割合を言います。

例えば保険料の払込総額を100%とすれば、100%から下回れば元本割れを起こしており、100%を超えると保険契約者側の利得になります。

MEMO
学資保険に加入すれば、保険契約者側の利得になる場合が高く、この返戻率は保険料の払込方法を工夫することで、更に利得となる場合があります。

こちらについては、次章の「学資保険の代表的なメリット」で詳細を解説します。

学資保険の受取方法の多様性

学資保険の受取方法も各保険会社で工夫を凝らしています。

保険料を保険契約のとき設定した期間まで払い込んでいくと、原則として保険満期時に満期学資金として受け取れます

当然このように一括で受け取れる方法もあるのですが、保険料の払込期間中に「祝金」という形で、子が進学する度、学資金の一部として受け取れる方法もあります。

MEMO

このような受取方法ならば、進学の際に必要な入学費用や教材費に充てることができますよね。

学資保険の受取方法はご家庭のニーズに合わせ、いろいろな受取プランが設定されている商品もあります。

こちらの詳細についても、次章で解説します。

主な受け取り方法

一括受け取り 大学4年間などの年金型受け取り 小・中・高校の入学など節目での受け取り

保険契約者(親)が亡くなった場合の措置

学資保険は子がだいたい18歳になるまで、保険料を納付するケースがほとんどです。

松葉 直隆

学資保険検討者

子が0歳からコツコツ納付するなら、18年間という長期間になりますね。

全額一括での納付や、5年または10年間で保険料を払い終える方法もありますが、保険料払込期間が満期学資金の下りる直前までなら、毎月支払う保険料は無理のない金額となります(約9,000円~13,000円)。

しかし、その長い期間に保険契約者である親が亡くなってしまう事態も、全く無いとはいえません。

そんな深刻なケースになれば、保険料を毎月支払えなくなり、保険継続が困難になってしまいます。

子も進学の道を諦めることになるかもしれませんね。

MEMO

学資保険を扱う各保険会社では、このようなケースを想定し、保険契約者(親)が亡くなった場合に、以後の保険料の支払いを免除し、予定通り満期学資金が下りる措置をとっています。

これは「保険料払込免除措置」と呼ばれています。

ただし、この措置の適用条件は、各保険会社によって異なっているようです。

第3章「学資保険のもう一つのメリット」にて詳細を解説します。

学資保険の代表的なメリット

学資保険検討者

学資保険のメリットを聞いて、俄然興味が湧きました。

学資保険のメリットをもっと聞きたいです。

学資保険検討者

学資保険を利用して、より効率的に教育資金を積み立てる方法について知りたいです・・・・。

ここからは、学資保険の返戻率の高さと、返戻率をより高める方法等いついて解説します。

返戻率は概ね高い!

学資保険は基本的に積立(貯蓄)重視の商品となっています。

前述した返戻率も高く、概ね101%~105%程度の商品が多いです。

松葉 直隆

学資保険検討者

これは普通預金や定期預金で教育資金を積み立てるよりも、ずっと高い割合となっていますね。

超低金利の時代

現在は預金金利は非常に低い状態が継続しています。

普通預金の場合は金利が年0.001%~0.11%、定期預金の場合は年0.010%~0.350%と、いずれも金利が年1%に達することすら程遠い状況です。

教育資金を効率的に積み立て、受け取るお金を少しでも増やしたいならば、学資保険を利用することが非常に有効な手段となりますよね。

なお、学資保険で積み立てる際には、101%~105%程度の返戻率であっても、保険料の払込方法を工夫することで更に高めることも可能です。

松葉 直隆

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次項では、保険料払込方法・払込期間で、返戻率を更に高めるコツを解説します。

保険料払込方法・払込期間で返戻率も大きく変わる?

