学資保険をおすすめしない理由をわかりやすく解説!デメリットも把握しよう!

学資保険おすすめしないデメリット

記事監修者紹介
松葉 直隆 大学卒業後、損保ジャパン日本興亜代理店の保険会社にて5年以上勤務し、年間100組以上のコンサルティングを行う。  その後、2016年6月より保険のドリルをはじめとする保険媒体の記事監修を務める。

学資保険は子供の将来に向けた有効な貯蓄方法の一つですが、決してメリットだけでは有りません。

返戻率の高さなど、魅力的なところも多いですが、おすすめできない理由も多くあります。

この記事では、学資保険のデメリットや子供に対する保障という観点から本当に学資保険が良いのか?と言うところを解説していきます。

この記事を読んで、学資保険が本当に必要なのか?自分が求めているものなのか?と言うところを判断してください。

この記事の要点
  • 学資保険加入のデメリットとして、学資金が下りるタイミングが決まっている、被保険者の年齢制限がある、インフレに弱い、子どもが大学に進学するとは限らないということが挙げられる。
  • 子どもの病気や怪我などといったもしもの場合に備えて、医療保障に備えることが重要。
  • 学資保険の返戻率は101%から105%ほどのことが多いため、支払った保険料よりは多くのお金が返ってくる。
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学資保険はデメリットが多い!?

保険加入検討者

一見、学資保険は普通預金や定期預金よりも、貯蓄性に優れているような気がします。

保険加入検討者

なにか学資保険には、見過ごせないデメリットが存在するのでしょうか・・・?

まず学資保険で想定される数々のデメリットについて解説します。

決まったタイミングでしか学資金は下りない

ほとんどの学資保険では、満期保険金(保険が満期になったとき下りるお金)を17歳または18歳で設定できます。

つまり、一括で受け取ることを設定すれば、一気に積み立てた保険金を受け取ることができます。

松葉 直隆

また進学祝金制度のある学資保険なら、次のように学資金の一部が受け取れます。

被保険者(子)の年齢 学資金
5歳 小学校進学祝金〇〇万円
12歳 中学校進学祝金〇〇万円
15歳 高校進学祝金〇〇万円
18歳 満期保険金〇〇〇万円

保険契約時には、このような事例のみならず、大学進学・在学中に分割して学資金が受け取れる、「学資年金」という受取方法も選べます。

ただし、いったん契約してしまうと、保険の受取時期、受取方法を変えることは極めて難しくなります。

MEMO

つまり、学資保険は任意のタイミングで積み立てた保険料を現金化することが不可能なのです。

保険契約者が、今お金が必要という理由で中途解約すれば、「解約返戻金」という形でお金を受け取れます。

しかし、確実に元本割れ(支払った保険料よりも受け取るお金が少ない)という事態になります。

そのため、学資保険はお金の流動性が極めて低いと言えます。

被保険者(子)の年齢制限、厳しくない!?