学資保険は毎月保険料が指定口座から引き落としされて、積み立てられていくイメージがありますね。

実際、この払込方法で満期まで積み立てる場合がほとんどと言えます。

MEMO
一方、学資保険の中には年払、一括払で払い込むことができる商品もあります。

年払、一括払の場合

確かに毎月保険料を支払う額より、いっきに大きな金額を払うので、その分金銭的な負担が増したように思われます。

しかし、トータルでみると月払で払込続けた保険料総額よりも、ずっと年払、一括払の保険料総額の方が安くなります。

松葉 直隆

払い込む保険料総額が少なくなっても、月払で払い込んだ保険料総額と同額の満期保険金が下りるので、返戻率は高まることになります。

MEMO
特に一括払(全期前納払)が可能な学資保険なら、月払保険料で104%・105%の返戻率から109%台まで上昇することもあります。

ただし、一括払(全期前納払)は数百万円単位の保険料をいっきに支払うので、家計に重い負担とならないかを十分考慮して、払込方法を決めましょう

保険料払込期間を工夫する!

学資保険検討者

年払や一括払で払い込んで返戻率を高くしたくても、家庭の経済事情も考えれば、なかなかそれが難しい場合もあると思います。
その場合、保険料払込期間を短縮する方法はいかがでしょうか?

松葉 直隆

通常、保険料払込期間は保険期間が満期となる(学資金が下りる)直前まで継続します。

その期間を10年・15年に短縮するのです。

例えば、子が0歳から学資保険へ加入し10歳まで払い込めば、毎月の保険料は通常の金額より高くなります(月払22,000円~25,000円程度)が、トータルでみると払込保険料総額は軽減されます。

MEMO
返戻率が上昇することに加え、何かと学習費が高くなりはじめる中学進学前に保険料を払い終えることができ、子の大学進学のための資金が確保できます。

学資金の受取は一括か分割か

学資保険はお金の受取方法も選べます。

前述した通り、満期保険金(学資金)を一括で受け取るだけではなく、子が進学する度に「祝金」として学資金の一部を受け取ることも可能です。

祝金・満期金の受取時期

学資保険で大学進学の際(子が17.18歳時)に、一括で受け取る方法のみならず「祝金」が受け取れるプランも選べるなら、主に子が何歳となったかで、次のように祝金・満期金が下ります。

被保険者(子)の年齢 祝金・満期金
5歳 小学校入学祝金
11歳 中学校入学祝金
14歳 高校入学祝金
17歳 満期保険金(学資金)

祝金という形で学資金の一部が下りるプランの中には、中学進学時から受け取れる商品や、幼稚園入園児から受け取れる商品まで、多様に販売されています。

注意
ただし、この受取方法だと祝金(学資金)を受け取る回数が増える分、返戻率は低めに設定されていることが多いです。

各家庭で、どのタイミングでお金を受け取れると便利か、よく検討して保険プランを選びましょう。

大学進学・学生生活に焦点を合わせたプランも

また、学資保険の中で中学・高校等に進学する度ではなく、最もお金のかかる大学進学・4年間の学生生活の費用を賄うプランがあります。

このようなプランは主に「学資年金」プランと呼ばれていることが多いです。

下りる学資金を均等に分割して、在学中に受け取るという方法となります。

大学在学中の生活費は盲点

特に地方から都心の大学へ進学した方々は、親元を離れアパートで一人暮らしをはじめる人も多いはずです。

その場合には、大学の学費のみならず、毎月の賃料、水道光熱費、食費等と生活費もかかってしまいます。

学費は親が出すものの、自分の生活費ならバイトで稼ぐという方法は、確かに社会を知る貴重な経験と言えます。

しかし、親からしてみれば、せっかく大学まで進学したのだから学業に励んで欲しいと思うのは本音と言えますよね。

その場合に、学費または在学中の生活費を賄うため、学資年金プランの活用を検討するのも良いでしょう。

松葉 直隆

学資年金プランは次のように学資金を受け取ることとなります。

被保険者(子)の年齢 祝金・満期金
18歳 学資年金
19歳 学資年金
20歳 学資年金
21歳 満期学資金

なお、学資年金方式で受け取れる学資保険の中には、大学進学時に学資金総額の1/3が下り、残りの2/3を大学在学中、均等に受け取れる商品もあります。

[sonysoudan]
ご自身やご家庭に合った学資保険やプランを選ぶのは大変ですから、ソニー生命の保険相談といったプロのプランナーに無料で相談できる代理店の利用もお勧めですよ!