学資保険は特に被保険者(子)の年齢制限が、非常に厳しいことへ注意しましょう。

松葉 直隆

ほとんどの学資保険は、子が満6歳まで年齢上限と設定しています。

共済の学資型の保険では13歳まで加入できる商品もあります。

注意

年齢制限ギリギリで学資保険へ加入すると、それだけ毎月の払込保険料の負担が大きくなってしまいます。

また、学資保険の中には満1歳が年齢上限と定めている商品もあり、保険選びに手をこまねいていると加入できなくなるおそれもあります。

被保険者の加入年齢の上限は、各学資保険によって大きな差が生じる部分となっています。

学資保険はインフレに弱い

学資保険は保険契約時に設定した保険料払込期間まで、保険料をコツコツ支払っていきます。

当然支払いは日本円です。

当たり前と言えば当たり前なのですが、決められた保険料を払い込んでいきます。

注意

そうは言っても、現在のお金の価値と、学資金の下りる時点のお金の価値は、全く同じと限りません。

たとえ加入した学資保険の返戻率は高くても、受け取れる満期保険金は契約通りの金額が下りるため、物価の上昇に対応できないというデメリットがあるのです。

当然ながら物価の上昇に影響され、入学金・授業料も高額化する可能性があります。

その変化に残念ながら学資保険は対応できず、下りる満期保険金で入学金・授業料をすべて賄うという予定が、大きく狂ってしまうおそれもあります。

予定通りに進学するとは限らない

ご夫婦が子の大学進学のためと、コツコツ積み立てた学資金ですが、親の希望とは違い、子が高校卒業してすぐ社会人となることもあります。

子の進路を決めるのは、やはり子自身なのですからやむを得ないことと言えるでしょう。

この場合でも、保険契約時に設定した通り満期保険金は下ります。

ただし、「今は下りるお金が必要ないから、受け取る時期を延長したい。」と申し出ても、その変更を認めてくれる学資保険は非常に少ないのが現状です。

そのため、大学進学時の入学費用等ではなく、別の使い道を見つけて使用することになります。

松葉 直隆

貯蓄よりも子供の「もしも」に備えるべき!?

保険加入検討者

前述の学資保険をおすすめしない理由に納得しました。

子が成長するにしても、必ずしも大学に進学したいとは思わないかもしれませんよね。

保険加入検討者

他にも、学資保険をあまりおすすめできない理由があれば教えて下さい・・・。

続いては、医療保障と学資保険について解説します。

子の医療保障も大切!

注意

子の成長のために必要なのは、教育資金ばかりではありません。

この病気・ケガの治療に関する保障も検討しなければなりません。

子が入園・入学をすれば集団教育・集団行動を行わなければいけません。

その際に、校内でインフルエンザ等が流行れば、健康に問題の無い児童も感染するおそれがあります(集団感染)。

このような病気は重症化するおそれもあるので、入院治療に時間がかかることも考えられますよね。

また、体育の時間や部活動ともなると、運動の最中に骨折等の大ケガを負うことも考えられます。

これらの病気やケガをした子に十分な治療を受けさせるのも、親の義務と言えますよね。

そのため、医療保険への加入は、子の健康ためにも必要不可欠な備えとなります。

松葉 直隆

保障を付帯すると返戻率が下がる

学資保険の中にも、特約として医療保障を設定できる商品があります。

MEMO
医療保障の内容としては、入院治療を行った場合の入院保険金、手術をした場合の手術保険金等が設定され、申し分のない金銭的サポートが期待できます。

一見すれば教育資金を確保しつつ、子の病気やケガにも備えられて安心な学資保険と言えるかもしれません。

ただし、子の医療保障を付加すると、その特約を付加した分保険料が高くなり、その結果、返戻率が下がる可能性もあります。

せっかく効率的な教育資金の積み立てを意図したのに、元本割れが起きる事態となれば、わざわざ学資保険を選んだ意味が無くなってしまいます。

このような状態になる前に、しっかりと医療保障を付帯した場合の保険料・返戻率を見積もって、保険に加入するかどうかを決めるべきです。

松葉 直隆

公的な保険だけで大丈夫?

「でも、子の医療費は公的な健康保険制度だけで十分に保障されるだろ?」と、思う皆さんも多いことでしょう。

我が国の公的医療保険制度

確かに日本の公的医療保険制度は、世界に類をみないほど手厚い保障と言えます。

国民健康保険または健康保険で、乳幼児から高齢者まで公的給付が受けられます。

年齢等によって1割~3割の自己負担で、保険診療が受けれる点は安心できますよね。

注意

患者として入院治療を受ける際、公的保険が適用される病室(いわゆる「大部屋」)ではなく、有料の病室を利用した場合、その利用代金は「差額ベッド代」として、全額自己負担となります。

また保険適用外の治療は「自由診療」として、こちらも全額自己負担となってしまいます。

このような医療サービスを子が受けなければいけない時、家計の負担は予想外に大きくなることが懸念されます。

こども医療費助成制度はあるが

一方、全国の市区町村では「こども医療費助成制度」を設け、子が一定の年齢になるまで、医療費の全額または一部が助成する措置をとっています。

しかし、この制度は申請を必要とし、子の年齢条件はバラバラで、世帯の所得制限を行う等、市区町村でその助成内容・条件が大きく異なります。

そのため、ご夫婦でこの制度を利用したい場合には、お住いの市区町村の申請内容・条件を十分確認して手続きを行いましょう。

松葉 直隆

やはり民間の医療保険は必要!

前述したように、公的な医療保険、助成制度にも限界はあります。

そのために、子の治療へ医療保障を備えることは必要となってくるでしょう。

MEMO
生命保険会社の医療保険では0歳から加入できる商品があったり、児童の医療保障を対象にした「こども保険」も盛んに販売されたりしています。

ご両親には、教育資金の確保と医療保障の充実、支払保険料のバランスを意識して、ご家庭に合った対策を立てることが求められます。

学資保険は有効な貯蓄方法なのか?

学資保険のデメリットや子供の保障について解説しましたが、ここで学資保険の基本的な考え方について少し解説していきます。

効率良く貯蓄をするのが目的ですが、教育資金には一体どれだけの費用が掛かるのか、そして学資保険はどのようなメリットが有るのか?を少し見ていきましょう。

松葉 直隆

教育資金はどう貯める?

ご夫婦が気になる教育資金の目安ついては、文部科学省により進学先が私立と公立で、大きな差の出ることが公表されています(文部科学省生涯学習政策局政策課「平成28年度子供の学習費調査の結果について」作成)。

MEMO

幼稚園から高校まで全て公立に通った場合なら約540万円、全て私立に通った場合なら約1,770万円と、3倍以上の差を指摘しています。

また、大学4年間の学習費も国公立・私立とで大きく異なり、国立は約259万円、公立なら約267万円、私立は約544万円が目安となっています。

幼稚園~大学卒業までの教育資金を検討すると、2,000万円以上のお金が必要になるケースも十分考えられます。

そのため、貯金だけでこの費用を賄えるのか、かなり疑問に感じた皆さんも多いと思います。

この多額に上る教育資金の確保のため、着実かつ効率的な積立が必要なのは間違いありません。

学資保険のポイントとは?

MEMO
学資保険は、保険契約時に子が何歳になったらお金(学資金)を受け取るかを決め、払込期間にコツコツ保険料を支払い積み立てていく保険商品です。

学資保険へ申し込めば、保険が満期になるか中途解約しない限り、原則としてお金を受けとることはできません。

そのため、子のために積み立てたお金を、他に流用することは回避することができます。

また、保険料の払込期間中に、保険契約者(親)が亡くなっても、ほとんどすべての学資保険に、「保険料払込免除措置」が付帯されているので安心です。

保険料払込免除措置とは、保険契約者(親)が死亡または高度障害状態(※)になった場合、以後の保険料は免除され、学資保険が予定通りに下りるという措置です。

松葉 直隆

ただし、この免除措置の条件は各学資保険によって、若干異なることもあります。

次項では、預金の場合と比較した、学資保険の返戻率について解説します。

(※)高度障害状態:重度の後遺障害のことで、例えば両目の失明、手足の欠損・機能喪失、寝たきりで常時介護を要する等、深刻な事態を指します。

預金するよりは良いけれど

教育資金を貯める方法としてまず最初に思いつくのは、学資保険への申し込みというより、普通預金や定期預金へ預金することだと思います。

預金しても金利が

確かに、定期預金へ預金するならせっかく貯めた教育資金を、他の費用へ流用することが難しいので安心です。

しかし、問題は定期預金の金利です。

注意

定期預金の金利は非常に低くなっており、0.20%くらいならば高い方と言われているのが現状です。

普通預金に限っては、預けておくことのみがメリットと言われています。

金利を利用した効率的な貯蓄は、普通預金はもちろん定期預金でも難しくなっているのは事実です。

学資保険なら

一方、学資保険の場合ならば返戻率は約101%~105%が期待できると言われています。

この返戻率とは、支払った保険料と比較して受け取れるお金の割合がどの位になるかを意味します。いわば預金で言うところの金利と似たようなものです。

例えば返戻率が100%なら、支払った保険料分と同額のお金を受けとれることを意味し、この割合が100%を超えるならば保険契約者側が得をします。

松葉 直隆

こうしてみると、学資保険で教育資金を積み立てた方がお得と言えますよね。

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しかし学資保険には先ほど紹介したデメリットもあります。

それでは、学資保険以外に貯蓄を目的とした保険はないのでしょうか?

外貨建て保険はハイリスク・ハイリターン!

保険加入検討者

学資保険に申し込まない選択をしたとしたら、どんな保険で子の教育資金を積み立てれば良いのでしょうか?