松葉 直隆

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この機会に保険と向き合ってみるのも良いかもしれませんね。

学資保険のもう一つのメリット

学資保険検討者

学資保険は保険料の払込方法、払込期間を工夫することで、返戻率を更に高くできるのはうれしいですね!

学資金の受取方法も、家内と十分に検討してみます。

学資保険検討者

学資保険に加入していると、他に得することがあるのでしょうか?

親がまさかの事態になっても、子にとって安心なサービスがあれば有難いのですが・・・。

この章では、返戻率や学資金を受け取るタイミングの選択ばかりではない、学資保険のメリットを解説します。

学資保険は子のための積立が最優先

学資保険は教育資金の積み立てのために利用する保険商品です。

そのため、原則として保険が満期になるか中途解約しない限り、積み立てたお金を受け取ることができません。

一見、保険契約者にとっては不便な仕組みとも思えますが、逆に簡易な方法で引き出しやすいと次のような支障も発生します。

それは、子のための教育資金として積み立てておきながら、他の目的に流用するおそれがあるからです。

子のための資金確保に努めたくても、そのための預金をつい生活費に使ってしまう等、貯金の苦手な保険契約者(親)にとって、学資保険は特に有効な積立方法と言えますよね。

松葉 直隆

保険契約者が亡くなった!

学資保険の保険料払込期間によって、長期間にわたる支払いとなることは、既に述べた通りです。

しかし、その間にずっと保険契約者(親)が健康であるとは限りません。

松葉 直隆

不運な病気や事故で亡くなったり、高度障害状態等になったりする場合もあります。

MEMO
その場合の措置として、保険契約者の深刻な事態になったときは、以後の保険料が免除される保険料払込免除措置が適用されます。

ただし、各保険会社によって、この措置の適用条件に差異があります。

こちらでは、事例をあげて解説してみましょう。

死亡・高度障害状態はほぼ例外なく適用条件

どの保険会社の学資保険であっても、免除措置の対象になる場合とは?

「保険契約者が保険払込期間中に、死亡または所定の高度障害状態となった場合は、それ以後の保険料は受け取らない」という文言が約款等に明記されている場合です。

「所定の高度障害状態」とは、保険会社が定めた後遺障害の基準と言えますが、概ね厚生労働省が定めている「障害等級表」に則った基準を採用しているとみてよいでしょう(厚生労働省「障害等級表」参照)。

各保険会社の高度障害状態の基準について関心のある方々は、取得した保険資料や保険のしおり・約款等で確認してみましょう。

松葉 直隆

保険会社によって適用条件が緩和されていることも

注意
ただし、保険会社の中には、死亡または所定の高度障害状態に限定されず、例えば「保険契約者が不慮の事故によって180日以内に所定の身体障害状態になった時、それ以後の保険料は受け取らない」という条件で、免除措置が適用されるものもあります。

こちらは、高度障害状態のように、日常生活へ重篤な支障とまではいかなくても、保険会社が列挙する身体障害状態に該当すれば、問題なく免除措置が行われることを意味します。

払込免除特約はソニー生命の学資保険

税制上の優遇措置も受けられる

学資保険へ加入し保険料を支払えば、「年末調整」または「確定申告」の際に、税制上の優遇措置が受けられます。

生命保険料控除とは

生命保険料控除とは?