保険加入見当者

積立に最適な保険商品があれば、是非教えて下さい・・・・。

ここでは、外貨建て保険について解説します。

あまり馴染みがないという方も多いと思いますが、返戻率の高さは他の保険とは比にならないくらい貯蓄に向いている保険と言えますが、注意点も多い保険ですので、内容をしっかりと理解しておくようにしましょう。

松葉 直隆

外貨建て保険のポイント

外貨建て保険は、保険料の払い込み・保険金等の受け取りを米ドルや豪ドル・ユーロ等の外貨で行う商品です。

松葉 直隆

この保険に加入すれば、学資保険ではないので、子を被保険者にすることもなく、年齢上限の範囲が狭くなるということはありません。

一方、「保険契約者自身が外貨を使用して運用するのか心配。」と、不安な方々もいるかもしれませんね。

しかし、保険契約者がわざわざ外貨を取得して保険に充てるわけではなく、保険契約を締結した保険会社が、払い込まれた保険料を元手に運用することになります。

MEMO

外貨建て保険は、円建ての保険と比較して返戻率が高くなる傾向があります。

ただし、外国の通貨で運用する以上、その通貨を発行する国の経済状態の良し悪しに大きく影響されるのも事実です。

その通貨を使う国の経済状態が良好なら利率は上がり、経済状態が悪化すると利率は下がる事態になります。

外貨建て保険の利点はココ!

外貨建て保険の最大特徴は、為替相場の変動により大きな利益を得ることが期待できる点です。

円安は好機!

保険契約時より、保険の満期時や解約時に円安となっていると、受け取る保険金額等は増加します。

また、何らかの理由で日本円の価値の下がる事態があれば、無理に外貨を円貨へ替える必要はありません。

外貨で資産を保有しておけば、ご自分の資産の保全に有効な手段となります。

MEMO
外貨建て保険商品の中には、日本円が不安定な時、外貨による資産運用で得た利益を据え置く措置をとり、日本円が有利になった時、安定した時に、円へ両替を行うサービスを設定している商品もあります。

タイミングによっては140%近い返戻率も!

外貨建て保険は貯蓄というよりは、投資のための保険商品といえます。

そのため、絶妙のタイミングで満期になったり、解約したりすれば返戻率は140%近い金額が下りることも期待できます。

その絶好の機会を逃さないため、常に為替変動に気を配ることが大切でしょう。

松葉 直隆

外貨建て保険の注意点

外貨建て保険はタイミングによっては大きな利益を得ますが、そのリスクも無視できません。

やはり為替変動はクセモノ!

注意

円安の場合とは反対に、保険契約時より、満期時や解約時に円高となってしまった場合は注意が必要です。

なぜなら、受け取る保険金額等は減少することになるからです。最悪の場合、元本割れを起こす事態も懸念されます。

とはいえ、保険契約満了時期の為替相場がどうなっているか予測するのは至難の業です。

子の教育資金として利用したいならは、だいたい保険契約から10年、15年後で保険料払込期間を設定することが多いでしょう。

しかし、10年、15年後の為替相場がどうな状況になるかは、誰にもわかりません。

外貨建て保険で大混乱?

返戻率の高さが最大のメリットの外貨建て保険でしたが、特に高齢者をはじめとした保険契約者と、外貨建て商品を扱う保険会社との間でトラブルが続発する事態になりました。

主なトラブルの原因は元本割れの事態になったことですが、保険契約者側がそのリスクを十分理解せず、保険会社側も利回りの良さをとりわけ強調したことが、混乱を余計大きくしたものと考えられます。

外貨建て保険(養老保険)で「学資プラン」を設け、積極的に販売していた保険会社では、このような影響もあり、販売を取りやめる事態になっています。

松葉 直隆

外貨建て保険は複雑な内容

外貨建て保険は円建て保険以上に仕組みが複雑で、保険料の投資運用や円に両替する場合にも手数料がかかります。

MEMO

内容を把握しないまま、ただ「儲かる。」という理由だけで安易に加入するのは避けるべきでしょう。

まずは、保険契約者がメリット・デメリットを十分納得した上で、加入を検討しましょう。

低解約返戻金型保険は安全な保険か?

保険加入検討者

外貨建て保険は大きな利益を得られて、保険契約者へ有利になるかもしれませんが、運用次第で元本割れになるのは避けたいです。

保険加入検討者

もっと安全で返戻率が高い保険商品はあるでしょうか・・・?