生命保険料控除とは所得控除の一つで、この控除が適用されれば所得税・住民税の負担が軽減される制度です。

生命保険料控除の対象者は、死亡保険、医療保険、介護保険、がん保険、個人年金保険、養老保険、そして学資保険に加入した人が該当します。

MEMO
この生命保険料控除には、「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」の3種類があります。

学資保険は一般生命保険料控除

学資保険の場合は死亡保険・養老保険等と共に、一般生命保険料控除枠に該当します。

所得税の控除額は次の通りです(新契約)。

年間払込保険料 控除額
~20,000円 全額控除
20,001円~40,000円 年間払込保険料×1/2+10,000円
40,001円~80,000円 年間払込保険料×1/4+20,000円
80,001円~ 一律40,000円
もし、保険契約者が一般の生命保険料控除、介護医療保険料控除、個人年金保険料控除に該当する、それぞれの複数の保険商品へ加入しているなら、各控除枠4万円まで、合計12万円まで税制上の優遇措置が受けられます。

松葉 直隆

生命保険料控除の概要は、国税庁ホームページ「生命保険料控除」でご確認ください。

控除を受けたいときは自分で申告

保険料を支払っている場合、自動的に控除されるわけでなく、保険契約者自身で申告する必要があります。

MEMO

給与所得者なら「年末調整」の際、申告書と共に、生命保険料控除証明書(10月ごろ保険会社から送付)を添付して事業所に提出します。

一方、自営業等の方々は、「確定申告」の際、確定申告書と共に生命保険料控除証明書を添付して、ご自分の納税地を管轄する税務署へ提出します。

学資保険に加入する目的や種類

学資保険検討者

学資保険は教育資金の確保のため、非常に役立つ保険商品のようですね。

学資保険検討者

では、学資保険は積立(貯蓄)目的の商品ばかりなのでしょうか?

他の保険で教育資金が準備できるかどうかも教えて下さい。

ここでは、学資保険の目的や種類、学資保険の代用にできる保険商品を解説します。

学資保険の目的

学資保険の最大の目的は、既に述べた通り教育資金の確保です。

返戻率の高さはもちろん、他の目的への資金流用を防ぐ仕組みとなっています。

松葉 直隆

しかし、学資保険は生命保険の1種であり、保険契約者(親)や被保険者(子)のまさかの事態にも、適切な措置がとられます。

保険契約者(親)の万が一の場合、保険料免除措置がとられることはもうご存知のはずですね。

MEMO

一方、保険料払込期間に子が残念ながら亡くなった場合も、積み立てたお金は「死亡給付金」として受け取ることが可能です。

学資保険には生命保険(死亡保険)としての機能も、有しているのです。

学資保険の種類

MEMO
学資保険の中には、資金の積み立て機能の他にも、子の病気やケガの治療へ金銭的サポートが得られる「医療保障」、子の死亡・後遺障害を負った場合も手厚く保障する「死亡・後遺障害保障」を特約として設定できる商品があります。

子の資金積立・保障を両立させた便利な学資保険と言えますよね。

ただし、医療保障、死亡・後遺障害保障を特約として付加すると、保険料がその分高くなり、返戻率が下がる場合もあるので注意は必要です。

一方、教育資金の積み立てというよりは、子の様々な保障に備えた「こども保険」または「こども共済」もあります。

松葉 直隆

学資保険の1種と言えますが、貯蓄性に優れた商品から、保障に特化した商品まで個性豊かな子のための保険が販売されています。

ご家庭のニーズによって、これらの保険商品の加入も検討してみましょう。

教育資金の準備は他の保険でも出来るが

教育資金を効率的に確保する方法は、何も学資保険に加入する方法だけではありません。

MEMO

ただし、各保険の特徴によって、予想外のトラブルが生じるリスクもあります。

次章では、代用可能な保険商品と学資保険を比較してみます。

学資保険とその他の生命保険の違い

学資保険検討者

学資保険の他に、教育資金の積み立てとして有効な保険商品もあることに興味があります。

学資保険検討者

この代用可能な保険商品のメリット・デメリットについて知りたいです・・・。

ここでは、代用可能な保険商品と学資保険を比較して、その利点とリスクを解説します。

外貨建て保険と学資保険

外貨建て保険とは?

外貨建て保険とは米ドル・豪ドル等、外国の通貨で積み立てたお金を運用する保険商品です。

保険契約者の選んだ通貨を発行している国が好景気ならば、その影響で利回りも良くなり、払い込んだ保険料より受け取るお金が多くなることも期待できます。

MEMO

この運用次第で返戻率が130%~140%という、保険契約者側にとって大きな利得となることもあります。

ただし、運用する通貨を発行している国が不になったら返戻率も高くなりません。

その他、外貨から円へ交換する際も手数料が発生します。

また、どんなに運用した外貨で利益を上げても、大幅な円高となっている状態で円へ交換すれば、為替の影響で結果的に大損する可能性もありますよね。

最悪の場合は元本割れを起こし、教育資金のために運用していたなら、受け取るお金が大幅に減少する事態も想定されます。

一方、学資保険なら保険契約時、既に将来受け取る金額が決まっているので、運用で大損するというリスクはそもそもありません。

松葉 直隆

そのため、外貨建て保険商品が死亡保険や、養老保険、個人年金保険であっても、投資のリスクを大きく伴う商品であることに注意するべきでしょう。

変額保険と学資保険

変額保険とは?

変額保険は、保険会社の運用実績によって保険金の受取金額が増減する商品です。

もちろん、投資対象を自分で選ぶことは可能ですが、運用が好調なら積立金が増え、不調なら減ります。

変額保険は、国内が好景気ならば運用成績も上がり、インフレ(物価上昇)に対して強い商品といえます。

一方、保険契約時から、既に受取金額が決まっている学資保険では、急激なインフレに対応することはできません。

つまり、変額保険なら受け取る保険金が国内の物価上昇を反映して多くなるので、物価上昇に伴い、大学の学習費が高額になっても十分対応できるはずです。

松葉 直隆

ただし、変額保険も国内・国外の経済情勢の影響で運用実績が悪化してしまうこともあります。

変額保険も基本的に元本が保証されないので、いわゆる「元本割れ」という事態になる場合が想定されます。

終身保険と学資保険

終身保険とは?

終身保険とは、一生涯の保障が受けられる死亡保険のことです。

保険契約者にまさかの事態があれば、死亡保険金が遺族に下ります。

ご家庭の大黒柱が亡くなっても、配偶者・子の当面の生活費はもちろん、教育資金の確保にもなることでしょう。

注意

こちらの商品は中途解約も可能ですが、一般的な終身保険は返戻率がせいぜい101%程度と言えます。

学資保険と同等またはそれ以上の返戻率を期待することは、難しい面があります。

終身保険の中には「低解約返戻金型終身保険」という商品もあります。

低解約返戻金型終身保険とは?

保険料の払込期間が終了すれと、一気に返戻率が上昇する保険です。

解約するタイミングによっては110%~120%程度の返戻率が期待できる死亡保険です。

注意
ただし、学資保険のように、祝金が受け取れるプランや、学資年金が受け取れるプランが設定されているわけではないので、ご家庭で教育資金を必要している時に、必ずお金が下りるわけではありません。

また、保険料の払込期間中に、教育資金が必要になったからと中途解約してしまうと、わずかな解約返戻金しか戻らない場合もあるので注意が必要です。

[sonysoudan]
学資保険を含め、どの生命保険がご自身やご家族に合っているか、プロのプランナーに無料で提案してもらえる「ソニー生命の保険相談」に相談してみるのも一つのテですね。

松葉 直隆

学資保険の注意点

学資保険検討者

一見、返戻率の高そうな保険商品であっても、それなりにリスクは存在するのですね。

元本割れという事態は絶対に避けたいです。

学資保険検討者

学資保険に加入する際の注意点を教えて下さい。

この章では、学資保険へ申し込む前に留意すべき点を解説します。

受け取るお金は約束されているが

前章でも述べた通り、学資保険では保険契約時に受け取るお金を設定します。

そのため、その設定したお金は保険が満期になれば満期保険金(学資金)として、必ず受け取ることができます。

この点は保険契約者にとっては安心ですよね。

注意
しかし、保険契約を締結した後、保険金受取時期までの間にインフレが発生した時は、国内の物価上昇についていけないリスクが考えられます。

そうなれば、契約当時、大学進学の際の資金として十分賄えるはずの金額だったのに、大学の学習費が高くなって、受取時期になってこの金額では不足してしまうというデメリットもあります。