ここからは、低解約返戻金型保険のポイントと注意点を解説します。

外貨建てと比べると返戻率は低くなりますが、円建ての保険ですので解りやすい保険となります

低解約返戻金型保険のポイント

低解約返戻金型保険とは、保険料を払込期間中に解約すると、返戻金(受け取るお金)が低くなるものの、毎月の払込保険料を割安にした生命保険(死亡保険)のことです。

低解約返戻金型保険では、学資保険の代用を想定して、契約年齢が1歳から加入可能な商品もあります。

MEMO

払込期間が満了すると返戻率の急激に上昇する特徴があります。

低解約返戻金型保険には、「終身型」と「定期型」の2種類があります。

特に、貯蓄を目的とするなら「終身型」が非常にお得です。保険期間が限られている定期型とは異なり、死亡保険としての保障が一生涯続き、保険金を据え置けば返戻率は上昇します。

低解約返戻金型保険のメリットはココ!

こちらでは低解約返戻金型保険のメリットを解説します。

低解約返戻金型保険をシミュレーション

オリックス生命 ロゴ

ここでは、オリックス生命の終身保険RISE(ライズ)の保障内容で見ていきましょう。

  • 保険契約者・被保険者:30歳男性
  • 低解約返戻金型保険タイプ:終身型
  • 死亡保険金:200万円
  • 月々の保険料:13,149円
  • 保険料払込期間:10年
年齢(経過年数) 保険料払込累計額 解約返戻金額 解約返戻金額
40歳(10年) 1,583,280円 1,534,600円 96.9%

上記の表では保険料の払込期間終了直後ですので、返戻率は96.9%になっていますが、1年後の41歳以降になると返戻率は急激に上昇し、子が15歳になる頃にはおおよそ110%程度となります。

各保険会社の低解約返戻金型保険が、全てこのような返戻率の推移とはなりません。

また現在では低解約返戻金型終身保険で、保険料払込期間を10年で設定できる保険会社はほとんどありません。

この保険は、保険会社にとって危険な商品であるために、短期払い済みの契約を止める保険会社が続出したことにより、学資保険の代わりとして活用できる保険がオリックス生命の保険ぐらいです。

また返戻率だけを比べても、学資保険と大きな違いがない場合もありますので、大学入学時にまとまった金額を用意したいなど明確な目標があれば活用するのも良いかもしれません。

松葉 直隆

[sonysoudan]

教育資金として使う機会が無ければ老後の資金にも

もちろん低解約返戻金型保険は死亡保険ですので、ご自分のまさかの事態には、配偶者・子の生活資金として役立ちます。

また、子の進学資金のつもりで貯めていても、結局使う機会が無ければ、ご夫婦の老後の資金として、返戻率が最も高くなった時に解約して受け取るのも良い方法です。

松葉 直隆

このように、使い勝手が良いのは低解約返戻金型保険、特に終身型の特徴と言えます。

低解約返戻金型保険の注意点

この保険の注意点は、保険料払込期間中に解約をすると「損」をすると言うことです。

この保険の特徴として、保険料払込期間中の解約返戻金を7割程度にすることで、保険料を安くする仕組みとなっていますので、保険料払込期間中に解約をしてしまうと、支払った保険料の7割程度しか戻らず、大きな損をしてしまうと言う事です。

そのため、何が何でも支払っていける金額で保険契約をするのが大前提になります。

MEMO
万が一保険料の支払いが困難になった場合や、一時的にお金が必要だという場合には、「契約者貸付制度」と言うものがあり、保険会社にお金を借りる事が出来るので検討してみましょう。

ただし、契約者貸付はあくまでも「貸付」ですので、利息も発生します。

この利息も決して安くはありませんので、この制度を活用する場合は慎重に考えるようにしましょう。

専門家に相談したい場合

保険加入検討者

低解約返戻金型保険型終身保険に大変興味が湧きました。

家内と検討してみたいと思います。

保険加入検討者

でも、私たち夫婦は保険の素人だし、身内や友人に保険の知識を持っている人は誰もいません。

是非、教育資金や保険の知識に精通した専門家の意見を聞きたいのですが・・・・。

第6章では、ファイナンシャルプランナーや、無料保険相談サービスの利用について解説します。

代理店の担当者は良いけれど

MEMO

保険会社の営業担当者や、代理店の担当者は、保険の知識が深くいろいろと皆さんの質問に乗ってくれるはずです。

保険会社によっては保険のアドバイザー的な、より専門知識のある営業担当者を養成している所もあります。

担当者と対面して申込手続きを行う場合には、頼もしい存在と言えますよね。

しかし、このような担当者が対応したにもかかわらず、特に外貨建て保険ではトラブルが続発してしまいました。

やはり、自社の商品へ申し込むか迷っている人に、都合の良い情報しか伝えない担当者もいることは事実です。

松葉 直隆

そのため、中立公正な専門家の意見を聞いたいものですよね。

ファイナンシャルプランナーへ相談!