そのため、学資保険の他にも定期預金等で、子のための教育資金を貯めておく方が良いでしょう。

松葉 直隆

子の健康と学資保険

子の病気やケガも、成長するにつれて必ず発生するアクシデントといえます。

病気・ケガの治療には公的医療保険が適用され、原則3割自己負担で治療可能です。

ただし、長期の入院で有料の病室を利用したり、保険適用外の自由診療を受けたりした場合、その費用は患者側が全額自己負担しなければいけません。

MEMO
保険適用外のこれら医療サービスは高額化する傾向があるので、学資保険へ加入すことに加え、民間の医療保険や、前述した「こども保険(共済)」へ加入し、事前に治療保障を備えておくことが大切です。

子の人生は予定通りに行かないことも

ご夫婦にとっては、学資保険へ加入し子を大学まで行かせてやりたいと思われていることでしょう。

しかし、子は高校卒業後に早々社会人となりたい場合もあるはずです。

そんな時は子の願いを優先させてあげるべきでしょう。

仮に子が大学へ進学しなくても、満期保険金(学資金)は契約通りに下ります。

松葉 直隆

ただし、もう学資金として必要なくなったという理由で、据え置きすることを保険会社に申し出ても、ナカナカ認めてもらうことは困難です。

MEMO
大学進学の資金として使わなくなった以上、子の入社祝いや結婚祝いの資金とする等、別の活用法を考える必要があります。

子の教育資金の相談について

学資保険検討者

そうですね。子の進路は、やはり子が最終的に決めないといけません。

学資保険検討者

教育資金の確保の方法や、学資保険の相談をしたい場合、頼りになる専門家はいるのでしょうか・・・?

最後に専門家への相談方法、相談サービスについて解説します。

保険会社の担当者と相談

MEMO

保険会社に学資保険を申し込む際には、基本的に代理店等でその手続きを進めることとなるでしょう。

一方、保険会社によっては、保険や教育資金に関して深い知識を有する専門の営業担当者と対面し相談や助言を受けながら、手続きを進める場合があります。

この方法なら、事前に学資保険の疑問点をうかがえるので安心ですよね。

ただし、専門の営業担当者といえども自社の商品を売り込みたいばかりに、強引な加入を促す人がいるかもしれません。

保険申込希望者としては、やはり中立公正な立場からアドバイスしてくれる専門家に意見を聞きたいものですよね。

松葉 直隆

次項では、ファイナンシャルプランナーについて解説します。

ファイナンシャルプランナーと相談

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナーとは、保険、税金、金融商品等の知識に精通した有資格者です。

相談者の収入・ローンの状況、家族構成を考慮し、適切な教育資金の積立方法をシミュレーションしてくれます。

もっとも、ファイナンシャルプランナーの資格を有する人は、保険会社やその代理店にも多いですね。

MEMO

しかし、中には独立して個人事務所を経営している(独立系)ファイナンシャルプランナーもいます。

彼らなら公正中立的な視点から、教育資金の確保をアドバイスしてくれることが期待できます。

相談料は有料で時間制や、月額制、定額制等をとり、料金は各事務所によって異なります。

無料保険相談サービスの活用

学資保険の保険選びに迷われている方々もいることでしょう。

MEMO

その場合に気軽で便利な相談窓口として、「無料保険相談サービス」があります。

この相談サービスは何回相談しても無料なので、学資保険の知識を得る目的で来店しても良いでしょう。

このサービスにはお店で相談を行う「店舗型」と、担当スタッフが直接ご自宅や指定場所で相談に応じてくれる「訪問型」があります。

ご自分の都合に合わせて利用してみましょう。

なお、相談サービス内容は店舗型も訪問型も差異はありません。

松葉 直隆

[sonysoudan]

まとめ

学資保険には返戻率の高さ、お金の受取方法が選択できる等、様々なメリットがあります。

一方で、インフレに対応できない点や、払込期間によって金銭的負担が多くなることも念頭に、保険選びを是非検討してみましょう。

松葉 直隆

[sonysoudan]