MEMO
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、相談者の方々ために保険、教育資金、老後の生活資金の総合的な資金計画を立て、充実した人生設計の実現を提案する有資格者のことです。

気になるファイナンシャルプランナーへ相談する場合の料金は、実のところ法律で「1時間〇〇〇円」というように定められているわけではありません。

そのため、ファイナンシャルプランナー側が自由に相談料を設定しています。

また、相談形態は多様で、相談料は1時間あたりの金額を設定するケースまたは月額〇万円、年間〇〇万円など、定額制・顧問制をとるファイナンシャルプランナーもいます。

MEMO
独立系(ようするに個人事務所を構えた)ファイナンシャルプランナーは、中立公正で、相談者の年収やローン等の現状も加味した、教育資金の確保の方法、保険の選び方をアドバイスしてくれます。

子の教育資金の確保のトータル的な助言(保険に限らず各金融商品の情報、積立のコツ)を必要としている場合、有益な回答が期待できるはずです。

[sonysoudan]

無料保険相談サービスはどう?

主に教育資金の確保に適した保険商品を探しているなら、「無料保険相談サービス」を利用するのも良いでしょう。

最近、急速に拡大した無料保険相談サービス

最近は駅前や駅ビル、ショッピングモールでも店舗を構える業者が増えました。

こちらは「無料」である以上、何度相談しても何時間相談しても無料でサービスを受けられます。

松葉 直隆

そのため、相談者は気軽に保険の相談ができます。ただし、予約をしないと店内が混んでいることもあるので、いきなり来店しても待たされるかもしれませんね。

担当スタッフは保険知識の豊富な方々がほとんどです。

しかし、特定の保険商品をゴリ押しするスタッフも中にはいるようです。

そんな時には、相談を切り上げ別の店舗で相談を受けても、もちろんOKです。

店舗に行き難いなら

都心であれば特に駐車場の関係で、無料保険相談サービスのお店に立ち寄り難い人もいると思います。

また、ご自宅からお店まで結構距離があると、やはり来店も億劫になりますよね。

そんな時は「訪問型」の無料保険相談サービスを利用しましょう。

松葉 直隆

当然こちらを何度利用しても無料です。

その他、交通費のようなお金も請求されません。

サービス内容は店舗型と全く変わらないのでご安心ください。

MEMO
「自宅が散らかってて、訪問されるのはちょっと…」という人は、自宅近くのファミレスや喫茶店で相談しても問題ありません。
[sonysoudan]

まとめ

教育資金の確保は、普通預金・定期預金だけ、学資保険だけ、低解約返戻金型保険型終身保険だけで備えるのは得策といえません。

普通預金等もシッカリ活用

資金確保のための保険に加入しつつも、子の学習机や教材費等を賄える程度の資金は、普通預金で貯めておいた方が進学の時期に慌てないで済みます。

若い新婚のご夫婦で共稼ぎなら、将来の資金として蓄えるために双方のボーナスや給与を交互に、生まれてくる子のための貯金として蓄えておくのも良い工夫と言えます。

また、この時期に低解約返戻金型保険型終身保険へ加入しておけば、子の出生時、資金確保に大慌てすることなく、着実にお金を積み立てることが可能ですよね。

松葉 直隆

ご夫婦片方だけの独断で決めない

資金確保は、ご夫婦のどちらかだけが熱心になっていても大きな効果は得られません。

事前に、お二人でどのように積み立てるのか話し合って決めていきましょう。

MEMO

各ご家庭に合った方法で、家計も踏まえながら子のための資金確保を行うことが重要です。

その他、この病気やケガの治療保障も教育資金の確保と同じくらい慎重に検討し、まさかの事態に備えることも大切です。

 

[sonysoudan]